今日の市況(2013年05月20日)
かたる:先週はどちらかと言えば、分かりやすい調整場面突入か?…と思われましたが、単なるガス抜きの可能性が高いですね。これまでにも何度かこのような動きはありました。この時期の企業業績への期待は、裏切られるのが当然の景気循環の位置です。政府は設備投資に躍起になっているようですが…自動車産業の投資はなかなか起りそうにないですね。この程度の円安では、既に部品産業の下請け絡みで移転したのに…、もっと早く企業の期待応え政策を変更していれば…との恨み節のような状態でしょう。企業によれば輸出企業でも、この円安はマイナス面もあるのでしょう。中国やタイなどから部品を輸入している輸出企業も多いからです。
カタル銘柄が急落したのは、多くの皆さんが利食い状態になっているからですね。何しろ、推奨時期の株価位置は低く、人気になってからの推奨ではない為に、皆が総利食い状態になっているからでしょう。更に「未来の利益」の考え方は、素人には分かり辛いですからね。でも付和雷同の参加組には、ちょうど良いフルイなのでしょう。みんなが儲かることは出来ないからです。なかなかバフェットのような信念は持てないものです。007やアーク、ケネディクスなど軒並み急落しました。トホホ…。みんなこれからなのに…。その点、同じカタル銘柄でも、一株利益が上がっているアイフルやサニックスなどは見えない利益は乏しいのに…株価は堅調に推移している現実は、やはり素人には「見えない利益」の価値は、分かり辛いのでしょうね。仕方ありません。まぁ、それにしても…三菱UFJの4ケタは、なかなか達成できませんね。今度は保有国債の損失を警戒しているとか…日銀が異次元課員輪をしたばかりで、早くもそんな先の話を持ち出すとは…素人プロが多いのですね。三井住友は国債を減らしているようですが…都銀が一斉に動けば、金利が上がりますからね。それにアベノミクスは、そんなに簡単に成功にはなりませんね。これからも数々のハードルがあります。
だんだん難しくなっています。それは素質のある株は、そうあるものではありません。ただ大きく出遅れている銘柄は見つかりますね。株価は2倍程度であれば、株式コード6千番台の株も、何れ上がるでしょう。何しろまだ株価は200円台前半です。嘗ては3000円台ですし、バブル当時は5000円台の株で、米国が販売の主体の会社です。IRNETでは、初めて取り上げるのかな? いや、むかしカタルは買ったことがあるから、初めてではない筈ですね。でも企業の魅力は、今ひとつですね。心が惹かれません。この企業の利益水準の変化は、驚くほど変化します。今は無配で、赤字からの黒字転換ですが株価が3000円台の時は、一株利益は200円近くもあったのです。まぁ、あの時は、米国は金融バブルで住宅投資が盛んだったので、当たり前なのですが…。銘柄を公開していいものかどうか…。今回のように意に反する投資をする人はたくさんいますから…困ったものです。007はピカ一であるが故、見えない利益の部分が多く、素人には分かり辛いのでしょう。プロが惹かれる感覚と一般銘柄の見分けはなかなかできないのでしょう。
むかし、僕の株の先生である株式部長は、新人当時のカタルを掴まえて、株価が騰がる原理を教えてくれて、日経産業新聞や日刊工業新聞等の「新聞の見方」を教えてくれました。新聞には増産記事や設備投資の話が載っていましたね。「このような増産記事が、やがて利益に結びつき、株価が騰がるんだ」と言っていましたね。彼が惚れた銘柄は、小野薬品でした。プロスタグランジンの将来性に賭けたのです。プロスタグランジンと言う物質が、色んな薬に応用できると言う点が、注目点でしたね。そうするに販売ルートの広がりですね。仮に一つの物質から、一つの薬なら…彼はそんなに興奮はしなかったでしょうが、いろんなクスリに応用が可能だと知ると…、途端に惹かれ、社を挙げて取り組みました。それが小野薬の1984年の15350円ですね。その後も小野薬品は高収益を続けています…が、残念ながら世界的な薬品メーカには育っていませんね。ユニクロなどの世界に向けた動きは、本当に最近の話です。ようやくグローバル化してきましたね。だからソフトバンクの買収は成功し、企業業績も大きく伸ばしてほしいものです。
残念ながら、外人投資家はルネサスエレなどの技術力を大きく評価していたのですが、日本人は駄目ですね。この為に日本の技術が、韓国などに真似をされたり、上手く世界に応用できていません。TOTOなどのウッシュレットの販売は、どうなっているのでしょう。本当に呆れます。カーナビも日本発でしたね。おそらくメディアに、その存在価値観の良さが理解できないからでしょう。ルネサスエレは自動車のマイコンで世界トップだったのに…何故、利益が出なかったのでしょう。不思議ですね。家電の経営者と言うのは、3流も良いところです。ニュースからの株価と言う観点では、首相がロシアを訪問したり、トップセールスをするのを見て、直ぐに日立を連想するのが…株屋です。日立は重電企業で日本の基礎を築いた会社ですからね。イギリスには車両工場を持ち独占供給、川重は米国で…経済成長の速い新興国で不足するのは電気ですから、発電設備を作っているのは日立などのモーターを得意とする会社です。社会環境は追い風で、株価は何れ4ケタに向かうのでしょう。この点は、三菱UFJと同じです。通常3年程度は、株価の上昇が続きます。

皆さんは、今日買って、今日売るとか、明日売るとかの時間の観念でしょうが、通常は3年や5年程度は株価が上がり続けるのです。日揮を思い出してほしいのです。僕は企業倒産が懸念された大赤字の時に取り組みました。300円の株価が2000円台で定着していますね。今は3000円台です。通常は、こんなものなのですね。カタルの時間の概念はこんなものなのです。それを短絡的に考え過ぎですよ。7%複利金利なら10年でおよそ2倍です。30年で7.6倍ですね。しかし20%なら10年で6倍ですが30年なら237倍ですね。カタルは年率30%を目指していますが、10年で13倍、30年なら2620倍です。100万円が26億円ですね。007を買ったのは、今年ですからね。まだ1年も経過していません。目先の株価など…どうでも良いのですね。見えない利益を感じてほしいものです。目先の決算発表の数字に一喜一憂しないで欲しいものです。ピカ一評価は滅多に生まれないのです。
JVCケンウッドの業容はカーナビだけではなく幅広く、監視カメラなども手掛けています。先日の日経産業には、人間を監視しながらカメラがその動きを追うのだそうです。動物と人間をどう見分けるのか?赤外線で追うのでしょうが…。ボストン・テロがあり、欧米でも日本でも監視カメラの重要性は高まっています。更に学校の電子黒板などのハイテク化にも関与しているのです。まぁ、何れ上がります。でも僕は買えないから、先ほど示した米国景気により株価が大きく上がる銘柄にしようかな…と考えています。2倍や3倍程度なら、いくらでもご用意できると豪語しているのは裏付けがあるからです。タカラレーベンは500円台でしたね。松屋も早くから掲げています。Jトラストは大きくなりましたが、J・TECだって7万円台からの注目ですからね。勿論、失敗もありますが…代表事例はベンチャリですね。ダヴィンチも好きだったのですが消えました。やはり未来は分かりませんからね。

1万円台を割れて、こんなバカな…と感じた銘柄が、あれからなんと1万円が割れただけで安いと感じていたのに、なんと2000円を割れたのですね。優良企業が倒産懸念に変わり…本当にびっくりしたものです。その時に果敢に向かったのが小手川君でした。外人相手の売りに個人で向かったのですね。彼は優秀です。しかしその彼も時間の概念があるのかどうか…若いから仕方ありませんが、バフェットのような投資家に育ってほしいものです。そのオリックスは人気になってきましたね。株式分割をしており現在は1600円台ですから、昔の株価では16000円台ですね。ただこの空白期間の時間をどうやって克服するか?この感覚が身に付けば一流の領域になれるのでしょう。難しいですね。今日はポジション調整で、更にグリーを、安いと思いながら売っている訳です。この銘柄には苦労をさせられます。トホホ…。

投稿者 kataru : 2013年05月20日 10:25