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今日の市況

今日の市況(2008年03月06日)

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かたる:遅くなったので簡単に…
NY市場はアムバックの増資が15億ドルと言うことで、事前の30億ドルより少なく失望をかったといいます。一方、ISMの非製造業のNMIは49.3と事前予想の46.5よりよかったので、株は上がったといいますが、自立反発の域を出ないのでしょう。米ヤフーのAOLとの提携が話題になっています。日本のヤフーも一時ストップ高したけれど、引けには売りに押されていますね。全体では商社が強く、丸紅も続伸しています。銀行や不動産は自律反発の範疇、相変わらず目先筋と先物の動きで相場の先行き、強気を唱える向きはかなり減っている様子です。

NY市場の動きに注目しています。果たして12000ドルのラインを維持できるのか?18日かな? FOMC後の動きがどうなるか見ものです。グリースパン時代とバーナンキの時代に、仮に0.5%の金利の引き下げをすると、過去にないスピードの利下げを実行している事になります。昨年の後半から利下げし1月には緊急利下げもしているので、この影響がどの段階で現れるか? モノラインの資本注入など、金融機関に資金が継続的に入るのかどうか? 1-3月の決算は、4月の後半から5月に発表が行われ、ダメ押しがあるとすればここでしょう。あるいは、それまでに相場が上がっており、押し目の位置になるのか? それとも…。 

一方、中国ではやはり物価高と人件費の高騰で採算ラインが上がっており苦しくなっているといいます。前から言っているように1月より施行されている労働契約法が問題になり始めているようです。このようなことを考えると、原油高などの資源高から来るデカップリング論は薔薇色には無理があるように感じます。そうなるとある程度BRICs銘柄が戻ったとしても、新高値を更新するのは無理なのでしょう。しかし、この結果が判明するのは今秋以降なので、当面は強く見ても、相場はボックス相場を抜け出せない。新高値を追うのは無理がありますね。いくら強気の私でも、時間が必要なのは分かります。

しかし新高値の相場が無理かと問われれば、ありえるのですね。あるとすれば、今年の後半から来年にかけてでしょう。アメリカのリセッション予想が一時的な展開になることですね。しかし…常識からみて原油価格の100ドル時代を、新興国が乗り切れるのかどうか? やはり疑問が湧くわけで、中程度の成長が一番、望ましいかな? この可能性はかなり高いと考えています。サブプライム問題から始まった流動性不足から、日本のリート市場も下降現象ですが…夏ごろは買い場なのでは?と予想しています。やはり私は強気なのですね。アメリカのリセッションも短期で終ると思っているし、中国の景気ダウンも予想の範囲と考えているのです。

本来なら、このような環境なので好業績のネット株など新興銘柄が賑わう環境ですが…買い手が存在しないのです。サイバーAのように筋が入っている銘柄は強いですが他は全滅ですね。二番手として期待している銘柄は、本日の読売新聞に好材料が掲載されていました。果たして、この持ち合いを綺麗に放れる事ができるかどうか? 非常に興味があります。好業績銘柄は限られており、人気が持続するかが焦点でしょうね。少し奥歯にものが挟まった解説ですが、理解できたでしょうか? まぁ、早い話が分からないわけです。しかし今は強気なのです。来週のNY市場は頑張ると考えています。

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投稿者 kataru : 2008年03月06日 23:24