未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年07月14日)

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かたる:踏み込んだバーナンキ発言も、景気指標の弱さに押されたのでしょうか?まぁ、もともと、この2週間、棒上げに、上げた株式市場には休みが必要な位置で、バーナンキ発言があっても、なくても、うまく行っても株価は横ばいなのでしょうね、きっと…。米国の2Qの業績数字は、そんなに良いはずがありません。日本ほど悪くはないでしょうが、決してサプライズが生まれる状態ではないのでしょう。

昨日の解説が必要かな?
中国のGDP速報値の9.5%は、驚く数字ですね。だって…これだけ金融引き締めを実施しているのに落ちませんね。GDPの伸びと、マネーサプライの伸びや金利の差から見て、経済は引き締めと言うよりポーズに近いのでしょうか? 預金準備率の引き上げが相次ぎ、ここに来て資金繰りが厳しくなっていると言いますが、GDPは9.5%も伸びるのに貸出金利は低く抑えられていますから、買い入れをしても投資をした方が得ですからね。故にマネーサプライが伸び続けるのですね。

この動きは本日の日経新聞で紹介されている、オークマの動きも裏付けていますね。ただ先駆した汎用品のツガミは流石に息切れですが、全体の受注残はそれほど衰えていません。むしろ堅調なイメージで、ファナックの稲葉さんの発言を支持した経済状態のようです。気になるのはインドのテロの動きでしょうかね? この時期のインドは重要な局面ですからね。世界経済にとって気になる話です。まぁ、中国と同じように上手く経済運営されると言う希望はやはり難しいでしょうね。共産党の一党支配構造は、優秀な官僚組織に似ていますからね。インドは地理的にも暑い所ですから、中国の半分程度と考えるべきかもしれません。

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時代や:世界の経済情勢を解説しても、相場にどう影響するんだよ。

かたる:それは経験と言うか…僕が一番怖いのが中国の過剰引締めだが…。市場経済と言うより物価統制などを見れば、管理型の市場経済で、少し一般のイメージとは違うからね。既に世界第二位に躍進し、馬鹿に出来ない金額になってきたね。500兆円の10%増は50兆円だからね。100兆円の10%とか20%とは、総額が違うよ。普通はそろそろ9%なんか無理で、7%程度に落ちても不思議ではない。最近の車の売れ行きを見れば分かるが、明らかに減速しているように感じるのだけれどね。

米国の消費動向は、緩やかな回復なんだろうね。むしろここに来てタイなどの新興国が勢いをつけているイメージだよ。タイは日本企業を取り入れて貿易収支は黒字基調だろう。新政権の政策のばらまきが予想されているが、日本企業を取り入れたので、新政権も経済運営がやりやすいだろうね。インドネシアは2億人4千万人の市場だからね。大きいね。

中国やインドだけでなく、アセアンなどの新興国があるから極端に落ちないない。むしろ緩やかな伸びは続くのだろう。この点、稲葉さんの読みは当たっている可能性がある。要するに作れば売れる状態だよ。問題は高度な製品ではなく汎用品化をすればいいわけだね。ツガミのような戦略だが、そこまで下げずに、そこそこの製品が良いのだろうね。

時代や:分かり辛い解説だね。工作機械の株が良いと言うの?

かたる:設備投資が落ちないと言うことは、景気は強いと言うことだよ。更に先はインドなどの大国の需要が控えている状態だよ。欧州は金利を上げ緊縮財政をしているが、イギリスの例を見れば分かるが、ケインズの論理が正しいのかどうか…。グローバル化が進み、世界経済を見ることが大切だと思うよ。情報化投資など確実に進展する市場もあり、要するに選択だろうね。全体がバンバン上がるようなイメージではないのだろう。

残念ながら、間違いなく日本の4-6月期の1Q決算は、かなり悪いよ。しかし…一昨日かな?あの下げを日銀が買っていたと言う事実は、本当らしいよ。だって日経平均株価はこのもみ合い圏の中で、どちらかと言えば高値近辺だよね。その位置で買ったと言う事実は日銀の姿勢が大きく変化していることを示しているね。散々騙されたから、日銀などの政策を馬鹿にしがちだが…明らかに整合性が出ている。

でも残念ながら円高になると言うことは、世界経済から見て、円の供給は不足しているのだろう。ここで金融庁の姿勢の変化だね。この意味は非常に大きいと思うが…本当に規制から振興へ向かいのだろうか? ヒントを出すよ。ベンチャリが上がっているね。僕には今、あるアイディアが芽生えつつあるね。また儲かるアイディアだね。本当に金融庁は規制から振興にスタンスを変えるのかどうか…。

トロ:興味があるね。なんだよ。どうせ、いつか話すのだから…今でも、良いじゃん。

かたる:まぁ、楽しみは後の話だよ。今日はカタル銘柄のオンパレードみたいな相場だね。うれしいな。お約束通り…今日は新高値を再び売らずに、更に買い増ししました。僅かな株数だけれど…玉数などは関係ない。主流のテーマであるデフレからの脱却を考えれば、総資産の大きな銀行は、必ず上がる筈だね。要するに日銀を信じるかどうかの問題だね。

小説ではないから「永過ぎた春」の相場は嫌いなので、少し売ったが…戸田工業などは25日線にタッチして戻る相場になっており、だんだん、セオリー通りの展開に戻る可能性があるね。要するに日銀が流動性を供給して経済を立て直すかどうかの話だね。

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時代や:バーナンキ発言の感想は?

かたる:当たり前の発言だね。原油価格がヒントになるよ。円高が進むと言うことは日銀の努力不足だね。円は流動性を求められているのに、発行量が少ないんだね。邦銀はもっと活躍余地があるのに行動が鈍いのだろう。要するに金融庁の規制の方針が強すぎるのだろうね。この辺りのバランスの政策が上手く動きだせば…しめたものだね。

株なんて流動性がある程度あれば、簡単に儲かるんだよ。あとは資金量の問題だね。自分の懐と、相談しながら、どの銘柄をどの程度買うかどうか…それだけの問題だよ。業績の良くなる銘柄は決まっているからね。久々の大物の成長株になるかな? DENAの4000円も5000円も単なる通過点に過ぎないね。何故なら、人口1億3千万の市場から開放され70億人を目指すのだから…コンテンツの売上高利益率は限りなく伸びるんだよ。また高値を買おうかな? やはり、こういう話は夢と希望があり面白いね。


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投稿者 kataru : 2011年07月14日 15:17