未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年05月16日)

かたる:やはりアノマリーの根拠はあるのですね。かたるは円安効果を考え好転する市況を読んでいましたが、実際の企業側の発表は、トヨタが為替を90円に設定するなど…総じて、この時期の景気回復局面における企業経営陣の認識はシビアなものですね。通常は95円が妥当だと思いますが…。サラリーマン経営者と言うか、チャレンジ精神がないと言うか…、保守的な回答をしているイメージです。アベノミクス効果を評価する株式市場と現実対応する企業経営者のギャップが市場に存在し、経営陣が来年3月期の今期見通しを保守的に捉えたところに、乖離が大きく離れた銘柄の利食いが重なり、株価が昨日は急落したのでしょう。雨降って、地が固まるでしょう。

もともと、利食い場面を模索していた市場は、切っ掛けが欲しかったのでしょうね。故に多くの銘柄が決算を引き金に売られたようです。しかし外人投資家や出遅れた年金ファンド、カタルは投資信託の玉手当だと思いますが…、そのような買いがあり、昨日は二面性の市場が生まれたのでしょう。そんな印象です。

昨日はカタル銘柄が一斉に下がっていました。アイフル、シャープ、ユビキタスに、グリー、ケネディクス、まぁ、J・TECは強かったですが…何れも大きく下がっていました。当たり前の現象です。何故なら、非常に良く上がっているから、参加者全員が利食いの状態なのでしょう。故に、よく株の事を知らない人が参加したケースもあるのでしょうね。慌てている状態が見て取られます。かたるは、今月に入り5月3日のコラムでは「クロトン効果はアノマリーを凌駕できるのか?」をレポートし、元本は引き上げましょうと述べていました。まぁ、選択は、人それぞれなので読者の皆さんが、どうされたか定かではありませんが、人間は欲には勝てませんからね。かたるが相場で儲かるには、本人の資質だと述べています。情報でも経済動向でもありません。やはり最後に成績を左右するのは、自分自身との戦いなのでしょうね。

かたるは、自分の意見に絶対に近い確信を抱き相場に参加します。しかし相場を見て自分の感覚と違うときは、常に自分の考えを修正しています。この下げは戒めでしょう。株価位置の高い株は、売られるものです。逆に株価位置の低いものは上がらなかったために反動も少ないのですね。上がってないJVCケンウッドなど…まったく下げていませんね。グリーは少し違うのですね。業績動向の循環がカタル銘柄の多くと違った波動で動いています。弁解ですが…グリーには相変わらず惹かれています。案の定、規模の縮小の動きになっています。僕はDENAより多角化度合いが低いから、その分、力が集中され、立ち上がりが早いと読みましたが…。現状は、まだ広がり過ぎた部分の整理段階ですね。構造改革をしているイメージです。明らかにDENAの方が、期待する海外部門の収益構造の伸びが期待できます。現状では、どちらに軍配が上がるかと言えば、やはりDENAでしょう。既にDENAはトンネルを抜ける可能性が見え始めています。しかしグリーは、まだまだ出口の明かりが見えませんね。それにまだ、気になる部分を抱えています。それは買収した企業が正常に機能してなくて、減損会計の対象になるかもしれません。M&Aは諸刃の剣なのですが…浮かれていた田中さんが、この事を意識していたかどうか…。益々、彼に惹かれます。困った性格ですね、かたるは…。

カタル銘柄の多くは、ターニングポイントを目指しています。よって時間がずれる事があります。007には恐れ入りました。なんと3年ですからね。2010年からの継続です。呆れるばかりです。この手の企業業績など、簡単に業容は変化します。村田がその気になれば組み込みソフトの利益分を少し増やせば、激変しますからね。何処に実態があるかなど、弱小企業の場合は判断が難しいですね。ましてや技術評価は、株屋には無理です。よって出てきた実際の数字を見て、株価とともに判断するしかありません。ただ言える事は2010年より、外部環境は明らかに非常に優れているという事です。ここに来て「デフレ・ボトム・ポケット」銘柄が買われていますね。シャープやソニー、パナソニックが代表格ですが…、現在はその異常に落ち込んだボトムの修正なのですね。テレビを見れば分かります。長期金利が0.9%に近づいたと騒いでいますが…、カタルは早くから1%割れなど、異常な状態だと述べています。「デフレ・ボトム・ポケットの」修正に過ぎません。

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カタルは007を昨日と本日、買ってみました。でもユトリがない人やプロ以外は参加しない方が良いでしょう。あるいは、まったく買ってない人は、天与が与えてくれたチャンスの可能性があります。やはり現物で1株でも買ってみるべきでしょう。何故、カタルが現物で…1株でもと述べているか…。良く、これまでの言動を思い出してくださいね。さて読者から、メールを頂き中期経営計画の説明資料を教えて頂きました。どうもありがとう。この資料の事を、友人の証券マンが述べていたのでしょう。ただいい加減な作文ですね。仮に平成28年の売り上げが19億なら、営業利益が4億3千万の筈がありませんね。かなり技術者を採用するのでしょうかね? この手の産業は、売り上げが利益に直結します。コストは人件費だけで、給料がいきなり2倍になりませんね。証券マンじゃ、ありません。もし19億の売り上げなら、9億程度が粗利になり、カタルが指摘する一株利益が1万円は直ぐに現実化されますね。

ただ村田との協業で発表された月産2800万個のモジュールですが…年間では3億3600万ですからね。1円なら3億円の売り上げが…2円なら6億円の売り上げが…更に村田の児堂義一部長は、今回のWiFiは第一弾と言っており、市場の読みのように、これから第二、第三が生まれるのでしょう。どう考えても過小コメントですね。共同開発するパートナーも優秀のようです。さて株価面のテクニカル面で、株屋として意見を言えば、普通は駄目な株なら2010年の高値に並びません。僕は抜いて休みかと思いましたが…並んでフルイですか…。今後の株価推移によりますが、短期切り返しの相場のパターンもあり得ます。従ってカタルは、昨日と本日も短期切り返しパターンに備え、買い増ししてみました。理由はいくつかあるのです。激減する日証金残なども一つの要素ですね。まぁ、どっちでも良いのです。余裕のある人、または、まだ参加してない人は居れば、現物で参加しても良いのでしょう。あくまでも現物でね。

相場ですが…。三菱UFJも純資産価格近くまで回復し、金融相場第一弾の終了の条件は揃っていますね。値崩れする材料株も、その兆候ですし…アイフルやシャープなどは二巡目に入りましたが…ケネディクスや007などが続けるかどうか…。現時点では定かではありません。何度も言いますが、株式投資は余裕を持って、のんびり構えれば良いのです。どうせ、投資した株のお金は、儲けのお金です。全部なくなったとしても、夢を買ったわけですからね。それでよし。宝くじのようなものでしょう。007はあまり時間が掛かるようなら…または株価が更に下がるようなら時間が掛かりますね。僕がここで買い増ししたのは、間もなく先日付けた394000円を抜くとも考えているからです。理由はチャート論ですね。しかし今週末に、このまま終わるようでは…ここは奮起して、形としては34万5千円を大きく割らない方が良いですね。何しろ月曜日の初値が38万だからね。大陰線は形が悪いです。それでも回復パターンはない訳ではないが…。僕が相場を作っているなら、ここで止めて金曜日の引けは34万近辺にするけれど…どうかな?

アークですが、数字が悪くて売られていますが、基本構造は、回復局面でスピードの問題だけでしょう。果たして野村軍団は、どうやるのでしょう。でも上下が激しくて、この株も面白いね。また買いたくなってきました。株価が下がり、買いたい株も増えてきましたね。一時は買いたくなかったのですが…不思議なものですね。あらら…買った007はまだ下がっていますね。さて、どうなるのでしょう。一度、中期計画の説明資料を読んでみると良いですね。此方です。

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投稿者 kataru : 2013年05月16日 10:07