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2011年01月30日

サッカー観戦

サッカーを観戦し名前も知らない選手が決勝ゴールをあげた。「李 忠成」と言う在日韓国人の4世だと言います。父は西東京市田無で焼肉屋を経営し2007年に帰化したのだそうです。「Wikipedia」に詳しく書かれていました。本田選手がMVPに選ばれましたが、僕の個人的な感想はゴールキーパーの川島君にあげるべきだと考えました。韓国戦のPK阻止やオーストラリア戦でも何本もの決定的なゴールを阻止しました。

決勝ゴールをあげた李 忠成を、前田に代えて投入したアルベルト・ザッケローニ監督はイタリアでの現役時代は不運にも病気でリタイヤし家業を手伝っていたらしいが、その後、プロチームの監督としての経験を積み日本代表に就任された。僕より2歳上らしい。年棒は2億円の契約だそうだ。サッカー界としては少ない方なのだろう。それにしても結果論で判断されるのだろうが、これまでの監督に比べ攻撃力が増したように思うのは僕だけだろうか? 今までの日本代表は得点力がなく面白くなかったが、今回は確実に得点を重ねている印象を思っています。これまでは見事な采配です。

しかし株屋と同じく、結果論で評価を決められるのは仕方がない。実力がなく現役引退に追い込まれた証券マンもここに居るわけで、どの世界も結果論で評価される。それにも拘らず、日本と言う国は実力よりも、経歴や周りの調和により選ばれる仲良しクラブを形成している。菅さんも、僕に反対なら辞めれば良いと強権を振るえばいいのだ。消費税にしてもTPPも反対を押し切って実行すればいい。それから国民に真意を問えばいいのだろう。グダグダと堂々巡りをする政策運営は、いい加減に嫌になる。

「時間がないのに…」いったい何度、この言葉を使っただろう。

世の中、反対があるのは当然で、いろんな見方がある評価は、結果で判断されるわけで、僕が914万円の年収でサラリーマン時代を終えたのは、その程度の評価しかなかったから…。1億の大台をキープすることも出来ずに低迷し続けたのだから、仕方がない結果と言えよう。株屋の世界で1億などゴミみたいなお金なのに…僅か1千万も作れない人間か…とほほ。

話は変わるが中東は混乱しているらしい。チェニジアからアルジェリア、エジプト、最近はサウジへも広がっている。いつも思うがイスラムと言う教えは、何故、これほど支持されたのだろうか? 結果を見ればキリスト教などの方が、秩序を表面上は保っている。世の中いろんな考え方がある訳で、日本人はマスコミに扇動され、浮かれやすい人種なのだろう。主義主張が感じられない。やはり島国の為に自己主張をしなくても食えたからなのだろう。海に囲まれたおかげで侵略もなく村意識が育つような地形だったのだろう。

僕が最近読んだ記事の中で興味を引いた考え方は『ナスダック上場のATPオイル&ガス(ATPG)はメキシコ湾深海を中心に油田掘削事業を手掛けている。昨年のメキシコ湾でのBPの原油流出事故以来、掘削許可が制限されている中、同社の株価は大きく変動しており、石油ブームの2007年には50ドルを突破したが、BPの原油流出事故で10ドル弱まで暴落、その後15.64ドルまで戻している。現在の時価総額8億ドル。これに負債を加え、手元現金2億ドルを差し引いて算出される企業価値は30億ドルになる。一方、確定・推定埋蔵量の価値を年率10%で割り引いた現在価値は税引前ベースで66億ドル。両者の格差が縮小するとすれば、株価は現在の2倍以上になる可能性がある。』と言うバロンズの記事だった。

基本的に「麦わら帽子は冬に買え」と言う諺も好きな方だ。
でも我慢にも限界があるからね。時代の流れに翻弄されて生きる生き方もあるが、自ら転進する考え方もある。昔、帝国陸軍が負ける度に撤退するのではなく、「転進する」と言う言葉を好んで使っていたとか…。僕の場合は仕方なく株屋の廃業に追い込まれたが。今の生活は今のところ満足している。果たして今後どうなるか分からないが…。人生は面白いね。アルベルト・ザッケローニ監督か…。

投稿者 kataru : 11:49

2011年01月23日

余談

先日、鹿児島県の阿久根市の竹原市長の話を書いたが、西平氏新市長が当選されたが、どうかな?…できるのかなと言う印象を受けた。まぁ、短いテレビの編集を見ただけだから断言はできないが、改革は口で言うほど簡単ではないし、普通の状態ではできないものだろう。

1978年の第一次大平内閣の時代に消費税の必要性が言われ、実際の実現は竹下登時代の1988年に法律が成立し、1989年4月から3%で施行された。その後、1998年に5%に引きあがった。現在は多くの国民が消費税の引き上げに納得していると思われるが、実際は大衆迎合主義の政治家誕生で、国民の媚を売る役者政治家が多いためか実現されていない。遅々として進まない社会環境整備は政治家の役目だけれど、この迎合主義はどの世界にもある。

例えば仲間である話題が盛り上げっていても、自分の意見とは違うと思っても発言をしない奴がいる。そうして議論が終わったあとでチマチマと陰口をたたく人が一杯いる。最近、晩婚になっているが、これも男が草食系になったと言われるがプロポーズもしない男が多いと聞く。聞いてみると経済的な理由などを掲げる人が多いが、そんなことを考えて行動に踏み込まないで、ウジウジした人生を送っている奴が大勢いるのだろう。

僕は今、投資のスタイルを確立するために実験を繰り返しているが、残された時間はそう多くない。そろそろ本格的な投資をしなくてはならないが、まだ手法が確立されていない。一つはデータの分析が十分でない。昨年7月ごろには会社を辞めようと考え、行動を起こすことに決めた。決定的なのは小沢氏の敗北。そもそも株は日本国の姿を現すのでグローバル企業以外は国政に影響をうける。ましてや買いしかできない多くのお客様の要望を満たすことは、デフレ環境では不可能に近い。まぁ、自分の技量不足なのだろうが…。

仕方なく待つことになるが…いろいろ考えると最後は政治家ではなく、国民のレベルの話になり教育論の問題点が浮かぶ、故にベンチャーリンクの「7つの習慣」に期待を寄せたこともあったが…所詮は人間の資質が最後の勝負を決める。投資の世界も同じことが言える。下げてきたときにアタフタとする人間。人間は苦境の時に真価が分かるもの。でも多くの人は絶頂期しか話題にしない。落ちぶれた時に人間の真価が分かる。友達もそうだ。有名になると寄ってくる奴は大勢いる。しかし落ちぶれた時に声をかける友達は少ない。

まぁ、今は自分の人生と見合う成果が出せるかどうか…。きっと株屋は日本の中でも最前線に位置しているのだろう。およそ21年前に希望を胸に上京し5年ほど株屋をやりお金を貯めたら中国へ行こうと思っていた。しかし最初の計画であえなく挫折、何度か株屋をやめようと思ったことがあった。最初はこのネットを始めた時、1995年の阪神大震災の時にお金が切れ…それから1998年頃だったかな? まだ電話回線でインターネットに繋いでいた時代の話だ。あの時にITバブルで株が上がらなければ、きっとインターネットの業界で起業していただろう。しかし株が上がったから喜んで株屋を続けたが…。二度目は小泉・竹中改革に救われた外人投資家は政治環境を見ている。しかし今回は日経新聞の誤報の「二番底説」で食えなくなり、証券マンを辞めて自分で株をやることになった。

どんどん自力が失われている日本は、間もなく本格的な氷河期に向かう。不幸な組み合わせだな。今すぐ、消費税を引き上げ公務員や役人を3割程度カットし農業改革から自給自足ができる仕組みづくりに着手しないと間に合わないだろう。きっと現政権は決定を下せないから時間切れになると言うのが…最も現実的なシナリオだろう。劇的な環境変化は多くの悲劇を生む。まず年金生活者は食えなくなる。お金に価値はなくなり農地が価値を帯びるだろう。その時に人脈が生きるので農家の友達は大切にしなくてはならない。幸い、日本は豊かだから、何とかなるだろうが…

今はその時の為に、自立の道を模索する時間かな?何とか株で儲けて…借金を返し田舎暮らしを実現させないと、食えなくなった子供達に何かを残さないとならない。最近は日本の投資家を育て…効率的な資金配分の実現と言う夢は消えかかっている。まだ捨てた訳じゃないが、まずは自分の生活を確立させなくては、次のステップも歩めないから…僕は今でもビスタの投資家が選ぶ評論家のサイトの実現を諦めたわけじゃないが…やはりかなりのお金がかかるから…良いものを構築するためには時間もかかるしね。一度、自分で試してみて失敗したから…日本人は、まだ「情報の価値観」を分かっていないのだろう。ソフトにお金をかける文化がないからなぁ~。自分で探す努力すれば価値観が分かるんだね。何故、みのもんたが、あの番組を続けられるか? 多分、憶測だが…毎晩飲み歩く銀座のホステスの情報網が原点ではないだろうか。彼はおよそ一晩で100万から200万円程度かけているのだろう。生の情報の収集には、それくらいお金がかかるものなのだろう。

さて余談をグダグタ書いたが…。これから本格的な分析作業の時間だが、なにか良いアイディアが生まれるかどうか…。結果は分からない。結果を恐れ冒険をしないより一所懸命に努力する方が素敵な人生だと思うが…成功して初めてそう評価される。

投稿者 kataru : 12:49

2011年01月16日

小沢一郎

今、フジテレビの番組で小沢一郎が単独出演でインタビューに答えていました。少し僕はテレビを見ていましたが、やはり感じたことは一緒でしたね。折角、まともな政治家が日本にいるのに…総理になれないとは日本国民にとって不幸なことですね。米国の戦略にマスコミが踊らされ、一方的なレッテルを張っている感じです。自分で一度小沢さんの話を聞いてみればいいのです。マスコミの論調は間違っていますね。

僕が証券マンを辞めたのは菅さんが総理になったからです。小沢さんなら我慢して頑張ろうと思っていました。今は世界的な回復期待により相場が高いから、多少気持ちがなごんでいるでしょうが…やはり駄目でしょうね。TPPも僕は積極論者ですが、小沢氏の言うとおりでしょうね。農業弱者への配慮のセーフティーネットは必要でしょう。僕が彼を高く評価しているのは米国への認識です。僕らは米国民ではなく日本国民ですね。自分の国は自分で守るべきでしょう。そのためには徴兵制度も必要でしょう。兵器の開発も必要でしょうし防衛費を増やすべきでしょう。基本的に米国から自立すべきですね。

どこかの政治家が言っているようなうまい話はありません。米国は自国の利益になるから日米同盟を支持していますが、すでに金融危機で国力が落ち中国に追いつかれアタフタし出せば、簡単に日本を人身御供にしますね。馬鹿な日本人はマスコミの論調に踊らされずに、自分自身で考えれば分かります。投資の世界もそうですね。失敗は全て他人の責任、成功は当たり前と…そんなうまい話がある訳がない。結局はどこかで帳尻があるようになっています。

株の世界を考えれば分かります。上がり続ける株なんかないですね。上がれば下がるのです。下がれば上がるのですね。今は大きく下がったから、上がっているだけですね。決して世界に先駆けた発明をしているわけじゃないし…新興国の成長のおこぼれを享受しているだけです。しかし日立が本気になっているのか分かりませんが、変化を見せたのは最近です。重工はまだその予兆も感じられません。本来なら日立や重工が大活躍してコマツのようにスター株になるのが普通なのです。我が国を代表する産業のトップ企業が、折角、良質な環境があるのに生かしていませんね。残念な結果です。

政治家も企業家も3流国家の国、まぁ証券マンも3流ですね。僕のように幻想に流されて生きてきたのですから…。米国の金融株の動向を見れば分かります。日本の93年頃からの環境でしょう。あの時の日本は完全に間違った政策を実行しましたが、米国は正解を歩んでいます。しかしシティーバンクの株価はまだ10ドルになりませんし、バンカメも傷ついています。JPモルガンぐらいでしょう。そう簡単にあの損失を埋められませんね。日本は含み利益があったから、ある程度は耐えられました。ところが、りそなは未だに傷ついたままです。

日本は恵まれた環境に今はありますが、間もなく最も困難な時期を迎えます。団塊の世代が続々と退職し社会保障負担が急激に増します。今まではどうにかこうにか世間を騙して制度を維持してきましたが崩壊期を迎えます。年金の支給年代は徐々に上がり67歳から70歳になるでしょう。公務員の給料もカットされ人員もカットされます。これからの公務員は氷河期を迎えるでしょう。理屈からしてバブル崩壊以降20年以上もぬくぬくしてきた公務員は、今度は悲哀を浴びる順番でしょう。だからこれから就職を考えられる方は公務員関係を避けた方が良いでしょう。大変な改革に直面するでしょうね。

長年、企業の見てきて思いますね。
多くの企業は倒産の危機に直面し立ち直り、そうして大きく成長します。どんな会社でも好調期が長く続くと腐ってきますね。やはり困難な時期と好調な時期が交互に訪れると言う考え方が正しいのでしょう。だからできるだけ悪い時期の落ち込みを減らし、好調な時間を伸ばさねばなりません。日本は極端な政策運営を続けてどうにか現状維持を続けていますが、すでに時間切れでしょうね。もうすぐ、訪れる改革期に早く僕らは慣れないとならないでしょう。株を見ていると面白いですね。でも時間の感覚がなかなか掴めません。故にディーリングの実験もやっているのですが、成果があるかどうか…こればかりは証券マン時代もやったことがなかったのです。それと空売りを実践してみたいのです。

自分で考えないとなりません。多くのものに接して…いくつになっても悩み戸惑うのでしょう。

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投稿者 kataru : 09:53

2011年01月10日

変身企業を探せ!

新しい生活もようやくゆとりが出てきたかな?
今日は3連休の最終日で相場がないから状況の分析も必要ないし…、ゆっくりしていました。先ほど「アンストッパブル」と言う映画を見て、買い物をして帰ってきました。豊洲の行ったのですが、この新商業施設は都心型の複合店ですね。有名なユニクロやギャップなどをはじめ、ABCマートからすべてが揃う買い物街と言う感じですね。今日、感じたのは衣料品価格は下がったけれど、意外に高いなと感じるのはお菓子でしたね。セーターなどが3000円を切り、中には1000円台なのに、ショートケーキが590円でした。一般的なケーキの価格が400円を欠ける380円ぐらいだったかな?

最近、引っ越してから新しい街に、買い物に行くようになりました。
住宅街のためか?東陽町と言うところは物価が安いようです。それとも適度の競争意識が働いているのでしょか? スーパーの数が圧倒的に多いのか、兎に角、安いのです。大根が78円、ネギが2本で98円、にんじんは2本で100円、キャベツは98円とこんな感じです。だって僕の好きな井村屋さんのあずきバーが、あれは5本入りかな?それが150円で販売されています。もう一つ好きなのがロッテのラミーと言うチョコレートで、これが2つで300円です。この価格も安いですね。今まではほとんどスーパーにも行きませんでしたし、価格も気になりませんでしたが不思議なものです。貧乏生活のためか…時間があるせいか…スーパーに行く買い物が日課になっています。でも安いから当然、品物は3級品なのでしょう。百貨店とは違います。

僕の一日は新聞を見ることから始まっていましたが、今ではネットでニュースを見ることから始まります。専門誌は江東区の図書館にあります。最近、産経新聞系列かな?ビジネスアイにも時々目を通します。あの新聞はなかなか…かな? まだ読み始めて間もないので評価はできません。産業新聞や日刊工業が揃っている図書館はなかなかないですね。多くは日経止まりでしょう。雑誌もありますね。相場を見ているときに、まだゆとりがないようです。現役時代は周りの人たちの「つぶやき」がヒントになることがありましたが、今度は一人ですからね。その代り「ストックボイス」だったかな?の放送を見るようになりました。株が上がるには背景があるのですが、その背景の説明はなく材料しか報じていませんが、僕には充分のようです。

相場を考えるときに重要なことは経済状況なのですね。この感覚は素人には分からないでしょう。単に業績が良くても駄目だし、強弱感が対立しなくては駄目だし…圧倒的な勝ち負けは勝負になりません。僕は以前、GSユアサは偽物と判断し相場に参加しませんでしたが、結構、人気が続きました。現在の感覚は高岳でしょうが…。駄目な方が相場になるケースがあります。だから微妙に欠陥を持っている方が、ある程度の位置までなら、相場になります。もちろん本物の成長株に変身するのが一番ですが、そんな銘柄は10年に1度出るかどうかの確率でしょう。嘗て国が成長するころはいくらでもあったのでしょうが成熟社会ではどうでしょうか?ユニクロなんかは結構、時代をとらえた会社のようにも感じますが…。今なら日立や重工に芽がありますね。社会インフラ整備のスター株の素質はありますが経営者が、その方向に舵を切らないと駄目ですからね。

時代を乗り越える為に、強くなる企業もあります。最近、このような変身する株が結構ありますね。先ほどのスーパーの話と同じで銘柄は3級品なのですが、昔は万年200円か300円だった会社が1000円を超えているとか…いつの間にか常時一株利益が80円とか、利益が出るようになっている会社がありますね。今、期待しているのは桃太郎ですが、日産のリバイバルプランのリストラ戦略が功を奏し、変身した高収益企業になりつつあります。当然、株価のイメージは昔の儘です。100円~200円台の駄目会社が変身するわけだから、当然、仕手化しますね。最近、四季報を見ていると、こんな利益が定着するのかな? それともフロックかな?と思う企業があります。その会社の置かれた社会環境が、時代にあっているかどうか…僕は日本の自動車部品株は安いと思います。

でも系列のためか評価が低いですね。たしかにトヨタ系ならトヨタの意向で利益が左右されるわけだから、当然、単独の製品メーカーから見れば評価は低いのが当然でしょう。だからPERは割り負けになっている理由は分かります。しかし…村田などのケースに日本の自動車部品会社も変身するかもしれません。今、もし日本で大きくなる会社があるとすれば、社会インフラ企業絡みかこの自動車備品絡み、さらにはネットのソフト分野かな?本当は時代をリードする最先端の情報端末も掲げたいのですがセンスがないですね。経営者がハードの技術に拘るからかな?

パナソニックもソニーもシャープもネットテレビの覇権を握ればいいのですが…残念ながら小さな利害関係で世界に出ていませんね。おそらく米国のグーグルなんかに覇権を握られるのでしょう。僕が最近FOXやAXNを見るように…。日本勢はNHKなんかと組んで先進国の欧米を目指さないで、アジアを巻き込んだ展開を図ればいいのです。先進国の人口と新興国の人口は圧倒的に新興国有利です。ならここに商機があるでしょう。ソフトバンクは来年、負債のピークを越えます。だから孫さんが国内の総務省やNTTと闘わずにアジアの情報インフラ整備に力を注ぐことを望む次第です。今なら、まだ間に合うでしょう。国内勢の優良メーカーのソニーかパナソニック、またはシャープと組んでアジア進出をします。最後はソフトの覇権でしょう。アップルなんかに負けてほしくないな。相撲と同じで日本人横綱の誕生が望まれます。

投稿者 kataru : 18:49

2011年01月09日

会社を辞めて1か月の感情

会社を辞めて1か月が過ぎようとしているが、世間からの評価は芳しくないかな?
取り立てて大きな批判は聞かないが、一般的な評価は遊んでいるという評価なのだろう。自分自身の評価は、現役時代よりずっと勉強量が増えている。自分で儲けなければ食えないからプレッシャーがかかっているのだろう。未だに多くの人はプラプラするために会社に出勤する。でも会社に出て本当に仕事をする人は、せいぜい1割いるかどうかだろう。肉体労働なら仕方がないが、証券マンの場合は自己管理ができないと駄目だからなぁ~。更に自分自身ではどうにもできないこともある。そういえばお客さんがいない時に新規開拓しても無駄なので国会図書館に1~2年ほど通ったことがあったなぁ~。かみさんは会社に出勤しているから働いていると思っているらしいが…実際は遊んでいる方が多かったように思う。

最近の生活は朝方5時前後に起きて勉強し、6時半ごろから30分から40分ほどのランニングをしている。嘗て先輩がランニングハイと言う状態を言っていたが、残念ながらトレーニング時間が短いのか…やり始めた期間が短いためか分からないが、未だに経験したことはない。ただしカレンダー通り土日は休んでいる。基本的に怠け者なので嫌いなんだろうね。でも正月に走らない日が続いたときに走ってみたいなと言う誘惑は感じたけれど…あえて走らなかった。今日は日曜日だし、明日も走らない。

勤めていた会社側から封筒が来たので開いたら、昨年の支払調書だった。
金額を見て驚いたのが914万円だったので、こんなにもらったかな? 実感は300万ぐらいの印象だったのに…。不思議な気がした。僕の現役サラリーマンの最後を締めくくる年収が1千万に満たなかった。相場環境に影響され、一時は1億を何年か超えていたが…。1千万は世間の基準からみれば高い方かもしれない。しかし…僕の実感は300万だね。きっと、また住民税や所得税が取られるな。お金がないのに大変だね。実は高額納税時代の税金を分納している。未だに終わってないから大変だ。僕が会社を辞めた理由の一つに、手数料では食えない時代との思いがあった。米国の証券会社は成功報酬制だが、日本は認められていない。よって日本の証券会社は投資信託の販売で食うようになった。儲かっても儲からない投資信託の仕組み。偽物を育てる社会基盤が日本にはたくさんある。

でも、いつの時代も本物は偉く高い。つまり1流の領域は限られたもので、1位と2位の差は天と地の違いなのだろう。そうそう自分が一流になれるかどうかわからないが、一昨年の12月からの半年で100万円が1000万円を超えたお客様が居られた。連絡が不定期なのだが…あの自信は本物だろうか? 2003年の底から10倍にするのに2年半かかった。一時は40億円程度を儲けたのだが、ご存知のようにベンチャリなどで全部パーになった。売りが出来なかった。損をしたら売るのが嫌いだった。いろんな理由はあるが、兎も角、大負けに負けた。ずいぶんお客様にご迷惑をおかけした。もっと早くに会社を辞めるべきだったかもしれない。実は2007年に辞めようと思ったことがあった。ビスタをやり始め人任せでは駄目だな。と思った時だったが…踏み切れなかったな。あの時の年収は4700万ぐらいだったかな?

きっと僕が辞めた方が、お客様に負担をかけなかっただろう。悪いことをしたな。結果論として、こうして現役の証券マンを辞めたわけだから…。何度か立て直してから…との思いが強かったからだろうが、結果的に現役の証券マンの生活を落とさないで続けることができなかったから辞めることになったのだが…。こんな私的な話は皆さんにとってどうでもいいか…。結果が出てないから何とも言えないが後悔はしていないし、今の生活が嫌でもない。結構、充実しているかな?

最近、目先投資を手掛け、色んなことが分かるようになってきた。高値を平気で買えるんだね。現役時代はどうしても手数料が高いために、買うべきかどうか迷った段階で平気で買えるんだね。この感覚はずいぶん違うなぁ~。だって損切りが自分の決断でできるからリスクが取れるようになっている。先日、買った高岳の話をしよう。ストックボイスの放送で最初に値上がりしていることを知った。瞬時に行けるかどうか調べる為に、まずは事実かどうかネット上で調べてみた。毎日新聞だったか? 読売だったかの…忘れたが、一般紙の報道が切っ掛けと言っていた。調べたらネット上に掲載されており情報は本当なのだろうと判断した。

そうして直ぐに、今度は「チャデモ方式」を簡単に検索して調べてみた。この感覚…きっと行ける。この感覚は久しぶりの感覚だ。よって買いに行ったが最初は1000株を成り行きで買った。いや2000株だったかな?忘れたが…でも原則はその日に売ることを決めていたので、日ばかりをした。翌日、リスト銘柄に上がってきたので、再び買いに向かった。普通は躊躇する銘柄だね。人間と言うのは面白い動物で、慣れると感覚が麻痺してくるから…。失って初めて価値観を悟ることもあるし…。でもあの感覚が甦るとは不思議だな。

証券マン時代で、行けると思う感覚は結構あるが…、間にお客様の感情が入るから結構やりにくい。時間的な誤差が有意義に働くこともあるが、多くの場合はマイナスのようだ。よって自分が感じたとおりに行動できるのは結構ありがたいな。それもほぼリアルタイムに行動ができる。今のところ報告できるほどの成果は生まれていない。果たして投資家としての未来かたるはどんなレベルなのだろう?

投稿者 kataru : 10:41

2011年01月03日

新春を迎え…2


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昨日はQE2の政策が、何も米国経済の回復だけが目的ではないとの仮説を述べました。ご存知のように今年の6月まで6000億ドルもの資金をFRBは市場に投入します。ワールド・マネーが大きく増えるわけです。この政策をめぐり反対論が根強いですね。しかし経済の基本はベース・マネーを増やせば、インフレになり経済活動が盛んになります。リーマン・ショックの金融危機で世界の金融機関が傷つきました。その活動の穴を埋めるのが中央銀行の役目です。日本はバブル崩壊後、株や土地が下がっても経済活動に関係ないという三重野総裁が誕生し、バブル崩壊の傷跡を深くしました。期待インフレ率を裏切ったのです。その悪政の影響もあり,未だに「りそな」は正常化の道を歩んでいません。…にも拘らず、折角のチャンスである2003年からの回復を犠牲にして2006年に中央銀行は通貨供給量の削減に踏み切りました。そこに今回のリーマン・ショックが重なり日本の二番底は深く、それを経験しました。(一般的にいう二番底とは意味が違います。)2003年の安値を2008年10月に切りましたね。全ては日銀の失政でしょう。

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今でも白川さんはバーナンキ議長に異議を唱えているようです。量的緩和では解決しないという構造改革の必要性を述べているのでしょう。しかし基本的にデフレは克服できます。怖いのは通貨安のインフレですね。円高でデフレなら、いくらでも改善策はあります。日本株は2008年の二番底で1989年以降の下降局面を終了しました。昨年の10月5日の資産デフレ対策は、日銀の政策の中では的を得たものです。しかし量的というか、緩和姿勢はFRBに及びませんから、緩やかな回復の道を歩むと思われます。株価を見ればわかりますね。PBR1倍以下の銘柄が多いのは、明らかに期待インフレ率が市場に全くないのです。むしろデフレを前提にしているからですね。

この考え方の裏付けのデータを掲げ、新春のレポートにさせていただきます。
我が国の経済はリーマン・ショックの二番底(バブル崩壊とリーマン)のおかげで、経済界が自主戦略にようやく目覚めました。あの日立が台湾企業の軍門に下るのです。歴史的なことでしょう。もともと昨日掲げた交易条件などのデータを見れば、競争力のない製造業にしがみつく経営に無理があります。リストラクチャリングを乗り越えた鉄鋼業はグローバル化に大きく後れを取りました。本当はコマツのようになれたのです。如何に世界戦略が重要か分かりますね。

アップルの成功は製造業ではありませんね。我が国のソニーは先代の築き上げた功績を無駄にしていますね。製造業にありがちなミス経営を続けています。なぜ、ソフト戦略に目覚めないのでしょう。フィルタリング規制、公取委員会と叩かれDENAは揺れましたが、そうです、外に出ればいいのですね。日本での成長は限られます。これからの時代はソフトが時代を制するのです。ものづくり日本の精神論はやめにしなくてはなりません。会社に通勤し仕事をするふりをする時代は終わりましたね。世の中で価値があるのはアイディアです。そのアイディアを実現する力を、もっと日本は育てるべきでしょう。創造力は無限の輝きを持っています。銘柄を含めた検討はビスタの原稿でふれます。

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投稿者 kataru : 13:28

2011年01月02日

新春を迎え…1

新年を迎え、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
昨年は人生で二回目の転換を試みました。1989年にサラリーマン生活10年に見切りをつけ歩合セールスで21年を過ごし、昨年末に新しい生活をスタートさせました。普通の人間からみれば馬鹿な人生を送っていると思うかもしれませんね。でも僕は自分なりに一所懸命に生きているつもりです。

さて私のことより、昨年の相場はリーマンショックの金融危機から立ち上がりましたが、一時、二番底懸念でもたつきました。しかしQE2の政策を受け米国は資産効果による心理的な効果から2010年12月のS&P500種の月間上昇率は1991年以来、最大の上昇率だったと言います。失業保険の申請も2年半ぶりの低水準で消費も盛り上がっているという米国発の報道があります。

同時に中国では世界で最初に金融危機を克服したのですが、その後の展開は堅調ですが、ここに来て、もたつき始めたように感じます。株価の動きが正しいのかどうかわかりませんが、上海総合株価指数は明らかに横ばい水準になっています。年末にかけ金利を引き上げていますね。金利を引き上げるということは、経済活動を抑える動きになっているわけで、特に政権は物価水準に強い関心を示しているようです。この原因は元の売り介入で輸出活動を助ける政策が限界を迎えたのでしょう。世界で最も堅調な国はドイツです。欧州危機の恩恵をフルに受け、輸出により経済を立て直しました。日本は円の独自通貨ですから円高に見舞われ苦戦しています。

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最近、あまり話題にされなくなりましたが交易条件指数という数字が落ち、加工貿易立国、日本の競争力の欠如があります。新興国に輸出産業が移転し日本国内の競争力が低迷したのでしょう。しかしここに来て中国のインフレが問題化され、金利を上げる現象を見ると、ようやく空洞化の流れが減速し始めたようですね。一方では力を付けた中国の横暴な行為が目立つようにも感じます。当然、空母も建設する中国を、米国は面白く思っているはずはありませんね。もともとプラザ合意も日本の出る杭を打つ行為で、その後の日本の低迷は米国の政策とも考えられます。世界の金融界はユダヤ資本に牛耳られています。このユダヤの母国ともいうべきイスラエル沖で、昨年、イスラエルのエネルギー消費量の50年とも70年ともいわれる大規模なガス田の発見がありました。

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何故、米国はQE2の政策を実施したのでしょう?
表向きは二番底回避のための金融政策の実施ですが…カタル君はそう見えないのですね。もともと一人あたりのGDPの差がある国が、一気に世界最高峰の地位まで上り詰めることは無理なことです。そんなに甘いものじゃないでしょう。たしかに中国はすごいですね。その背景には共産党一党支配の優位性があります。地方政府の財源は地価です。土地の利用権を売却することで収益を上げて地方が競って産業を招聘しています。打ち出の小槌にも限界はあるでしょう。地価のバブル現象と言われていますが、この地価を支える原動力は国民の意欲です。この力が続けば財政を支えている地価を維持もできるでしょうが…どうでしょう。故に中国の政権担当者は日本がかつて成功した所得倍増論を採用したのでしょう。

つまり物価を上げると一番困るのは、一人あたりのGDP水準が低い国々なのです。おそらく米国はこれを狙っているのでしょう。イスラエルのガス田の発見もこの説を裏付けますね。故にQE2政策が浸透する今年は一次産品の価格上昇がメイン・テーマでしょう。年末に来て、それを感じ取るような銘柄が上がっていますね。市場では電子書籍やスマートフォン関連が賑わうような展開が指摘されていますが、カタル君の読みは米国と中国の戦いが焦点だと思うのです。

明日は国内要因を考えてみます。

投稿者 kataru : 13:55