未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年05月02日)

かたる:今日は少し冒険的な話を書こうと思っています。過去、カタルが惹かれた銘柄の多くは、その後、大きく株価が上がっています。まぁ、昨日提示したJ・TECもそうですが、何度も登場させますが、カタルが、ネット上で最初に登場させた日揮は300円台の推奨だと思いますが、その後、時間はかかりましたが、現在では2000円台が定着している株価に育っています。ここ近年では金融相場の観点から、タカラレーベンを500円台だったかな?…で手掛け、銀座の資産を持つ松屋は、お気に入りの銘柄でしたね。この株も500円台だったかな? まぁ、掲げきれないほど、大きくなった株はたくさんあります。

その中で2010年春から惚れているのが、ピカ一との評価を付けているユビキタスこと007です。何故、惹かれるのか?よく自分にも分からないのですが…昨日、書いたように、最近はまた買いたくなってきたのです。今回の取り組みは6万円台の時からなのですが…村田との資本提携が決まり株価が一度大きく上がり、その後、低迷していた保ち合いからの参戦です。2010年の時は現役の証券マンで、ベンチャリの失敗を取り戻すとして送り出した銘柄でしたが、株価は394000円の高値で止まり下げました。QBの開発に時間が掛かり全体市況も低迷しからですね。QBの存在を最初に知った時は、株価が既に10万円近かったのです。だから推奨時より上がったことは上がったのですが…実質的には失敗ですね。多くのお客様の平均買値は20万円前後でしょう。故に先日、僕は6万円台で同じ金額の投資を薦めた訳ですね。そうして20万円台に戻ったので買い増しした分を売りなさいと述べました。200万円で10株なら下値の6万円台で同額ですから30株は買えている筈ですから、故に10株を売り200万円を回収しましょうと述べました。資金繰りが詰まっている人は20株売り、投下資本を全て回収しても良いですよ。…と述べましたね。

これは証券マンとしてのアドバイスです。相場観ではありませんね。相場に参加する人には、それぞれいろんな事情があります。中には借金をして無理をして資金を作っている人も居るでしょうし、余っているお金で投資している人も居ます。故に人ぞれぞれの立場で投資戦略は変わります。更に007の良さが分からなくて…買ってない人も居るでしょう。それでも良いのです。人それぞれです。でもカタルは出来る事なら、1株を現物で買って欲しいと…いつも言っています。そうして、先ずは1株買い、株価が2倍になったら、また一株買って、村田との協業が発表されたら1株買って、黒字に転換したら、もう1株買いましょうと、述べています。基本的には売り場は利益が出てきて、株価との整合性が生まれてからで充分だと思っています。つまり007だけは、他の銘柄とは1線を画して付き合って欲しいと述べています。過去、成長株はいくつか育っていますが…ひょっとすると、そのクラスの銘柄に育つかもしれないからですね。上場時のマイクロソフトを買って持っていれば…、日本でも松下やトヨタでも同じことですが…、本当の株式投資の醍醐味を味わえる可能性のある銘柄として、007を推奨しているからですね。もし資金繰りが苦しいなら100万円になったら1株だけを売り投下資本を回収して、後の株は永遠に持っていましょうと述べています。だから長い付き合いになるので、信用取引ではなく現物で買って欲しいと言っていたわけです。

この会社の概要について詳しい紹介レポートがあったので、それを紹介しておきます。此方です。そこで少し補足しますが…この手の企業は人なのです。創業者の資質で、企業の明暗が大きく分かれます。不思議な縁ですね。実はカタル君は「アスキー」に惚れこんでいる時期があり、過去のおいて痛い目に遭いました。興銀の中山素平さんは「今こそ、このような新興企業に手を差し伸べないで、どうして日本の未来があるのか?」と言って、アスキーへの融資を実行しました。今ではあり得ない融資で、背任容疑に問われる可能性が高い物件なのでしょう。その後、日債銀は特別背任罪に問われ最高裁まで争われましたが…結局は無罪になりました。この辺りの評価は非常に難しいのですね。過去、日本は無謀な融資を実行して、大きく育った企業が沢山あります。今でこそ世界一と言われるトヨタも三井銀行に助けてもらった時代があったのです。実は007の創業者のメンバーの中に、アスキーで活躍した鈴木氏が活躍しているのですね。なにか不思議な縁を感じます。カタルが上京した1989年、あの時にアスキーの選択ではなくマイクロソフトを買っていれば…人生は大きく変わりましたね。

実は似たようなものだったのですね。あの当時のビル・ゲイツも…。2011年4月にマサチューセッツ工科大学のメディアラボの4代目の所長に伊藤穣一さんが選ばれましたが、彼の採用は「結びつき」が出来ると男として採用されたと言われています。この「結びつき」の才能は、現代社会の置いて非常に大切なことなのです。「アンティキティラ島の機械」は、当初はなかなか解析が出来ませんでしたが、様々な学者が繋がることにより、現代ではその価値が明らかにされてきました。人間一人の力では限りがあるのですね。そこで様々な知恵、知識を持つ人同士を結び付ける才能が要求される訳です。ネット時代において、その距離は飛躍的に狭まりました。距離も時間も大きく短縮され、時代の進化が早くなっています。007に惹かれた直接のカタルの理由は、QBの開発なのですが、007のSQLと言う技術は実が外部導入なのですね。ここにカタルは大きく惹かれてもいるのです。分かりますかね?どんな優秀な人間でも、自分で開発できる量は知れています。それよりは他人が開発した技術を、世の中に生かす才能の方がより付加価値は高いはずですね。そこで007の鈴木さんの評価が問題になりますね。

その逸話を示す記事を発見しましたので、関心のある方は此方も読んでおくと良いでしょう。ビル・ゲイツの話しや鈴木さんの存在が、より理解されるでしょう。さて現状では、確かに、どう考えても株価は高いのです。だからカタルは10万円に拘っていました。何故なら、この価格は会社側が安いと感じ自社株買いを実施した価格だからですね。そうして株数を揃えようとしていたのですね。でもまた最近、007が買いたくなり、昨日、実験機をイカルスのように放ち、更に今日も寄り付きで買い乗せしました。この理由は時間の経過です。僕は市場原理主義者です。市場は常に実体経済に語りかけます。この株価は高いですか? 高いなら、どうぞ売ってください。安いなら、どうぞ買ってくださいと…それが調整です。調整でも値幅調整と時間調整がありますが…時間調整の方が価値は高いのです。それは人間の心は時間に勝てないからですね。一時的な興奮で行動をしないで、時間を置いて考える事が非常に大切です。

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昨日は日足のチャートを掲げましたが、今日は週足のチャートを掲げておきます。この1~2か月の株価の右肩上がりの下値を切り上げている保ち合いの調整パターンは非常に強い形で、おそらく、間もなく大きく株価は居所を変えるでしょう。故にカタルはもう少し、安い内(今の株価で)に買うことになるでしょう。さて昨日は知らなかったのですが、ニュース・リリースを見るとパナソニックとメガチップスの話しや、更にダイキンが同社の組み込みソフトを採用すると報じられていますね。ダイキンは世界トップグループのエアコンメーカーです。

カタルが何度も述べてきた「見えない利益」の話が、次々にベールを脱ぐ時期が到来するのでしょう。市場はピカ一企業に相応しい評価を与えると考えています。だから、もしリスクを負うつもりがあるなら、早めに唾を付けた方が良いのでしょう。1株でも良いから現物で買って置いて下さいね。まだたかが20万円です。ヤフーは、あの時200万円だったのですね。連休の谷間なので、後場には緩むかもしれません。株価はどう反応するか分かりませんが、カタルはチャートなどの判断から買い増しを実行します。来週にもSQLの導入の価値を語るときがあるかもしれません。この辺りの考え方は非常に分かりにくいのでしょう。J・TECの動きより、この20万円前後で過ごした時間の意味は、大きな価値が秘められています。今日は二つのページを紹介しました。この連休の中で時間を見つけ読んで置いて下さい。来週はその辺りを掘り下げてみたいと考えています。もし後場から株価が緩めば、また買ってみようかな? それとも株価に拘らずに、また買い乗せをすべきかどうか? でも他の銘柄も上がりそうだよね。アークもいよいよ始まりそうだし…。

そうだ…。007の決算数字は悪いと考えています。何故なら、この会社はかなり保守的です。更に、この時期の利益はまだ期待できませんね。だから「見えない利益」の話しをしている訳です。

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投稿者 kataru : 2013年05月02日 10:12