今日の市況(2013年05月17日)
かたる:さて強気を維持した咎めが来たかな…。もともと5月のアノマリーを警戒していたのですが、ムードに押され気持ちが浮かれていたようですね。いくつかの反省点があります。カタルは公言実行型なので、口に出した以上、途中で意に反しても仕方なしに実行することがあります。ベンチャリの時もそうでしたね。古い読者の人は覚えているでしょうが…500円台のベンチャリは安くないと本文で述べていたために、自分でも高値で買わねばと考え、その月の収入が1000万円を超えていたために、1万株を500円台で買ったことがあります。まぁ、その株は下がってくる過程で、資金難から手放しましたが…。このホームページがアダになり、ずいぶん色々な失敗もしていますね。確かに広告収入も若干あるのですが…、でも実態は株式市場と同じで大幅なマイナスですね。ずいぶん、市場にも、ネットにも貯金をしているイメージです。まるで中央競馬会に預金している様な気持ちですよ。ハハハ…。
でもお金より自分の考えを纏めたりするには、ずいぶん良いツールですね。昨日紹介したように読者から情報を得るケースもママあります。さらに相場の転機にメールが重なるようですね。先日はグリー、今回は007…と。普段は、あまりメールは多くないのですが、もっとも、あまり雑談程度のメールを頂いても対応するのに苦労しますからね。どうしても悩んでいるなら、ご相談には乗りますが…本来はお取引の証券会社にすべきでしょう。まぁ、今の時代は、まともな証券マンは居ないのでしょうが…。連休明けからの暴走はフロックでしょう。テレビや新聞などが報道するような状況ではないですね。調べてみれば分かります。26週線で200%以上まで育った株は、わずかに11銘柄です。うち2銘柄がカタル銘柄の登場ですから…マズマズの成果でしょう。しかし三菱UFJは未だに800円に乗りませんね。相変わらずトホホの世界ですよ。(ガンホーは分割があります。)

実は一般に日経平均株価をメディアは指標としていますが、バブル期に38915円を付け現在は15000円です。故に高値から60%程度の下落と考えているかもしれませんが実態は違いますね。東証一部単純平均株価は、バブル期1913円だったのですが、現在は324円です。実にまだ1/6なのです。指標と言うのは人間の心を欺き、恐いものです。僕自身の運用成績を見れば分かります。当然、10倍以上になっている筈なのに…数日前は、そうだったのですが、この1週間で激変し、あらら半分程度まで逆戻りですね。故に冒頭の反省になったわけです。幸い元本も引上げ、それ以上にお金が必要だったために規模を縮小していましたが…それでもこの有様です。昨日は追証対策を考え実行した次第です。まぁ、公言実行などと言わずに、前言を翻し独自行動を取れば良かったのでしょうが…。それじゃ、小者の世界ですからね。あくまでも公言実行、バフェットのようになりたい…を、目指すわけです。
でも読者の人は、あまりに短絡的すぎます。007についても少し株が上がると喜び、少し株が下がると慌てて…おそらく、ここの急落はカタルが全ての銘柄を公開し、取り組んでいた為に、付和雷同組の参入が多かった反動もあるのでしょう。まぁ、仕方がありません。昨日の中期計画を見ても、あまりに慎重な経営陣の姿が分かると思います。あまり、僅かな値動きに一喜一憂しないでほしいのです。2倍程度に育つ銘柄なら、いくらでもご用意できると言っています。ただピカ一はなかなか出て来ません。
馬鹿な質問は止めて欲しいのです。僕だってモジュールの単価など分かりません。専門家ではないし、組み込みソフトの単価契約は、おそらくケース・バイ・ケースで個別対応でしょう。会社側に質問しても答えないでしょうね。こんな事は常識です。だから単価がいくらかなど推測するしかありません。それは実績値が出てきて、実際の業績発表の数字を見て推測して行くわけです。任天堂のゲームの出荷台数より、明らかに村田の方が量産効果は出てきます。しかし単価はその分、下がるのでしょう。この時期の経営者は、絶対に最低限の数字しか打ち出しませんからね。もともとこの時期に、数字を期待する方がおかしいのです。年末の3Qが発表される来年の2月なら、ある程度の数字は見えてくるでしょう。だから現物で負担がかからないように…と、何度も述べています。しかし、一つだけあり得るのですね。この時期でも100万円を超えるパターンが…。それは、この銘柄がピカ一の為に指定される可能性を秘めていますね。あとは仕掛け筋の意向次第なのです。他人の気持ちなど誰にでもわかりませんからね。だから「相場は相場に聞け」と何度も述べていますね。僕は常に相場を見ながら自分の考えを修正しています。
通常、このようなガラは2週間程度の時間が必要となります。株価位置が劇的に変わった為の対処をするのに、人々が対応する時間が必要になります。数字の分析もしなければなりませんからね。だから落ち着くまであまり無理な行動はしない方が良いでしょう。必ず訪れるアベノミクスの副作用に対する批判を何れ消化せねばなりませんから、このまま一気に今のスピードを維持することは困難でしょう。つまり過剰な「デフレ・ボトム・ポケット」の修正は、空売りの対象になるのでしょう。アイフルやシャープのような…山の手論理が、今回決算を受け崩れた銘柄群にも通用するかどうかが、今後の焦点の一つでもあるでしょう。詳しい解説は株式教室かコラムですることになるかな? 何しろ、根が怠け者で…勉強するのが厭なのですね。カタル君は気分屋なのでしょう。
皆さんに忠告しておきますが、昔のような弱気相場戻ることは、当面ありません。だから下値は限られますから、あまり悲観されない方が良いでしょう。所詮、株式投資はお金持ちの世界です。お金さえあれば、絶対に損はしません。ただし時間が掛かることはあります。個人には時間の制約がありませんから、絶対にプロよりは有利ですね。証券マンは手数料に追われ、機関投資家は運用成績に追われます。しかし個人は、長い時間が味方しますね。株なんかお金さえあれば、いくらでも儲かるのでしょう。ただバフェットのような信念が、ないだけの話ですね。株価に一喜一憂する付和雷同では絶対に儲かりませんよ。何度も言いますが、株価が下がることは、最大の好材料なのですね。この事をよく心に留めておいてください。列車に乗り遅れた人は、チャンス到来ですね。必ず、株価は調整を入れます。このような値幅調整は短期間で整理を完了することが多いのですね。その分、腰は弱いのですが、良いフルイでもあります。だから打診するチャンスですね。
メディアの発表では、ここ数日の動きは年金ファンドの買いとの解説ですが、僕の予測は6月のボーナスシーズンに向けた玉集めの動きでしょう。最近、投信の募集は、予想よりお金が良く集まるようで、玉が不足しているようですからね。つまり一過性の買いなのでしょう。今日のニュースで一番のトピックスは、此方の記事ですね。このコラムは先ほど指摘したアベノミクスの副作用の話を解説したものです。既に邦銀は長期金利の上昇が3%まで対処していると言う記事ですね。一番怖いのは、想定外の現象が生まれる事です。相場と言うのは必ず行き過ぎます。その髭の部分に、多くの人が耐えられないのです。今回のガラ(急激な下落)も同じですね。
相場の世界に「手替わり」と言う言葉があります。仲間内では「筋が手替わりした」と言う表現を用いますね。大きな相場に発展するときに、最初に手掛けた筋が下りて、別の筋が相場に参加するケースがよくあります。僕の友達のよっちゃんは、最初は提灯を付けるつもりで相場に参加し、1000万株単位で買っていたのですね。ところが玉が大きかったせいか、最初の筋が逃げちゃって、自分が玉を肩代わりしました。数千万株、買ったらしいのですが、とうとう会社側からストップがかかりました。そこで、よっちゃんは大切なお客様に、野村証券から玉を売らせ、他のお客様は偽装で、自分は買っていたのです。彼が歩合セールスになった切っ掛けは、お客様に迷惑をかけられないと言うものでした。その会社にそのまま勤めていれば役員でしたね。ポストも用意され、転勤を命じられていたのです。しかしそれを蹴って歩合の世界に入ったのですね。会社側の都合で買いたい株も買えなくなるのが証券界です。
この最初に手掛けた連中が、今度はこんなバカな…この株がそんなに上がる筈がないと…空売りをする事があります。このケースはまた大きな相場になることがあります。良いですか…市場には、素質を持っている株はそう多くないのです。所詮、上がる株は、最初から分かっています。でもいつ仕掛けられるか? 誰が何処まで仕掛けるか?などと言う状況が分からないだけですね。故にカタルは業績面の動きを重視しますね。夢だけで終わる相場はないのですね。必ず、実態評価が、あとで追い付いてきます。実際に利益が出てくるのです。その時になると、今度は、相場は終わりですよ。常にこの世界は、割高株は買い、割安株は売りが原則です。

投稿者 kataru : 2013年05月17日 09:55