今日の市況(2013年05月22日)
かたる:日経平均株価の上昇と出来高推移をみると、総花的な上昇局面は続いている様子。一方、新興株には株価を崩す銘柄が多く個人の気持ちは微妙な情勢になっており、どちらかと言えば、混乱の局面を迎えているのでしょう。どんな株も上昇過程において調整局面は避けられません。故にカタルは「山手線論理」を述べています。市場は公正で、買い手にも、売り手にも、それぞれチャンスを常に与えています。その綱引きが調整局面で、新しい材料に対する均衡点を模索する動きですね。株価位置の高いものは利食いが出来る人が多く、その人たちが利食いをしないと次のステップに進めません。そうして新しい均衡点が出来上がり、再度、出発を迎えるのが山手線論理です。007などはその口です。
逆に株価位置の低いものは、利食いする人は少なく、調整は軽く済みます。JVCケンウッドは、今までは評価されませんでしたから順調に株価上昇を続けているようです。こんな事は自然の原理ですね。ただ山が高かった銘柄は、それだけ期待感が高いという事です。常に市場の検査を受けている株価を、当て続けるのは難しいですね。流動的で状況がコロコロ変わります。しかし今の環境は素晴らしい…の一言です。あまり政策批判をすることなく過ごせる環境は久しぶりです。新興株の場合は、人気が一方通行になりやすく、その事を理解せねばなりません。重要なことは企業業績の向きですね。ベクトル評価なのです。

一例を示すと、昨年のホンダなどが良いでしょうか。昨年、アベノミクス相場が始まる前ですから…何時だったかな? 昨年の10月末ですね。ホンダは減額修正を発表し株価が急落しました。その時にカタルは、来春には米国経済の回復が確認されるから買い場だと述べていました。実際はアベノミクス効果などで、株価は大きく反発しましたが、調整局面で重要なのは企業業績の方向性ですね。あとは需給バランスだけの話です。需給バランスは一時的な需給動向なので時間が解決しますね。大きく押すようなら値幅調整を選択していますから、短期間で整理が完了されます。例えば007の下げ率は、一瞬付けた高値から見ると、かなりの値下がり率になりますから、意外に早く調整は完了するのでしょう。本来なら前回のような、株価があまり落ち込まない時間調整が良いのですが…やはり利食いを出来る人が、かなり居たのでしょうね。カタルが「100万円は通過点」と述べていたので、利食いが遅れていたのでしょう。このような調整局面になると、人間は不安になり疑心暗鬼になるものです。だから僕はマイクロソフトで大儲けしたSさんの幸運を思うのですね。本人も、担当する証券マンもマイクロソフトの株価など知らなかったのです。ここが味噌ですね。
溢れる市場の有望銘柄の中でピカ一は、ほとんど見つかりません。欠片を見つけるのも困難なのです。今、人気になっている東電にシャープ、サニックスなど…みんな、上がれば売られる循環銘柄の範疇なのです。株価が堅調なJVCケンウッドも悪くはない選択ですが、所詮、上値は限られます。更に数日前からチラチラさせている200円台の株も有望なのですが、所詮は循環の範疇ですね。ただカタル銘柄に採用したのは、大きく出遅れているからですね。だから何度も株価が2倍程度になる銘柄なら、いくらでも今の環境が続くならご用意できると豪語したわけです。しかしピカ一クラスはなかなか…この見えない利益の解釈は、素人にはなかなか難しいでしょう。あらら先日、読者の人の返信メールでいくつかの銘柄を掲げたカタル銘柄候補は、みんな株価が強いですね。昨日、僕は高値を承知で寄り付きを1000株だけ買った株も高いですね。筋が介入したのでしょうかね。
しかしサニックスも良く上がったものです。200円台の推奨でしたから、約6倍程度かな? 我ながら…自画自賛ですね。しかし一般の証券マンにとって、この程度の上昇でないとお客様は儲からないのです。手数料は僅か3%なのですが…お客様と証券マンの意思の壁がかなりあり、それにお客様の熟練度の壁もありますからね。説得するのも時間が掛かります。故に多くの人は、最初にカタル銘柄を発表しても、様子見をして乗りませんね。株価が高くなってくると…買い始めるわけです。僕の選択時期は、大概、株価が動いてない時の選択です。故に最初に僕の気持ちが動いた時に、株を買うリスクは、ほとんどゼロに近いのです。失敗したベンチャリの時もそうでした。失敗した銘柄でもそうなのです。
ただカタル君、参入時期を見間違っている銘柄が、いくつかあります。今回のグリーは、代表事例ですね。途中で間違いに気付くパターンです。グリーの海外売り上げが伸びないのは…一つは海外の通信インフラの社会基盤の違いですね。世界で日本はどちらかと言えば先進グループですが、欧州や中国は遅れています。まだガラケーの時代です。更に僕はアプリとブラウザの関係を見逃していましたね。故に立ち上がりに時間が掛かっているのでしょう。だから減額修正され、株価が落ち込むのですね。でも心配はないですよ。僕の感覚は間違ってないと思います。故に最初に買った株価の1390円前後の株価は、妥当株価ですよ。しかし…過去、いくつか失敗しています。よく日揮の話を書きますが、実はあれは1年間、手掛かりが早かったのです。故に株価が上がって利食いの頃になると…やれやれと売るのですね。成功事例なのですが、相場としての取り組みは失敗でした。昨日紹介したオリックスと似ていますね。
皆さんは下がっている007の行方が、気になるのでしょうが大丈夫ですよ。まだ村田のモジュールは発売され始めたばかりです。この動向がわかるのは来年の2月でしょう。つまり株価は先行しただけの話し、更に2010年に仕掛けた残党がおり、その人たちの整理もせねばなりませんね。僕は述べています。あの時の平均買値は20万円前後だと…。今度、上がれば人間心理として、間違いなく30万円台は利食いに動きますね。つまりバフェットのようには、多くの人はなれないのですね。だからカタルは銘柄の選別ではなく、株で儲けるのは人間性であり精神力の勝負だと述べています。メールを拝見すると、右往左往する様子が良く分かります。全ては自分の力量なのです。僕の考えは本文で書いている通りの考え方ですね。買ってない人にとっては、天与の買い場でありチャンスです。しかしその人の力量で、買い方は変わりますね。力がなければ1株だけ現物で買って、のんびり3年でも、5年でも10年でも良いです。利益成長が続くうちは、夢があるうちは、持ち続ければいいのです。ただしメディアが騒いだから、大概は売り場ですよ。このような調整を続けるうちは、正常な動きの範疇ですね。
ほら書いている途中に、JVCケンウッドは300円台に入りましたね。同じようにカタル銘柄なので、一度売られましたが、整理が進行しており、もう直ぐ2週間になります。通常は2週間程度で、どの銘柄も、第一段階の整理が完了します。あらら…本文では触れていませんが、やはり円安効果が出てくるのでしょうね。Oも上がってきましたね。いくらでも有望銘柄はありますね。2倍程度なら…しかしピカ一は生まれません。007は、まだ下がっていますね。まだ利食い局面なのでしょうね。ピカ一を売って、買う銘柄などないですね。人間とは面白いものです。
今回は乗り遅れ、今度、007を買おうと思っている人は、自分の資金量によりやり方が異なります。力があるなら、何回かに分けて買うやり方が最も正しいやり方でしょう。株価がゼロになるまで買い下がればいいのです。単純ですね。ここで大切なことは、最初に20万で10株なら、15万円だ13株か14株、10万円で20株、5万円で40株と、最初の投資金額と同額で刻むことですね。所謂、ドル平均法と言う投資方法です。
もし予定している資金に達しないようなら、一昨日、付けた262300円、あるいは16日の265000円、はたまた15日の285000円を抜いたから、買い乗せすべきでしょう。まぁ下値は、僕が買った株価のあたりなのでしょうね。やる以上はトコトン付き合う覚悟で臨んでくださいね。村田との協業は、まだ始まったばかりだし、日立や富士通もそうです。みんな一流どころですね。さらに時代背景のユビキタス時代は、こらから幕が開くのですよ。「みちびき」の4機体制もまだ整備されていませんね。子供の孫の教育資金になるでしょう。1株を買って持っておけば、何れ億万長者は少し無理かな?20万円が○億円になるって、いったい何倍になるのかな…。夢、カタル君だね。1株だけの投資なら、林先生の「今でしょう」なのです。

投稿者 kataru : 2013年05月22日 09:58