今日の市況(2013年01月09日)
かたる:金融相場が面白いのは…収益が出てないところで株価が大きく上がるからですね。通常、野村証券の上がるタイミングはもっと早く上がるべきなのでしょう。…が、作った利益を計上した辺りから動きだしている処に今の市場環境が窺えます。この場合の処は、所を用いるべきなのか? どっちでしょう。日本語は難しいですね。まぁ、いいや。基本的にカタル君はいい加減な人間なのですね。勝手にサラリーマンを辞めて東京に目途もなく上京したり、食う当てもなく歩合セールスを辞めたり…。まぁ、辞めてみて世間の認識がまた変わったのですが…。そんな話より今日の話題は、背景に収益見通しがある場合の株の上げ方と、ない場合の上げ方ですね。事例を挙げると野村より、今日、人気になっている三井住友建設にしましょうか?どう考えても、一株利益が5円程度で、まだ無配の会社ですからね。一株100円はPERで20倍ですから、現状の相場環境では高い方でしょう。

一方、アイフルの上げの原動力は、一株あたりの利益水準で101円になっていますね。つまりPER10倍なら株価は1000円と言う訳です。しかしアイフルは多額の損失計上を過去に実施しており税金を払わずに済むから100円の利益が出ているのでしょう。通常は税金を払うので半分程度まで減っても不思議ではなく、一株利益水準は50円から60円程度かな?と推測できます。サラ金業界は過払い請求処理も終わり利益が生まれています。しかしアコムもまだ完全に処理が終了したとは言えませんね。そろそろ過払い請求処理の最終版なのでしょう。アイフルは更にADR処理をしており、本来は倒産会社だったのですが…再建の見込みがあるという事で私的整理が認められました。故に、どうしても目一杯利益を計上する必要がありますね。この点が仕手性を呼ぶのかも知れませんが…シャープやマツダなどの環境の銘柄に比べると、魅力が些か乏しいかな?

僕が空売りをするならアイフルは狙わずに、つれ高になっているオリコが対象になります。でも今は空売りの相場ではありません。オリコは通常の決算方法のようです。分かりやすいですね。過払い請求の処理が数年続き、収益が落ちていましたが、ようやく終了を迎えるので最終利益が一株あたり30円なのでしょうね。しかしこの会社も税金を払っておらず、更に多額の借金を返済せねばなりませんね。通常なら融資をしてもらえる内容ではありませんが、流石みずほグループなので、倒産させる処理は出来なかったのでしょうね。本来は三井住友銀行のように株価が安い時に、本体に併合するのが通常の処理の仕方だと思いますね。この点がみずほらしいですね。おそらく金融庁から貸し出しに対し何らかの指摘がある内容なのでしょう。また増資を実施するのかどうか…。今日はサラ金の解説じゃないから、この辺にしますが…見かけの利益に騙されちゃ駄目ですね。現時点でサラ金株を買うならアコムが筋でしょう。でもアコムも売り上げの減少が確実に終わってからの方が無難です。

しかし…株って面白いですね。今の市場は新しい種族が入っており値動きで動く傾向が強いですね。故に上手いディーラーマンや仕手筋なら大儲けできますね。今日動いている三井住友建設はここ数日、100円の値固めを終えるあたりですから仕掛け場面ですね。野村もそろそろですが…やはり反発してきましたね。しかし駄目でしょう。当面は揉みあいですよ。下げないけれど揉みあいを続けるでしょう。もう少し待って次を狙えば良いですね。サラ金の解説をしていたら、今日のレポートの狙いが、ぶれてきましたね。大きくなる株の特徴はシャープの方が可能性は高いかな? シャープの現状は大幅赤字で非常に読みが難しいのです。下値で増資を連発すると駄目になりますが…僕が言いたいのは収益見通しが立たないで相場になるケースが、一番怖いのですね。つまり大きく育つ可能性が高いという事です。アイフルはせいぜい100円なので、1000円が限度でしょう。…が、理由が分からずに上がってくる株が、一番、魅力的なのです。
その点、三井住友建設もその部類ですね。僕は残念ながらみずほを買うために、半分、大発会に売りました。でも相場的にみてまだ綺麗なのですね。出来高バランスと値動きの話です。どう考えても説明が付かない過去の株価経過…。僕には背景がどうも納得できないのですが…チャートの節目などを見ると、まだまだこれからの印象もあります。しかし株価を支える背景が見えないのですね。この会社も曰く付き、アイフルもそうです。要するに何らかの事情が隠されており、株価を上げる種族が参加しているのでしょう。
あらら…期待しているグリーは下げていますね。まぁ、真打は休んでも良いか…。どうせ、まだやる銘柄はたくさんあります。DeNAとグリーとの比較感もいずれ披露します。この話をし出すと長くなりますからね。僕は本来、DeNA派ですね。しかし何故か、今はグリーを買っています。その理由は、僕自身が「この謎」を崩せないからですね。しかしどう考えてもアイフルは休むべきですね。余裕がないのかな? この点で、やはりシャープの方が僕には魅力的に見えます。でも、あの出来高の処は、明らかにやり過ぎで…故に調整が長引くのでしょう。今日、飛び始めている三井住友建設も出来高バランスからすれば、今日は、この株価に留めた方が無難です。一気にボリュームを引き上げるなら、相場は短命になります。28日の96円などは見事な演出ですね。7日の98円もそうです。ディーラーマンなら注意が怠れない場面ですね。今日の野村の468円の突込みもそうですが…。このような動きが素敵な場面ですね。
むかし、先輩が僕に指導してくれました。「相場が息をしている」という表現を用いていましたね。息、ブレスですが、下げたり上げたりする、小さな波動が適度にあれば面白いのですね。野村証券の高値は528円です。1割の下げで475円ですから今日の470円割れは打診を入れる場面ですね。それに3連続安はあまり頂けませんから…。野村の上げ相場の出来高パターンは悪くないですね。今日は値段を保てれば上等です。みずほも今日は買い場ですね。僕は159円でまた買いましたが、この辺りが限度じゃないかな? 下値はかなり固い筈です。
なかなかなのです。新聞の流れを読んでいるとアイディアが面白いですね。法人減税には人件費の引上げとか…。ただ日経新聞は分かりにくいですね。要するに観測報道が多いのですね。おそらく政策のアドバルーンに使われているのでしょう。反対派の勢力がどんな反応を示すかどうか…駆け引きの材料になっているようですね。しかし今は非常時です。「美しい日本」から「危機突破内閣」と…ようやく株屋心理が政策担当者に伝わったような気もしています。同時に非常に危うくも見えますね。為替水準が一気に飛んだように金利も上昇してきました。果たしてコントロールできるかどうか…。今は…この現状で良いのです。間違いなく正しいのでしょう。相場は野村から順調に上がっており、市場も支持しているようです。しかしこれは序盤ですね。これから本番を迎えます。政策がスピーディーに進むかどうか…この辺りは大手銀行株の株価動向にも影響を与えます。
野村は安値から2倍になりましたが…「みずほ」は、まだあまり上がっていませんね。春辺りまでに2倍の水準になっているかどうか…。昨日の日経夕刊を見ると米国ではファニーメイやFRBと大手銀行は和解していますね。1兆7千億円とか…これが最終処理なのかどうか良く分かりませんが金融機関に利益が戻らない限り、正常な経済活動はあり得ません。車が自動で走るトヨタが話題になっていますが、ドイツやグーグルなどに遅れているとも言われています。「京」の存在が新技術開発に結びつき、この「京」も、もう既に陳腐化し始めています。日本軍やドイツの敗戦の原因の一つに、暗号解読が背景にありました。日本は総合的な国のマネジメントが非常に下手ですね。だから有機ELで負けるのです。今度は4Kか…。石黒教授達のアンドロイド・ロボット開発などが、日本の生き残る主戦場ですね。なんとか政府としてIPS細胞以上に支援してほしいものです。公共事業関連は予防保全に留め、未来が見える希望を与えてほしいものです。

投稿者 kataru : 2013年01月09日 12:21