株好き父さんのための

Take IT Easy!

IT用語は南蛮渡来(2005年04月24日)

家族からITってどういう意味? 何の略? InterneT(インターネット)? て聞かれました。Internetってあーた、普通は先頭文字と最後の文字を組み合わせたりはしませんよ。ITは、Information Technology(インフォメーション テクノロジー) の略で、日本語で言うと「情報技術」ということになります。ITという言葉は比較的新しい言葉で、だいたい1998年くらいから使われていたように思います。ちょうど、インターネットが一般に普及し始めたころですね。
ではそれまでは何と言っていたかというと、コンピュータ技術 とか 通信技術またはネットワーク技術 とか 個別の技術名で言っていました。それが、インターネットの普及でコンピュータとネットワークが融合したことにより、この2つの技術を総称して情報技術、ITと呼ぶようになったようです。
素直に日本語で「情報技術」って言えばいいような気がしますが、なにせ、情報通信の世界は、アメリカ主導ですからアメリカがITと言ったら日本もITなんです。ITの世界で日本が主導になって世界標準を作るなんてほとんどないのが現状です。DVDの規格くらいかな、思いつくのは。ゲームやアニメのように日本発信というものが欲しいですね。そういうわけで、IT用語は英語を使うか、それをカタカナにした用語が使われています。

コンピュータ、パーソナルコンピュータ、CPU、メモリ、ハードディスク、ディスプレイ、キーボード、マウス、ネットワーク、インターネット、ブロードバンド、ルータ、CD,DVD、プリンタ、メール、プロバイダ、ソフトウェア、アプリケーション、データベース、クリック、ドラッグ ...

あーきりがないね。これでは、年配の人には難しいですよね。でもこれを無理やり日本語にするとさらにわかりにくいので、やっぱりこのまま憶えるしかないですね。

「個人用電子計算機を買って、さっそく相互接続通信網に接続したよ。まだ、入力鍵盤器や鼠の使い方に慣れなれてないんだ。適用業務が少し遅いのは、やぱり内部記憶装置が256MBだからかな。固定磁気記憶装置は160GBついているからまだまだ余裕だよ」

ね、かえってわかりにくいでしょ。

このように、IT用語はほとんどずべてが英語のせいか、IT業界には、やたらと発表や会話の中に英語を交えて話をする人が多いです。

「われわれのセクションのファースト・クオーターのレベニューをマキシマイズするためには、これまで以上にカスタマーのリクワイヤメントに対してクイックなレスポンスが重要になってきます。シビアなターゲットがセットされていますが、皆さん個々人のベスト・パフォーマンスに期待をしております。そして一丸となってカスタマーをドライブしていきましょう。」

なんていう説明を聞いたことがありますが、もうこうなると病気ですね。国籍不明の異星人です。せめて、英語はIT用語だけにして、他は日本語を話しましょうね。念のため、さきほどの文章を翻訳しておきましょう。

「われわれの部門の第一四半期の売上を最大限伸ばすには、これまで以上にお客様の要求に対して迅速に応えることが重要になってきます。高い目標が設定されていますが、皆様個々人のすばらしい業績に期待をしております。そして一丸となってお客様を引っぱっていきましょう。」

デンの今日のTake IT Easy :IT用語はほとんどが英語ですが、そのまま憶えましょう
レイジーの今日のおとぼけ:私がカスタマーをドライブしていったらみんな死んじまいます。