未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年07月05日)

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かたる:NY市場は建国記念日だとか…。米国は世界のおまわりさんを自負し、覇権主義を貫いています。昨日の「ホワイトハウス」(暖めかえしの米国のドラマ)でも、イデオロギーの話が登場していました。主義主張を重んじることに、命を賭けて戦ってきました。ベトナムからイラク、アフガンと…。でも、何だったのでしょうかね。ソ連の侵攻から始まったアフガニスタンは、当初、ソ連への対抗組織としてアルカイダを支援した米国は、今では敵対を続け、何の為の軍事介入なのか…。イラクも同じ疑問を感じます。折角、アフガンに増兵したのに、成果がないまま、財政悪化の為に削減するのですね。

仮に、米国のおせっかいがないとすれば、世界の治安は悪化するのでしょうか?
軍事的な戦争から、現在はGDPを争う経済戦争なのでしょう。鉄道車両の特許問題を見ていると面白いですね。日本も嘗ては同じ道を歩んできたわけで…中国の事を非難できるのかどうか…。その川重は下げ波動を返上し、株価波動が完全に変わったようですが…。日本株は1万円を前に、悩ましい株価水準になってきましたね。錦の御旗を求め、大義名分を付けて、昔の人は自らの行動を正当化させました。帝の要請により…軍隊を京都へ進めましたね。

相場も一緒ですね。単なる値動きだけの上下は、人々の心を惹きつけることはできません。故に相場の骨格が、必要になります。世界の中で日本が、どのような発展の道を歩むのか?バブル期の長い反省期間は、歴史上に稀に見る現象でしょう。それまでは「ジャパンNO1」と日本の成長が讃えられ、官僚組織の優秀さが話題になっていました。この震災を切っ掛けに、日本人はどのような価値観を共有するのでしょうか? ここが新しい日本のテーマなのでしょう。

トロ:分かった、分かったよ。理屈屋さん。やはり新社会資本整備銘柄が、日本のテーマ相応しいと思っているわけだ。

時代や:面倒だな。大義なんか関係ないよ。株は値動きが全てさ。

かたる:昔は野村証券が相場のテーマを作成し、株価操作を行って日本の市場経済を創ってきたが…日本と言う村社会は実力主義ではなく、組織論を優先してきたね。所謂、村論理だ。経団連を脱退した楽天は卑怯だよね。僕は、昔、ヤフーよりずっと高評価で一時はかなり推奨したこともあるが…。三木谷と言うのは税金を払わずに自分達の勢力を拡張させている。過去、同じ経営手法を採用したのは、西武だね。堤さんたちも同じ形態で成長してきたが、最後は…皆さんも知っているように崩壊した。その点、ソフトバンクは公共株と言う立場もあるが…税金を払っているから社会に貢献し評価できる。

話しは飛んだが、株式投資の成績が悪化しているのも、競争原理が働かない仕組みにしているからだね。規制により新規参入を妨げている。当初の運用資産は100億未満で、参加者が100名未満なら、申請されれば、全部、自由に競争をさせればいいんだね。ただし受け渡しは、信託銀行を利用させれば不正は出来ないだろう。そうすれば、優れた奴らが生まれ、市場原理がより確かな形になるね。金融庁が「規制から振興へ」方針転換したなら、是非、一任勘定取引の運用緩和をして欲しいものだね。

トロ:昔からの夢だな。ファンドが誰でも簡単に興せれば、市場は活況になるだろうね。

かたる:うん。所詮、素人は株の事は分からないからね。いちいち、説明する手間が省けるよ。基本的に上がる銘柄なんて決まっているよ。

時代や:良く言うよ。いつも失敗しているくせに…。

かたる:うん、否定はしないよ。でもカタル銘柄の多くは一時的に下がっても上がっているよ。まぁベンチャリは例外だったけれどね。例えば、メリルの推奨で上がっているアメリカ野郎〈ユニデン〉は新高値だね。何故、このように時間がずれるのかな? 僕が手掛けたのは4月から5月にかけてだよ。不思議なことだよ。僕と同じようにベトナム工場の収益を見ての推奨だろうが…。今の壁は、この時間的なズレだね。上がる株は分かるし、確実に上がってくるのに…。

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時代や:そうだね。新高値だよ。お前が投げた後に、下げたら買っておけば、必ず儲かるようだね。ところで今日は何をしたの?

かたる:難しいよ。中央突破は、休まずに上がっているから非常に強いが…。でも一本調子に上がり続けるほど、相場は強くはないだろう。日立のトラウマがあるからね。よってゲリラを考えており、午前中は売ったけれど、下げてきたので、また買い直したラウンドワン。何しろ一株当たりの純資産は829円もあるからね。あとはアノマリーで、007かな? 戸田工業もそろそろ来そうだし、アジア投資もそう見えるね。要するに、夏はゲリラで勝負のような気もするよ。

でも…論理的な整合性は日立から銀行の路線だろうね。馬鹿にしているが、きっと、いつの間にか上がっている展開が続くのだろう。今の相場は日立のトラウマだよ。大相場と言うものは非常にゆったりと動くのだろう。理由は買っている投資家層が違うからだろうね。日銀の資産デフレ対策から窓口指導、そうして金融庁の「規制から振興へ」の方針転換は最後の大物投資家の心を捉えたのだろう。僕はそう考えているよ。

市場ではバーゼルの基準だとか、東電の連動性などが指摘されているが、的を得てないよ。やはり日本国のデフレ脱却が総資産の大きな銀行の株価を押し上げているとみるべきだろうね。そうすると建物や松屋が動いている背景も分かると言うものだね。さて、場はあと40分だね。今日はこの辺で…。

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投稿者 kataru : 2011年07月05日 15:32