未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年06月19日)

かたる:新興株の調整波動から1か月以上が経過し、早いものは反騰の狼煙を上げ始めたようです。カタルは日本経済の回復に欠くことが出来ない「信用創造」と言う仕組みに的を絞った「ケネディクス」4321と言う不動産の銘柄に期待しています。日本経済は長い間、生活に潤いを欠いていました。売りたくても売れない土地などは、最たる代名詞でしょう。不動産が収益還元法価格になり5%もの収益が期待できるのに、依然として下がり続ける不動産価格は、現状の金利環境を考えれば、やはり異常です。すっかりデフレ概念が人々に浸透したのでしょう。田舎の土地などは全く売れず、価格などないのと等しいのです。固定資本形成に依存を続け、成長を続けた咎めが、まだ続くのでしょうか? 日本は長らく公共事業投資と言う固定資本形成に依存し続けてきました。1985年のプラザ合意が分岐点だったのでしょう。その後も必要のない投資に依存してきました。ジャパンアズNO1と言われる時代以降も、多額の公共投資を続けてきた結果、諫早やヤンバダムの議論に発展しました。三ちゃん農業の生活を確保するために、建設業の育成を続け、農業の基盤を失ったのです。農閑期に生活を支える為に、親父は出稼ぎに行くのですね。

この仕組みは、ある意味で有効に機能しましたが…。しかし途中で政策転換を図ることが出来なかったのです。結局、本当の意味での構造改革は先延ばしされ、時間を掛け人々の心に諦めを生んだのでしょう。いったい農家の平均年齢は、いくつなのでしょう。所詮、お金など紙くずです。戦後の混乱などを考えるとわかります。人間の生きる根源は、お金でなく食べものですからね。現金などは田舎で生活すれば、あまり必要ないのです。今でも日本のGDPに占める消費比率は、米国に比べ少ないですね。米国が70.1%なら日本は61.2%となっています。この水準は先進国で一番少ないのだとか…。WSJの記事の中で書かれていました。日本と米国の消費支出の比率は60と、70と言うのは前から知っていましたが、先進国で一番、低いとは知りませんでしたね。この原因の根源にあるのは肥大化する官僚機構の存在なのでしょう。国民も自立していませんね。何かあると直ぐに政府頼みで陳情を繰り返します。それを餌にする政治の実体は、ある意味で中国共産党と同じ構造です。だから川重のような事例も生まれるのでしょう。軍隊なら軍法会議ものです。上官に逆らうなんて…滅多にない事です。

グローバル化は「公平・公正」が基準になっています。日経新聞を読むと、一面にはTPPやFTAの文字が踊りますが、一方では金融庁の独自基準だそうです。なにが、独自なのでしょう。それならば国際舞台の場で、独自基準を正々堂々と主張すれば良いのです。グローバル時代になっても官僚の特権を主張する構造が、村論理の際たるものでしょう。クラウドソーシングのグローバル時代を迎え、早く政策当局も自己改革をしないと、折角の復活の機会を2006年のように再び失うことになります。ダヴィンチの創業は1998年8月なのですね。既にバブル崩壊の処理は、あの時に付いていたはずです。市場原理からすれば、その後も続いているギャップの拡大は、急速に修正されるはずです。だから「ケネディクス」の株価が注目されるのです。市場原理の出発点から遅れる事、実に15年の歳月はアベノミクスと言う正常化により、一気に修正されると考えています。信用創造は非常に大切なキーワードですね。

今日のケネディクスの株価は高寄りにより、初めて第一関門を突破しました。ケネディクスの次の関門は57000円、その次の60800円です。ここをクリアすれば本格的に買い始めても良いのでしょう。動きに注目していてください。しかし…目先は、まだ早いですね。基本的に目先筋は、相場の天井で活躍するのですね。ディーリングは常に人気株に群がります。まだ調整波動からの脱出は確認されていません。昨日は三菱UFJのデッドクロスを予想しましたが、大型株ほど調整には時間が掛かります。基本的に時間の概念は非常に大切です。何故、カタルが新興株の整理に先行するケネディクスを選択したのか? それは4月の初めに既に不動産株の多くは、調整入りを他の株に先駆け行っているからです。1か月、早いからですね。順番からすれば、先ずは不動産、次に新興株、そうして一般株となる筈です。大型株は調整に時間が掛かることを考慮すれば、やはり本格的な上昇は秋以降なのでしょうね。

日経産業だったかな…村田の好調ぶりが書かれていましたね。スマフォへの需要に増産投資をしても追い付かないと…なっていました。連続の増産投資を余儀なくされているようです。今日の日経新聞にはシャープのセンサーの話が登場していました。この時期に、何故、007は急騰を始めたのでしょう。村田との提携発表で、買いだとカタルは前から述べており340500円で買ったのですね。未だに評価損率が持ち銘柄の中で一番です。「先ずは1株を買って、2倍になったらまた一株を買って、村田との提携が発表されたら1株買い、そうして黒字化したら、また一株を買え」と述べ、何れも現物での投資を薦めていました。394000円と2010年に付けた高値と並んだ途端に、半値以下に急落し急騰するパターンの解は…。思いつくのは一つの可能性だけです。振り落されないでくださいね。現時点で、あまり株価を煽る書き方はしたくないのですが…ある可能性が存在しますね。WiFiモジュールの月産は2800万個だと言いますが…この発表と株価の整合性のある解とは…。しかし…いくら強気のカタルでも、この発想は、今は信じられません。しかしビートルズのマネージャーのブライアン・エプスタインが見事な演出を施したから…、ビートルズは世界に羽ばたくことが出来たのでしょう。チャート上は、未だに反騰は確認されていません。今日、仮にストップ高しても残念ながら届きませんね。25万をクリアし285千円をクリアできるなら、より可能性は鮮明になりますが…。

さて四季報の数字が浸透し始めてきました。どうでしょう。業績の変化率が高い企業は、なかなか見当たりませんね。カタルは前から述べています。株価が一番大きく動くのは…赤字から黒字への転換期だと述べています。次に復配の時期なのですが…。損益分岐点の考え方を思い浮かべると、この理屈は分かりやすいですね。それぞれの会社には固定費が掛かります。設備などの償却費や人件費など…要するに赤字から黒字に転換する際が損益分岐点で…一番、ワクワクする瞬間です。現在投資しているカタル銘柄の多くはこの範疇にあります。007もそうですね。黒字になるかどうか…。

しかし効率投資を狙うカタル君は、常にハイリスクを選択します。何故なら、貧乏人は限りない変化率を追求します。僕の人生はいつもその選択でしたね。歩合セールスなど所詮は浮き草です。年収が100万円から1億円の世界ですからね。カタルは何れも経験しました。月給の最高水準は2700万だったかな?あの時は月間手数料1億を目指していたのですが…達成できませんでしたね。実はカタル君、ある先輩を憧れて上京したのです。彼は亡くなられたマックの藤田商店が、一番のお客様でした。その先輩の水準が、月間1億円の手数料だったのです。しかし手数料の値下がりも影響していたのでしょう。上限がカットされましたからね。その仕組みの中で1億円を達成することは出来ませんでした。最高は7000~8000万ラインだったと思います。

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まぁ、そんなハイリスクを求めるカタル君は、業績でも常に変化率を重視します。そのなかで先週から掲げているNこと、日本写真印刷7915は、赤字から見事な黒字への変身を遂げるはずです。フォトリソグラフィ工法を用いた新型のタッチパネルの需要は多く、売り上げ規模が前期の431億円から825億円へ、今期中に倍増すると言う5月27日付の記事に惹かれたのですね。日経産業新聞の記者が、どの程度、裏を取っているか知りません。おそらく北國新聞が25日に掲載した記事のパクリでしょう。四季報では6月となっており、僕はその文を引用しましたが、北國新聞によれば7月から段階的に稼働させるとなっており、任天堂の絡みもあり10月にフル生産に移行されるようです。更に注目は韓国との関係にも進展が期待できるかどうか…。しかしこの変化率は見事ですから…株価は今後、折に触れ注目されるでしょう。現在は14円高の1726円ですね。

さて、どうなりますね。調整波動から間もなく1カ月が経過し、そろそろいろんな銘柄が動き出す時期ですね。下値はまだ完全に確認されていませんが、カタルは既に買う量を増やし始めています。はたして夏に向け、サマーラリーが期待され、衆議院選挙に絡み2番天井から横ばい波動に移り、秋には新高値更新となる理想的な展開を迎える事が出来るかどうか…間もなく、開始される2番天井への模索は、今後への展開に影響を与えますから、意外に重要なのでしょう。

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投稿者 kataru : 2013年06月19日 11:44