今日の市況(2013年05月14日)
かたる:非常に恵まれた好環境の相場展開が続き買い方はウハウハの状態なのでしょうね。このような環境になるとリスク許容度がドンドン上がり、多少危ないと考える銘柄にも冒険が出来るようになりますね。まもなくボーナス・シーズンを迎えますから、証券各社は大型ファンドを計画しているのでしょう。つまりその為の玉の手当てが始まる時期でもあります。相場が上がってくると不思議なもので…利食いした株が、更に上がる経験を繰り返すと、人間は利食いを渋るようになります。つまり欲が冷静な判断より、勝るようになりますね。通常、男性は利食いを早めにし、女性は利食いを渋る傾向があります。女性の方が強欲なのでしょう。強欲と言う表現とは違うかな…兎も角、経験則からそのような事例をたくさん経験してきました。
金融政策や財政政策などの経済対策が効き始め景気循環が上向きになると、次は需給増に対応するために設備投資が始まり、また経済の需要が強くなり、これが環(わ)になり、消費が刺激され更に需要が改善されます。設備投資の段階になると、通常は労働力のひっ迫局面を迎えますから、優秀な人を雇うために人件費が上がり、可処分所得が増えて消費の輪が更に広がりますね。この好循環に技術革新などが加わると、買い替え需要が一層、増すわけです。日本は非常に恵まれた環境にあります。日本の社会資本は戦後整備され、既にその多くが老朽化を迎え、更新需要があります。更に先日のトンネルの崩落事故のように…予防保全の考え方が一般化します。震災で分かったことは…人が足りないという事です。
震災で需要が生まれても工事を請け負う業者が居ませんね。人件費が高騰しているからと言います。分かりますかね。子供を就職させる場所として、建設業はこれから良くなる可能性が高いですね。この世界の技術革新は、どの程度、進んでいるのでしょう。さらに日本は強大な消費地である成長するアセアンエリアを抱えています。この地域のGDPは昭和30年代の日本のようなものです。膨らむ医療費に悲鳴をあげ、厚生労働省は情報の共有化に動きますね。健康保険のIC化や情報整備に予算を掛けるようになるでしょう。重複する検査や患者の健康記録などの情報整備が進むと、オーダーメイド医療が進みますね。要らない投薬が防げることになります。クスリは人により効き目が違いますから、遺伝子情報に合った投薬治療が、やがて選択されるようになるでしょう。つまり日本は世界最先端の情報化医療の整備に力を入れるでしょう。介護の世界もそうですね。日本の基準がデファクト・スタンダードになります。良い響きですね。世界標準です。
4月から経産省が家電のスマフォ対応を認可したから、007は村田と組むことになったのでしょう。村田には任天堂が採用したWiFi技術を世界標準にさせる力があります。007にはないのですが…村田にはありますよ。007の株価はこの事を全く考慮していませんね。まだ利益も出ないから仕方ありませんが…夢は更に膨らみます。カタルは株価が最大PER100倍まで評価することがあると述べました。100万円の株価を実現させるためには1万円の利益が生まれれば良いのです。僅か8億7千万円です。ユビキタスのこれまでは2011年の3億8千万円が過去最高利益水準でしたね。充分に可能性がありますね。昨日掲げたのはWiFiだけの数字ですが、カタルが指摘した007の魅力の一つ、SQLは外部の導入品なのです。つまり世界中に転がっている技術の中で、選択眼を持っている人間がいる意味の評価は、非常に大きいのですね。株価が弱くなると売りたくなり…高くなると買いたくなる気持ちを、変えましょうね。
さてシャープは、間もなく鴻海精密工業への割当価格に並びます。カタルは早くから550円は決して高くはない、妥当な株価だと述べていましたが、覚えているでしょうか? 上場企業の場合、大規模なリストラクチャリングは、やりにくいですね。どうしても赤字になると評価が大きく下がります。だからデルのように、本来はMBOをして非上場化した後に構造改革を実現させて再上場させるべきなのでしょう。膨らむ人件費の一時的な膨大な費用は、投資家を不安にさせますね。ベテランの証券マンなら、その評価が分かるのでしょうが…今の時代は専門家を育てるのは大変な時間と費用が掛かります。一人の一人前の証券マンを育てるのに、どれだけお金を使い、実験をさせないと人間が育たないか…。自慢じゃないが、カタル君は、かなりの金額を市場に投じました。つまりお客様のお金で実験を繰り返し、試行錯誤して今のレベルになりました。しかし…マダマダですね。所詮は3流の域です。
さてDENAの決算を見たのですが、楽しみな会社ですね。良いですか…グリーはおそらく新規事業にDENAほど資金を投じてないでしょう。ただグリーは競争を急ぐあまり大盤振る舞いの買収をしているので、これがネックになっている可能性はあります。しかしLINEに対抗するコムより、海外展開を模索しているメッセンジャーは、多少、評価価値があるかも…でもグーグルなどが黙っているわけないですね。餅屋はもちや…やはり得意分野で勝負をすべきでしょうね。お金を引き上げても、引き上げても投資額に余裕が生まれてきていますね。良い現象です。そろそろ次の銘柄を考えないとなりませんが…僕の時間感覚は、やはりグリーなのですが…実態の進行度合いがどうなのでしょう。それにしても何故、DENAはこれほど叩かれたのでしょうね。あの発表数字は悪くないですね。どう考えても損益分岐点を超える海外ゲームの動向は、大きく評価されるべきですね。きっと…今が、買い場ですよ。
さて、どれどれ相場は、あらら…昨日、お約束で買った007は買値を下回り、32万7千円まで売られていますね。トホホ…。でも30万はキープしていますね。当たり前なのです。多くの人は10万円以下の買い玉を持っている筈で…、にわか投資家は株価がぶれると不安になり、利食いをしたくなります。どの株もそうですが、急伸した株はどうしても皆が利食いなので、株価が振れます。アークにしてもそうですね。しかしカタル君、基本は企業業績の推移を見て推奨をしていますから、一度動き出せば、通常3年程度は株価波動が続きます。グリーは、今、コンプガチャの影響から立ち上がるかどうかの瀬戸際に位置しています。この苦境を超えれば…また3年程度は株価の上昇が続くのでしょう。グリーだけでなく、DENAもそうですが、人口が1億2千万人程度の日本で生まれた携帯ゲーム、英語圏の利用者は何人ですか? 単純に考えただけでも株価は2倍、3倍、5倍となりますね。
何故、ガンホーは今一で、グリーやDENAの方が上と考えているか? デファクト・スタンダードを構築できるのは1位と2位までで3位には芽がありません。だからカタルはLINE、カカクトークに続く、コムの評価は非常に低いのです。むしろ韓国のカカクトークに参入余地がなく、日本で始めたLINEがカカクトークを凌ぐように、日本ではなく英語圏で始めるなら、話はある程度分かりますね。グリーのメッセンジャーのように…ただ世界はグーグルなどブランドが揃っており、太刀打ちが出来るかどうか…。日本で覇権を握れない会社が、世界で通用しないでしょう。でも携帯ゲームは行ける可能性がありますね。日本のお家芸です。

DENAの決算説明会の資料の損益分岐点の80百万ドルって…、100億円規模ですね。つまり3年程度の時間と100億のお金が、ガンホーにカバーできますか? 僕のガンホーに対する評価が低いのは、サードパティーの存在なのですね。システムを構築するには、お金と時間が掛かり、両者は常に行動し走っている訳で、通常は3年もの時間差は、なかなか埋まりません。いくらガンホーが好調でも…です。ガンホーには夢がない。でも仕掛け人が存在するから、株価は強いのですが…腕力だけでは相場は続きません。所詮、一時的な現象なのでしょう。
さてようやくJVCケンウッドも抜けてきましたね。ただ僕は、何故か使っている証券会社の規制が掛かっており、この株が買えないのです。だから他に銘柄を探さなくてはなりません。いくつか候補はありますが…。タイミングが当たるかどうか。先ずは買ってみないとなりませんね。三菱UFJの純資産はまた引き上がりますね。800円近いのでしょう。300円だった野村はまもなく4桁ですね。かたるが高く評価している米国でのリーマンの残党の活躍は数字に出ていませんね。いつか出るのでしょうね。基本的に割高な株は何時も買いで、割安な株は大概が売りなのでしょう。昨日は多くの人が何度か更新されているか覗いてくれたようで…恐縮です。あくまでも決めるのは自分自身の選択ですからね。失敗しても成功しても自分の技量なのです。所詮、自分自身の力量が基本的に儲けに繋がります。自分の人生経験を磨かないとならないのでしょう。互いに頑張りましょうね。

投稿者 kataru : 2013年05月14日 10:17