未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年05月23日)

かたる:今日は金融政策の話を…少ししようと思います。銘柄などより、このようなマクロ的な話の方が重要なのですね。株価は個別株要素と市場原因の外部要因により形成されていますが、日本が長年、この外部要因が悪く政策の方向性が間違っていました。その為に失われた時代が、バブル処理を切っ掛けとして生まれたのです。ようやく2003年に改善され株価が上昇しましたが、2006年に日銀が間違いを犯し、政策も郵政民営化の逆戻りなど…既得権力集団が巻き返しを始めました。それがライブドアなどの事件となって表面化したのでしょう。実は1988年にリクルート事件が起こり、バブルは崩壊し権力構造が転換を迎えています。何故か…この二つの事件は、互いに共通性が強いように感じています。

さて、バーナンキ議長は緩和政策を継続するとか…。思い出すのは2006年のマネタリベースの激減です。日銀はまだ経済が安定してないのに、勘違いをして緩和姿勢を転換しています。この動きと海外発の金融危機が重なり、再び泥沼に向かったのが2000年後半の動きですね。如何に政策が大切か分かります。株をやっていれば、政治動向に関心を持ち、時の権力者が、どのような考え方なのか? 非常に大きな影響を受けることがわかると思います。菅直人が辞任する前に、自然エネルギーの法案を通過させました。その為に太陽光発電が儲かる為に、一気に需要が起きましたね。カタルは昨年、このことに着目して、いち早く数多い銘柄の中で「サニックス」を選択して、カタル銘柄としました。昨年、4月27日の今日の市況を読めば、分かるでしょう。IRNETでは過去の記事も見られます。左の「過去の市況」から見られます。現在は2008年からの市況分が見られるようになっています。

最近メールを貰い「007」って、何?という問い合わせを貰う事があります。おそらく新しい読者なのでしょう。疑問などが出てきたら、トップページの画面に戻り、下の方にIRNET内のサイトのみを検索する事も出来ます。そうすると、たぶん時間順に並んでいるのだろうと思いますが、関連する文字が検索できますね。過去に遡れば、必ずどこかで解説してありますから…命名の由来なども含め、書いてありますね。僕はあまりコロコロと考えを変えません。多少の変更はありますが、基本はいつも一緒ですね。昨年、5月頃にサニックスを買っておけば、およそ5倍程度の成果が得られたはずです。カタル銘柄はこのような成果は一般的ですよ。逆に倒産する銘柄もへっちゃら…に選択していますね。それぞれが、自分の力量内で選べば、いいだけの話です。今でも惜しいと思うのは、ダヴィンチの上場廃止ですね。きっとあの時に、商社などが支援をしていれば…今頃は、超人気株になっていました。日本には人が居ませんね。

僕は変わりに今回はケネデックスを選びましたが…ダヴィンチなら、もっと力が入っていましたね。このケネデックスは、007同様に現在は調整中ですね。やがて調整は終わり再び人気株になるでしょう。アイフルやシャープと同じ理屈です。山手線論理ですよ。アイフルは武富士の関係で、僕は直ぐに分かっていましたが(本当はJトラストだったのですね。)、シャープは当初のスタートを見逃していました。「デフレ・ボトム・ポケット」の考え方に気付いていれば、直ぐに着想できたのでしょうが…遅かったですね。ソニーが1月に入ると上がったのを見て、なるほど…と、気づいたわけです。163円前後から372円が…第一次上昇波動でした。12月18日の話しです。そうして乖離調整をするのですが…。

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カタルが最初に反発ポイントとして選んだのは、200日線を75日線が下から上に突き抜けるゴールデンクロスの時期を、変化日として選びました。2月16日の株式教室などを読めば、カタルの当時の心境が書かれていますね。3月7日の今日の市況にも、カタルの山手線論理の予測が当たったと書かれていますが、実際は違いました。時間がずれていましたね。200日線と75日線ではなく、25日線と75日線のデットクロスの時期が実際の変化日でしたね。トホホ…。時間の読みは、色々な要素があり難しいのですね。

カタルは早くから「IZGO」の技術評価を問題にしていました。ところが…日経新聞は馬鹿な所に取材の焦点を置いていましたね。出資問題です。この辺りをみると、日経新聞の記者の資質が、問題になります。日本が失われた時代を続けた原因が、メディアにもあるのですね。取材する論点が、株式投資をしないから見えてこないのでしょう。実は日経産業新聞が、4Kや8Kの話などをテレビの特集した5月初めです。テレビのコラムで、この事に触れている記事を発見しました。LGの有機ELは白色のバックライトを用いていると言う記事ですね。つまり世界最先端を行く韓国勢も有機ELの量産化は難しいのです。本当の意味での有機ELではないのです。この事はIGZOの賞味期限が延びる事を示しています。つまりシャープが黒字になる期間が、延びるのですね。だからシャープが再び相場になったのです。後講釈ですが、シャープの株価は、この記事を切っ掛けとして株価が加速しています。少し専門的になり過ぎましたかね。

多くの人が出資問題や株式の需給動向を問題にしますね。例えば007ですが…野村証券が大量に買い始めただとか…。しかし、こんな事は二次的な事なのです。もっと主眼を見てほしいものですね。時代背景を見れば、容易に想像はつきます。個別株の話しから話題を進めていますが、メディアは馬鹿な論点ばかりに、目を向けています。本当に編集委員などに、記事を判断する力があるのかどうか…非常に疑わしいですね。例えば、長期金利が上がったと騒いでいます。やれ大変だ…とか、黒田さんも馬鹿を相手にするのは大変ですね。こんな金利上昇は想定内の出来事で、ようやく正常化の道のステップに過ぎませんね。現在は三井住友が売っていると言いますが、三菱UFJは動いていません。三菱は大人ですからね。今は「デフレ・ボトム・ポケット」からの脱出に過ぎませんね。正常化の概念に向き始めたところです。

かたるは1%を割れる金利動向を見て、行き過ぎた現象と、大昔ですが表現しています。メディアに押され、まやかしの政策を実行した福井さん、本来なら専門家なのに…世論は恐いものです。バーナンキ議長は、米国金融株の事を見ているのでしょう。りそなを見れば分かりますね。金融危機の影響は傷跡が実に深いのです。市場参加はあまりに短絡的です。上がれば買い、下がれば売り、物事の本質を理解していませんね。先ほどのメディアの取材焦点と同じです。日経新聞にも人が居ないのだから…多くの市場参加者が間違った投資行動も取るのも仕方ありませんが…需給なランスなどは二次的なものなのです。確かに007について、僕は手替わり論を述べました。素質のある株はそうないのです。自分で調べれば分かります。株価が5倍、10倍などは、良く出来た方ですが…所詮は小者なのですね。やはり株式投資の王道は、「目指せ!成長株」なのです。

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投稿者 kataru : 2013年05月23日 10:16