未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年)(2012年09月05日)

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かたる:市場ではQE3に関心が集まっています。雇用の回復が緩慢な為に更なる刺激策が必要だと言われていています。それでも「HSBCの米国のチーフエコノミストであるケビン・ローガン氏が説明しているように、バーナンキ議長はこれまで2回の量的緩和でGDPを約3%押し上げ、200万の雇用を創出したとし、いずれも量的緩和がなければ起こり得なかったと考えている。」とのコメントを引き出すくらい、バーナンキ議長は職務を全うしているのでしょう。問題は最近出された国連食糧農業機関などがコメント発表したように、米国で干ばつが続き穀物価格が高くなっている背景です。もともと新興国のGDPが上がると日本と同じように肉を食べるようになります。肉を育てるには大量の穀物が必要になります。必然的に食糧問題はこれからの大きな課題になりますね。日本では物産や丸紅などは穀物メジャーと比べれば格差は歴然としていますが力を入れている会社ですね。QE3が切っ掛けになり、更なる高騰路線に突入するかもしれません。注意を要します。(期間の長いチャートは此方から…)

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選択には二面性があるもので効用と弊害が付き物です。リスクとリターンの関係ですね。無理をすれば必ず歪みが生じます。これが世の中の常ですね。プロのガイドの山登りの歩き方を見ると非常にゆっくりと歩きます。此方が嫌になるぐらい、ストレスが貯まるほどゆっくりと歩きますね。兎と亀の話を思い出します。でも安全を考えれば、初歩的な必然性なのでしょう。もしトラブルが起これば安全性が失われますからね。先ずは安全が第一なのでしょう。

何故、こんなことを話題にするかと言えば…カタルの発想パターンは必ず最善を模索するからですね。行動を起こす基準としてベストを考えてそれに向かって行動を起こします。だから失敗したらどうするか?…と言うリスク概念が全くなかったのです。故に一昨日だったかな?中国のコラムで過剰生産設備の問題を取り上げていましたが…その話は沿岸部の話で内陸部は違うし、長沙市の10兆円の公共事業の話をあまりにも過小評価しているとあのコラムを読みました。最後にさらっと触れていましたが…地方都市が10兆円規模のインフラ整備をするというのですね。10兆円ですよ。国家のレベルなら理解できますが…地方都市の話です。まぁ、人口700万人と言いますから東京より小さな規模でしょうが…昔は日経批判をしていましたね。日経新聞の記者は清貧思想の塊だと考えて憤慨したことでしょう。メディアのあのような書き方が日本人をマニュルアル人間になるように再教育していると批判したことでしょう。

面白いものですね。挫折を経験してみて考え方と言うのはある程度、変化するようです。物事には二面性があり、自分には負の見方がかなり不足していると…自分自身の分析をするようになります。この年になって自分の性格がだんだん理解できるようになってきましたね。世の中は広いのです。さて、そろそろ行動を起こす時期が近づいてきましたかね。相場は予想通り安くなってきました。でもNY市場がもっと安くなると思っていたのに…違うのですね。不思議です。デッドクロスの話題が市場解説に載っていましたが、今年7月に何故か反転したのですね。私はこの転換が理解できませんでした。7月25日でしたね。今の下げはある程度、予測の範疇の動きです。今日は高いソフトバンクもそろそろ疲れていると考えています。考えてみると面白もので…誰かが株価を操作しているようにも感じていますね。ハニーズもそうですし…金融株は安いのにアコムは頑張っていますね。昨日だったかな?オリコが人気になっていましたね。50円台まで売られたのはビックリしていましたが…やはり、いつの間にか株価は100円台に復帰したのですね。こう考えると基本的に駄目な相場環境ですが…工夫次第ではある程度、利益を上げられるように感じてもいます。ただ市場の動きは非常に緩慢です。いつの間にか…の時間的な流れなのですね。

面白そうだな…と感じるいくつかの銘柄を、丹念に下値を拾い、待つしか方法は考え付きません。しかし大概、面白そうだと…感じるのは下落過程なのですね。気持ちが長続きしないのです。時間的な調整に慣れてないのか…この気持を維持できないのでしょう。ユトリがないからでしょうね。生活にユトリがあれば時間的な概念などどうにでもなるのです。もっと下がればいいのです。しかし買いたい銘柄がそれほど下がるかどうか…。僕がお気に入りの銘柄はやはり銀行かな?先日紹介したJ・TECなども興味をそそられます。しかし東邦チタンなどの動きを見ると偽物なのかどうなのか分かりませんが、市場には奥深さがまだまだ足りませんね。全体の構造も非常に緩やかになってきましたが、まだ下に向かっているようにも感じます。つまり需給バランスはまだ完全にフィットしてないのでしょう。単純平均株価がジワリと切り上がる時期が来ていると思ってはいますが…まだ足りないのでしょうか? 

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投稿者 kataru : 2012年09月05日 10:32