今日の市況(2013年)(2013年06月26日)
かたる:前から米国の出口戦略や新興国からの資金転換は予期していたのですが…意外に弱い市場展開だと思っています。日本が世界市場の中で一番恵まれているのに…。何故、米国や中国の動向を気にするのか、よく分かりませんね。だんだん以前の相場展開に市場心理が戻りつつありますね。甘利大臣や岩田副総裁の談話は、市場原理主義者とは思えません。幸い安倍さんや黒田さんが発言した内容ではないので、まだ救いはありますが…彼らにしても市場原理の意味を知っているのかどうか、疑わしいのです。もともと金融緩和は誰にでも出来る愚策です。本来は此処まで追い込まれるほど、希望を国民から奪った責任を痛感してなくてはなりません。それを「逐次投入ではなく適性」と表現し、逃げているようにも感じられますね。これでは動揺する市場を押さえる事が出来るのかどうか…。米国の住宅市況は12.05%の上昇だとか…。完全に信用創造の仕組みを回復させています。日本はどうでしょうね。いくら世界で一番恵まれた環境にあっても、不退転の決意が無いようでは不安がよぎります。甘利さんの発言や昨日の岩田さんの発言はショックです。
もともと衆議院の定数削減は困難なのでしょうが、野田さんの指摘にもかかわらず真摯に取り組んでない安倍さんの答弁は、往年の自民党政権そのものです。本来、市場論理からすれば、そろそろ新しい動きが出るべきタイミングです。本格的な回復は秋以降で良いのですが、少なくとも期待感を感じさせる動きが出なくてはなりません。この大事な時に、重要な政策担当者が市場を軽視する発言をするのは、外人投資家にとって不安を感じさせるものです。この辺りが相場の腰を弱くしているのでしょう。如何にも自分が正しく、市場が間違っていると言っているのは、「カタルの失敗」を見ているようです。カタルは自分自身の考えに自信を持っています。市場の先が見えるからですね。概ね予想通りに動いているのですが…自分自身の資金力がない為に、どうしてもリスクヘッジの動きをせざる得ません。昨日は仕方なく、最近買い増しした分を外した次第です。最近は損切りが増えています。なにが「市場は次第に落ち着く」だ…。期待感の無い市場に、明日はないですからね。日銀のリートの購入額に余裕がないから、リート市場は下げているのですね。日経新聞の報道が事実なら、リート市場は下げませんね。だって米国のように、これから年率で10%も上がるのです。今はまだらで確かに、浅草は9%上昇しましたが、特殊要因で他には下げている所が多いのです。
既に調整から1カ月が経過し、通常は動きが出て来なければなりません。ところがどうでしょう。市場の人気は小型株だけの有様ですからね。本来はアベノミクスの成長戦略を感じる銘柄が主力株になる筈です。昨日述べた大林などは注目されますね。カタルは熊谷組を支持していますが、動きが全くありません。PFIやPPPは時代を背景にする民活の象徴なのですね。だから不動産や建設は日本再生の筋銘柄とも言えますが…非常に危うさを感じています。市場解説者は目先の上海市場などを、気にしているのでしょうが…本来は関係ありませんね。中国は債権大国であり短期金利の上昇はいろんな見方が出来ます。ある人の解説によれば、中国では「シャドー・バンキング」のシステムがあり、その仕組みの発展を削ぐ為の、中央の仕掛けだと言う解説がありました。
つまりこういう事ですね。中国では銀行以外にやみ金融が発達しており、銀行からの正規の融資が融資目的の設備投資などに使われず、又貸しされている部分が多いと言うのです。また民間人が個人で融資をする場合もあり、その闇金融が発達していると言うのです。それを間接的に取り締まる為に、短期金利が上昇していると言うのですね。実態は分かりませんよ。本当に銀行が目先の資金繰りに困り、不良債権が積み上がっているから短期の資金で自転車操業に陥っているのかもしれません。こんな事は推測に過ぎませんからね。流石、ユダヤですね。彼らはどちらに転んでも儲かる取引をします。要するに人間心理に陶酔やパニックを与えれば儲かる訳です。そのような百戦錬磨の連中を相手に仕掛けられたのが1985年のプラザ合意からの金融緩和によるバブルで、そうして崩壊です。宮澤さんや三重野さんは、非常に優秀な方ですよ。その方々がミスを連発するのですね。それが失われた時代です。ユダヤの百戦錬磨のメディア操作など優れたものですね。メディアの報道を信じては駄目なのですね。裏を読まねばなりません。
さて連日、動揺する市場ですが、これは戦略でしょう。何故ならば既に調整が完了する間際に悪材料が出て叩かれているからですね。カタルは依然、二番天井説を支持しています。だからこの安い場面は、やはり買いなのでしょう。7月の日銀金融政策決定会合で黒田さんが反応してくれると考えています。株価が安いので無理して、憶測で行動する必要はありません。実際の行動を確かめてからでも充分ですね。カタルの失敗の多くは、正しい政策状況を前提で、行動することです。しかし現実は間違った選択を連発してきました。故に「失われた時代」になったのですね。柳井さんのメールを紹介したのは、無策を続けた政治の決断力の無さを嘆いたのです。さて今日は暗い予測になりましたが、メディアの宣伝に踊らされてはなりませんね。
さて今日の市場は…あらら…僕の感じている通りの展開のようですね。何と底の浅い市場でしょう。目先筋ばかりが、新興株に動いているからこのような展開になるのでしょう。既に26日で、まもなく2カ月になります。不動産株に至っては3か月が経過するのに…目先筋の投げが止まりませんね。野村リートは比較的に株価を保っていますが、個人が信用で値惚れ買いしているケネディクスは、株価が崩れています。
最近のカタル銘柄は、個人の信用買いが多いようで…。よくカタルの真意を理解しているのかどうか…基本は秋まで休みなのですよ。のんびりして下さいね。小遣い稼ぎのつもりが大ヤラレでは、本番の上昇が始まった時に、種銭もなくなりますよ。さてカタルの一貫推奨の007も、やれやれ、折角、ポイントをクリア途端に、大幅安ですか…。やはり裏付けが見えない株は、腰が弱いですね。夢が幻想に見えるのでしょうね。故に株価が下がると途端に投げが入ります。まぁこの値動きが魅力だと言う人も居るでしょうが…安定して欲しいものですね。上海の昨日は、たくり足ですか…。今日は止まるかどうか…もともと習近平主席の手腕を試さないと、市場は納得しませんからね。アメリカン・ドリームならぬチャイナ・ドリームの提言は、どういう意味を成すのでしょう。ただ外部要因に揺れること自体が、既に敗北の空売り市場を示していますね。カタルは昨日、米国の出口戦略と中国の短期金利の動向を載せていること自体が、敗北なのでしょう。本来はスマート・コミュニティーの話しやPFIなどの新展開の話しすべきなのです。
007はここに来て、ルネサスのMPUにSQLが採用されましたね。この意味をカタルなりに推測しますか…。このSQLはビッグデータの処理に利用できると考えています。もともと大規模なデータ処理をスマフォなどの端末でする事ではなく、簡単な検索などが出来ればいいわけです。ダウンロードしたデータを何処にしまったか?とか…、それを効率よく探せればいいだけの話し、007のSQLは、既に多くのデジタルカメラに採用されていますね。パナソニックやオリンパスなどに…。WiFiの技術も、もともとは任天堂向けのDS向けのものです。しかしユビキタス時代が、家電の操作などにスマフォが使われ、間もなくテレビのリモコンなどは、一つにまとめられるでしょう。全てスマフォが代用するようになります。その主要技術となるから村田のモジュールに採用されたのでしょう。現在はこの部品供給は月産で2800万個だと言われています。しかしスマフォだけではありませんね。双方向に必要な筈ですね。QBの未来は家電がソフトで動いているから…、全ての家電はリナックスなどのソフトを応用して稼働しています。それに適用しているから、007に夢が生まれるのですね。確かに現時点では夢に過ぎません。まだ開発され利用されているのは、カーナビなどの機種だけですからね。技術的にも他の方が優れているかもしれません。しかし大企業が続々と採用するという事は、やはり使いやすいのでしょう。
ここで僕らは、良く間違いを犯します。技術が優れているのが良いと勘違いするのですね。だからテレビやスマフォでも、何でもそうですが必要でない機能が沢山あります。使わない機能などが沢山ありますね。007の組み込みソフトは、何れも軽いと評価されているようです。容量が少なくてすみ、機能がそれで十分だからですね。適材適所と言う言葉がありますが、何も優れている技術が、一番だと言う訳ではありません。特に汎用品に至っては、目的が達成されればそれで充分なのですね。おそらく最新のMPUなどにも採用されるという事は、既にデファクト・スタンダードを手に入れているのでしょう。全ての家電に007の組立ソフトが採用される日が、来るかも知れませんね。夢は広がるのです。背景を理解してなくては、みんなが崩れている中で切り返しはしないでしょう。事実、沈んだままの銘柄は、たくさんあります。別に買い煽っている訳ではありませんが、カタルが継続的に1株でも良いから現物で…と言う意味を、理解して欲しいのですね。安い時に株は買うものです。さて宣伝の効果はあるのかな? 現在は222000円ですね。高くなったら熱くならず、安くなったら熱くなってください。常に未来と見つめ…夢を抱きたい。

投稿者 kataru : 2013年06月26日 11:26