今日の市況(2011年03月28日)
かたる:期末と言うことで、市場には大きな動きがなかったね。外人投資家も大きく動いてないようで、市場全体は膠着感に包まれている感じだね。でも重要なことはスタンスの違う外人が参加していることだね。一説によれば、短期筋が降りて長期筋が買い始めていると言うからね。需給バランスが大きく改善するよ。
時代や:ところでカタルの見通しは正しいもんだね。たしか…若築建設を空売りしたんだよね。
かたる:何度もしつこい奴だな。お前は…空売りして損をして買い戻したの。
時代や:でも今日も大幅安で下がってきたみたいだよ。だから…さ。必ず、カタルの言う方向性に株価が動くと言いたいわけよ。でもカタルは自分の理想を目標株価に据え、株が上がっても、推奨し続けるから問題なんだよ。たしか失敗したベンチャリも最初に聞いたときは100円台の株価だったよね。その後、500円台まで上がったわけで、やはりすごいよ。
かたる:人を馬鹿にしているのか? お前は…。ひとの古傷にたっぷり塩を塗ってくれるね。どんな魂胆があるんだか、知らないが…失敗ばかり責めやがって…。
時代や:でも本当の事だもの。みんな一旦は上がるんだよ。でも折角、株価が2倍になっても、3倍になるとか、5倍になるとか言い続けているから、おかしくなるんじゃないの?考えてみれば、うまくカタルの性格を利用すれば、大儲けできるわけよ。その大化け狙いの精神が、時代に合ってないと言うか…
だって昨年のマツダは、たしかに良いところがほとんどなかったが…自動車関連はアーレスティーにしても、鬼ゴムにしても2倍近くに上がっているよね。今回のAOCだって…石油資源開発は良い狙いだったよ。別に責めているわけじゃない。本当にうまいものだと感心しているわけよ。
トロ:おいおい、カタルは困った顔をしているよ。まぁ、本当に当たり続けているなら、借金を抱えたりしないよ。やはり3流だから、この世界で生きていけなかったんだよ。でもある意味では評価もされるかもね。独創的な感覚で一定の理解は得られるよ。今回の株式教室やコラムを読んでも可能性は否定できない。でもスーパー成長サイクル論に発展させるのは、やはり誇大妄想だよね。でも好条件が重なれば…あるかもしれないね。
かたる:鰹節は二番だしも使えるらしいが…、おいらはインスタントだからね。まだまだ本物の投資家とは呼べないね。でも土曜日の日経新聞を読んだ瞬間に「やった!」と思ったね。
時代や:どういう事?
かたる:スクリーニングをどういう設定にしているか詳しく見てないが、東電に続き今回の震災で2番目の下げだったね。震災前と震災後の株価比較だけれど…。
トロ:あぁ、社長の談話が載っていた、何だっけ?イタリヤ野郎じゃないな。メディッチか…あまり隠語を使わなくても良いと思うけれど…その話だね。
かたる:うん。僕の想定より被害額が膨らむね。でもそれと同時に計画を再び見直すと述べていたよ。更に日経が初めて…世界一と報じていたね。多くの市場参加者は僕がいくら世界一の車の半導体の会社だと述べても誰も信じてくれないが、日経新聞が書くと真実だと思って信じるからね。実は日立の日立オートモティブシステムズは、エアフロー・センサーで世界シェアは60%なんだって。意外でしょう。日立は電車もすごいんだよ。
あまり話題にされないが、これだけの震災が起こったけれど、新幹線の事故は報告されてないよ。あれだけ高速で走っていたのに脱線も起きてないね。すごい技術力だよ。メディッチは今期から来期が変革期に当たるんだね。僕は日産自動車のリバイバルプランと比較しているが、かつて鉄鋼業界も大きな組織改革を実行し、人員を削減したね。人に手を付ける改革は、その企業にとって一大イベントで長い歴史の中で、いずれも一時の出来事だよ。多くの場合、そこが転機になり会社が大きく変わるね。
時代や:でも…カタルの想定も超える大幅な赤字を計上するわけだから、株は買えないんじゃないの?
かたる:株は利益や財務の高を買う訳じゃないよ。どちらが評価されると言えば、変化率が株価となって表れているわけで、企業がどの程度、変化しているか?…に注目した方が良いね。一株利益が100円の会社が120円になるより、一株利益が赤字から黒字になり一株利益が30円、50円と変化する可能性のある企業の方が市場で注目を浴びるね。
だから、おそらく新しいスター株は、今回の震災にあって被害が出た企業のなかで、劇的に立ち直る過程の企業が注目されると思うんだね。日本もすごいな。…あの震災を克服して赤字から黒字に転換したよ。しかも世界一になった。すごいね。…って、外人投資家が株を買うと思うんだね。だから今回はメディッチに賭けてみたいね。
トロ:やはり…おいらには、お前のハイリスク感覚に付いて行けないな。まだ被害額も分からない段階で、どれくらい痛んでいるのか…分からないんだよ。そんな段階で投資する気にならないよ。
かたる:株は…ね。分からない時に買って、分かった時に売るんだよ。分かった時には、株価が2倍になっているよ。だからトロのような慎重派が高値の株を買ってくれるわけだね。
トロ:いくら何と言われても…「安物買いの銭失い」と言う言葉があるよ。ボロを掴まされないうちに退散するよ。
かたる:まぁ、見ていてよ。日経新聞が取り上げたことで、俄然、注目度がアップするからね。だってメディッチは日本そのものだよ。日立に三菱、NECだからね。やはり総合力で復興銘柄のシンボルに育つ可能性を秘めているね。
輝くか? 復興の星、メディッチ!
時代や:秘めている。なんど…その神秘的な言葉に騙されたことか…でも確かに一理あるなぁ~。また騙されてみる価値があるかも…株価も低いし…どうしようかな?


投稿者 kataru : 2011年03月28日 15:47