未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年01月08日)

かたる:今日は調整の話を少ししようかと思います。どんな有望な株式でも調整は必要です。野村証券は年末から13連騰しました。恐れ入り奉ります。いくら単純なネット世代が参入し短期売買が主流とは言え、大型株の部類である野村証券が13連騰もして341円から524円まで一直線ですからね。当然、休みますね。一方、同時期に活躍した人気株アイフルも流石に昨日は波乱でした。今日は高いですが、通常は駄目ですね。どう考えても休みが欲しい筈です。この休み方は二通り、値幅調整と時間調整で、その間の出来高の推移が問題になります。上手い事例を示せればいいのですが、この最初の波動であまりやり過ぎても駄目ですね。仕掛け人が渾身の力を振り向けて挑んでも通常は上手く行きません。プロは売りながら買うのですね。どんなに最終目標を高く思っても、売りながら買っている内は相場が続くものです。

さてアイフルは、昨日は波乱の展開でした。そうして今日は高く切り返していますが…一気に仕上げるようなら次の調整は長くなります。シャープも良い素質を秘めていましたが前回はやり過ぎですね。26日に存在感を示していますが…もう少し観察しないと分かりません。単純に切り返すようなら失敗します。出来高バランスは重要なシグナルですからね。株価が飛ぶことは、ある意味で将来性の高さを示す存在感の証明ですが、やり過ぎは禁物ですね。どうしても安く買った人の玉を整理しないとなりません。年末からこのような花形企業がたくさん生まれています。野村証券からアイフル、オリコ、マツダにシャープなど更に三井住友建設もその部類かな?

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マツダの130円前後の揉みあいは、非常にきれいな形で調整の過程が現れています。80円前後だった株が円安を切っ掛けに、一気に公募価格水準の130円台へ吹き上げ、その後の円安の環境応援もあり190円台に更に伸びましたね。マツダは以前、カタルが熱心に取り組んだ銘柄です。僕はあの時に円安になると思っていましたが、時期が大きくずれて2年ほど違いましたね。ただ現在は中国も赤字でしょう。唯一の成長の目はメキシコの新工場と為替ですね。この会社の株の実力はまだまだです。環境さえ整えば更に株価は高い位置に行けるはずです。問題は経営環境ですね。努力と環境がマッチしないと相場になりません。しかし昨日は綺麗な売り支持線ですね。

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急騰相場でもマツダのように途中で休みは必要なのです。アイフルも実は380円前後である程度休んでいますね。20日間程度は休んでいます。この休み方に注目しましょう。
アイフルの一株利益は税金を払っていませんから、既に妥当株価を超えていますよ。今、三井住友建設は100円台の攻防で休んでいます。通常、早ければそろそろ二段上げのタイミングですが…もう少し休むかもしれません。この休む間は当然、出来高は大きく落ち込みますが、あまり出来高が落ち込まない方が理想です。更に株価水準も下げないことが重要ですね。この調整過程の出来高推移に注目して置いて下さい。

今は短期調整の話をしていますが、グリーの話しを題材に話しをしましょう。昨日はニュースのように「コンプガチャ問題」であのような動きになったのですね。僕は知らなかったのです。ニュースを見て動きに納得しました。頂けませんね。新興企業の多くは経営者が未熟なために、このようなミスを多く犯します。DENAも過去に苦い経験があります。最近ではスタートトゥデイもこの部類でしょう。秋山さんに問題があるのか、田中さんに問題があるのか分かりませんが、兎に角、頂けません。折角の素質を有しておきながら、生かされていない気がします。優秀な経営陣を引っ張って来ないとなりませんね。でも人材の募集など見ていると、なかなかなのでは…とも考えています。あまり詳しく知っている訳じゃないから評価は避けますが、相場的な話に戻しましょう。カタルはある疑問があり、この会社に長く注目しています。何れその成果が生まれると推測している訳で、早ければそろそろのタイミングの筈です。故に11月の初旬に、3銘柄選んだ中の一つの銘柄だったのですね。昨日のコンプガチャ問題ですが、相場的には完全に織り込まれており、問題を表面化させ相場の調整具合を確認する作業だと考えています。

さてここで調整の話に戻しましょう。
調整の形で一番強いのは時間調整ですね。この時間が長ければ、長い程、大きな相場の芽の環境は整っています。日本株は1989年から相場らしい、相場はなく調整を続けています。なんと24年ですよ。2003年から反発も結果的に調整過程の一環でしょう。故に今回はかなり期待しています。通常、個別企業の景気循環平均は4年程度かな? 時間調整に勝るものはありません。勿論、シャープのような値幅調整も魅力的ですね。800円前後だった株が、一気に100円台前半に叩かれる株価は非常に魅力的です。ただし復活すればですが…。

調整の目安をどう感じるか? 一つは過去の株価の調整波動からの推測ですね。このやり方をカタルは時々用います。実はグリーはそろそろ、その時間的なタイミングが訪れます。自分でチャートとにらめっこして、僕の言っていることを考えてください。それ故に(
本当の狙いは別な所にありますが…)今回も大納会から大発会の動きをみて買い増ししたわけですが…おそらく近日中にボックスを放れると考えています。今回の件はグリーの失態ですよ。この会社にはこのような体質が残っているのでしょう。まぁ、許容の範囲ですがライブドアの教訓が生かされていませんね。少なくとも僕は過去の会社説明会資料を見てもその経緯に不可解なものを感じており、訴訟もそうですが、今回の事件も一連の流れにありますから、秋山さんは外すべきじゃないかな?とも考えています。でも同時にある種の期待感を捨てきれない会社でもあるのです。

簡単なレポートで調整の過程を語ることは難しいものですね。色んなパターンを同時に語ろうとするのに無理があったのかな?でも何かしらニュアンスを感じてもらえれば幸いです。果たして後場からグリーは切り返す事が出来るかな? それが理想ですが…既に安く始まっているから…まぁ、この形でも良しかな? 明日に期待が残るからね。

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投稿者 kataru : 2013年01月08日 11:56