未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年08月12日)

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かたる:こんにちは今日は暑いですね。氷を頭に充てながら書いています。余りクーラーは好きじゃないし…でも今日は流石に入れたいな。さて暑さのせいで、先ほど原稿を一度書いたのですが、消しちゃいました。トホホ…。

今日の話題は…乱高下する市場は強弱感の表れで、天底の兆しですね。大きく下がっているので通常は底入れになる筈です。違うパターンも当然ありますね。ここから恐慌ならNYダウが1000ドル安とか…更に加速するパターンは強烈ですね。可能性は限りなく0でしょうが…通常は小康状態をつづけた後大幅に上がるパターンですね。問題は一度上がった後で下がるパターンもあります。株式相場は完全に何かを知っており、これから予期せぬ何かが起こるパターンですね。しかし僕は上がるパターンしか考えていません。

FRBの2年間のゼロ金利提供は、インフレを容認し成長路線を採用したわけです。成長を取るか? インフレ対策を取るか? 一番厄介なのがデフレですね。一度、市場心理が完全に変化すると、お金はあっても投資に回らず、「流動性の罠」と言う状態に陥ります。この現象が、米国のメロン銀行のマイナス金利誕生ですね。お金を預けて保証料などが取られるとは…米国も相当に危ない状況です。原因の一つは金融規制です。WSJによれば『米テキサス州キングウッドにあるメーンストリート・バンクは中小企業向け融資を中心にソコソコの収益を上げてきた。しかし、監督当局の規制強化を嫌気して州の銀行免許を返上することを決めた。』と報道されています。

このことから分かるように、日本を研究したバーナンキ議長はインフレターゲット論者の学者さんだから、おそらく期待インフレ率を高める政策であるQE3を実施するのでしょう。そうすると中国が文句を言いますね。しかしあまり知られていませんが金融引き締めを実施して預金準備率を上げている中国なのですが奇妙なのですね。6月にインターバンク市場で1Wもの金利が上昇し9%台に入りましたが、人民銀行は6月と7月に660億ドル前後を注入したそうです。矛盾しますね。6.5%のCPIなのに…。この意味は中国でも、同じジレンマを感じ成長路線も加味していると言うことです。中国はインフレを輸出していると米国を非難したのですよ。それにも拘らず一時的でも緩和政策を実施した。

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この段階の急激な下げは米国の二番底懸念、要するに景気後退です。折角、カンフル剤を打って、金融・財政政策を実施してきたのに、なかなか民間企業は投資を拡大させません。むしろ現金を握って様子を見ています。金融規制の怖さが分かりますか? 日本はミルトン・フリードマンの信望者である小泉・竹中両氏により、強引に不良債権処理が実行され、郵政民営化など、小さな政府を模索しましたね。この弊害と言うか…過剰な金融規制下に現在も位置しています。先ほどの話を総合してください。米国はデフレの淵を彷徨っていますね。故にFRBは期待インフレ率を高める為、QE3が次のテーマです。
要するに6月にQE2を終了させましたが、民需に繋がらず二段ロケットが不発でした。お金はあるのですよ。金の暴騰や格下げされた米国債が買われるわけですから…。要するにお金を動かしてあげればいいのです。しかし金融規制も道半ば、GSEは入院状態ですからね。FRBはハッキリとインフレ対策より成長路線を採用すると述べています。

こう考えると…次のテーマが見えてくるでしょう。僕は資源高を想定しIAEの摩訶不思議な行動から原油が急騰するのではないかと推測しているわけです。来年、北海油田とエジプトの生産が始まる太郎君は、この路線にある意味でピッタリ条件がマッチしているように感じます。何処かでヘッジファンドの仕掛けが入る銘柄候補ですね。

先日のアンリツ、これはスマートフォンが普及し通信料が増えるので、当然、その需要を満たすために設備投資をしますね。くしくもNECの玉をはめ込んだ大和証券は、玉の移動を考え、活動に力を入れますね。このような背景があったからアンリツを買ったのですが、DENAを買うために売っちゃって…。その後、急騰しました。株が上がるには、みんな背景がありますね。

大体、限られます。航空機需要も落ちませんね。新興国のGDPは増え、交通量は増えます。当然、注文が増えますから材料が足りなくなります。故に大阪チタンを狙っているわけですね。幸い、原油価格も高く海水淡水化事業が盛んになり、このプラントに利用されるチタンの需要も落ちないでしょう。

株には買われる背景がありますね。地所の投資から三井不動の湾岸開発から、日本人の横並び意識が高まり、さらに開発投資が増えれば、復興景気と相まってセメント需要とかの狙いも分かります。開発が進めば、当然、銀行のシナリオも生まれます。どのシナリオを投資家の皆さんが採用し、実際の世間の動きがプラスに動くかどうかで、相場のスケールが決まりますね。株が高値になっても整合性が取れる素質があり、仕掛け人が動き、世界中の動きがマッチすれば、大相場になりますね。最近ではITバブルかな?

最初の原稿とはだいぶニュアンスが違うようですが…マズマズかな?
明日はお休みします。田舎に墓参りに行きます。ご先祖様に現状を報告し進路を決めないとなりません。暑いですね。体が資本ですから、健康に留意されてください。

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投稿者 kataru : 2011年08月12日 16:30