未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年01月04日)

かたる:大発会も米国株高や円安を受け大幅な株高のスタートです。大型株でさえ窓をあけるスタートは今の人気を物語っており、金融相場の勢いを感じさせます。このような状態がまだ続くかどうかですね。人気が持続的に続くなら、だんだん経済は回転し出します。基本的に市場関係者は、過去に何度も騙されており、どうせ一時的な上昇に過ぎないと普通は思うのですね。故に今日辺りは、絶好の売り場とも考えられます。しかし2003年のみずほの動きを見れば分かります。下の株価チャートは、みずほの2003年4月から2004年9月末までの日足の状況です。

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今の株屋のイメージは、次への展開も同時に読んでいます。故にFRBの議事録が話題になるのでしょう。そうして同時に30年国債の利回り推移に注意を払わねばなりません。その状況は此方です。期間を短くすれば既に金利は上昇していますね。ここが重要ですよ。私は全体のイメージを大切にするから期間5年物を用いました。しかしメディアなどは3か月の推移を話題に捉えますね。グラフは期間のよりイメージがガラリと変わります。自分で作成すれば分かるのですね。しかし読むだけでは、私の述べている意味はなかなか理解できないでしょう。

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何故、みずほの2003年当時の株価と現在の米国長期金利の変動を、新春一発目の話題に据えたのか? 私の意図が分かる人はなかなかですね。人間が行動する心理の裏には様々な思いが隠されているものです。誰かが突然、怒り出したり、犯罪をするような背景は水面下に隠されているために、深層心理はなかなか理解されません。しかしそのような背景を追うテレビ番組があっても良いですね。人間の感情は複雑です。つもり積もった学習効果が行動の結果に繋がるのです。ここが重要ですね。私は野村証券の株価が年末に12連騰していると警戒感を伝え、今日は13連騰ですね。通常はそろそろ連騰記録は途切れるものですね。いくらなんでも確認作業が必要でしょう。しかしこのような状況が長く続くと人間は不安に対する恐怖が薄れ、我慢が出来なくなり買いつきます。上の二つのグラフはその状況を示しています。今はそろそろ…なのか? それとも本格的なスタートなのか?

世界中には6兆ドルもお金を中央銀行がばら撒いていると言います。これはベースマネーの話で、乗数効果が8倍程度あるとすれば、48兆ドルになり、誰が考えても心配になりますね。野村証券の1兆5千億円にのぼる投資キャッシュフローの意味が、一般に理解されるのは、まだまだ先でしょうが、昨日、カタルは総資産のリストを載せた意味も同時に解説しています。流動性の供給は必ず「ある現象」を生む筈ですね。特に日本は世界中で一番長くデフレ状況が続いていた国ですね。しかも経済規模はかなり大きく、多少のお金を吸収できて運用できる環境下にあります。世界第二の中国は怖いですね。この辺りの感覚を理解して頂ければ、今日のレポートは、これで終わりになります。昨年末から一貫して、実際は10月に感じ始めたのですが…マネタリーベースから始まった読みは、的確に読み切っていると思います。何度も言いますが売り物がなくては、お金は運用できません。大量の売り物が必要なのですね。1億、2億株と運用できる器が必要になります。100億円単位で運用する立場に立たないと、この辺の感覚はなかなか理解されないのでしょう。自分が大金持ちになった気持ちで相場を考えると良いのでしょう。今はその走りです。

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投稿者 kataru : 2013年01月04日 10:51