« 2011年01月 | メイン | 2011年03月 »

2011年02月27日

現状分析

残念ながら、まだ明確に相場の方向性が見えません。もともとジャスミン革命がなくても、どんな形になっても資源価格の高騰は市場経済への新興国の参入により決まっています。何度も書きますが、新興国の人口は先進国のおよそ3倍です。その人たちが車を中心に文化的な生活を営むことで、様々な資材が高騰し資源価格を押し上げ、エネルギー革命が起こるのでしょう。EVも原子力発電や太陽光発電も全て一貫の流れですね。この為に自動車株や資源株が高騰しやすい背景があります。

一方、日本と同様に先進国は内外価格差競争にさらされ、労働集約型の非効率な産業が淘汰されます。先進国の経済活動は供給過多になり生産調整を強いられ構造転換が求められます。内外価格差調整ですね。その為にデフレ状態になりやすいのですね。市場が日本のように開かれてないと、更に落差が非常に大きなものになります。苦しみましたね。バブル崩壊の清算が「住専」や「りそな」で、もうすぐ終わります。永遠22年ですからね。実はこの時間調整は非常に貴重なものです。相場を考える場合、休んでいる時間が長いほど次の相場は大きくなります。

先進国のデフレは新興国のインフレにより調整が促進されます。今の現象はその動きでしょう。ジャスミン革命もインターネットと言う情報インフラ革命によりグローバル化が促進した形なのでしょう。ようやく新興国のインフレが始まり、先進国と新興国とのギャップが埋まり始めました。このインフレは、先進国に打撃を与えるものではなく、もうすぐ
先進国の出番になります。日本の場合、在外価格差で維持された鎖国制度が崩壊し、グローバル化の洗礼を受けました。ジャスミン革命も政策のグローバル化ですね。日本は独自ルールの崩壊(2003年まで)と先進国の洗礼(金融ショック)を二度に分けて受けました。今回のリーマン・ショックは駄目押しでしょう。

あと残された、考えられる構図は日本の財政問題です。
この処理がどんな形で進むのかは見えません。急激な円安になり物価高の中で調整するのか? 決断力のない政治情勢が痛みを先送りしているから生じていますが、菅政権が追い込まれて、唯一、人気を回復できる政策は、自らの定数削減と公務員改革でしょう。そうして痛みを自らが率先して行い、改革が完成するのでしょう。イギリスの株価はあれだけの緊縮財政を実施しているのに意外にしっかりしています。つまり自民党政権で実施した公共事業投資は前時代的なもので効果を発揮しませんでしたね。しかし光通信網などの整備にも使われデジタル化が進み、役所のインターネット申請も入口に位置していますから、まったく意味がなかったわけではありませんが効果は薄かったですね。

あの無駄が生きる素地がありますね。今ではインターネット通販が当たり前で、世界で最も効率的な物流システムが構築されています。きっと新しい時代の入り口に一番近いのは日本でしょう。財政難でお金もないしPFIを使った効率的な社会構成が世界で最初に完成される素地はたくさんあります。問題は政治家もそうですし、経営者も早く時代の変化を感じることでしょう。コマツのように目覚めた企業は体質も強くなります。重工は変身できるかどうか分かりませんが、ようやく変化の兆しが見えているようですね。日立は既に変化し始めていると信じていますが、調査をしたことがないから分かりませんが、今のところ内部変化が進んでいるように感じます。

日産のゴーンさんのようにグローバル視点に立った経営者が増え、明らかに日本経済は変革を迎えていますね。遅れている内需の方向性を決めるのは政治ですが、さらなる情報インフラ整備は必要なのに、先日の総務省の選択は3年もの時間を無駄にするもので残念でした。その為にステップを飛ばしソフトバンクは好業績を背景に、一足早くアジアのインフラ構築に動き始めたように感じています。背景には格付けにより金融圧迫が薄れ、動けるような環境になってきましたね。楽天も海外進出しDENAも動いています。

私は、菅政権は嫌いですが岡田さんの考え方は筋が通っているようにも感じています。小沢氏を好きなので、処分などすべきではなく団結して事に当たるべきだ思いますが、新しい政治スタイルを確立し始めているようにも感じますね。もう少し分かりやすい説明と、議員の定数削減や公務員改革などを目に見える形で実施すれば、扉は開けるようにも思っています。まずは政治家の定数削減と公務員改革を実施し、それを梃に財政再建を行いPFIを活用し民間力を高めるべきでしょう。その為の法令改正が必要ですね。このままでは一流企業は、みんな本社を日本以外に移転しますね。

さて長くなりましたが、こんな環境下で相場を考えると日本の置かれた環境下は地政学的に優位に立っています。人口を多く抱えるアジアに位置しています。さらに何と言っても相場論的に22年もの低迷期間が魅力的な大相場の条件を作っていますね。今はその入り口に位置しているのでしょう。新興国のインフレは日本にとって最も理想的な形なのです。まだ市場はインフレ懸念を充分理解していませんね。ようやく評価し始めたところで、私のように資源高は先進国とって新興国と対抗できる武器だと言う認識が市場にありません。

新興国は人件費、先進国は資源高と言う武器があります。少し分かりにくいでしょうか?先進国はGDPが高いので物価高の影響は受けますが、新興国ほど深刻ではありません。日産自動車のマーチに見られるように労働集約型の儲けが少ない部門を新興国に移転し、効率化投資に向けた転換期を日本は迎えます。丁度、炭素繊維のように加工などが技術的に容易になり普及期を迎えてきました。このような事例はたくさんありますね。何も素材だけでなくスマートフォンの進化もその一環ですね。マッピーだったかな?GPS機能を利用したSNSもありますね。要するに効率化社会が構築されSFのような未来社会が構築されますね。ロボットもその一環です。

大切なのは米国の戦略ですが、中国の成長が米国の脅威になりつつある現実があります。ステルス戦闘機開発や空母の製造を受け、米国は戦術を変え始めているようです。間もなく全人代総会が開かれますが、最近、中国は海洋開発にも熱心になってきましたね。一部では東西冷戦下の日本と似ている構図が存在すると言われています。これから起こる米中間の対立構図の中で、日本は漁夫の利を得る可能性があります。

具体的にグローバル化がどんな変化を日本にもたらすかと言えば…そうだな。日産自動車が1999年にリバイバルプランを打ち出しました。おかげで系列化の部品メーカー構造改革を迫られました。売上高利益率はたぶん系列下の中では、日産が一番低いでしょう。その為に日産の部品メーカーは、販売先をドイツ車メーカーや中国車メーカーに広げましたね。所謂、日産が鞭を使ったおかげで、グローバル企業に脱皮できたのです。鬼怒川ゴムなんかを見ると、そう感じますね。万年、100円~200円台の駄目会社だったのです。その会社がこの度の成長期で、変貌し始めました。河西工業もそうでしょう。

同じことが日本経済全般に言えます。財政赤字でどうにもなりません、故に知恵を出した変革を求められます。幸い日本は社会基盤の更新需要期を迎えます。この機会に電線の地中化を含めた新しいインフラ整備網を構築できれば世界で一番快適な国づくりが実現できます。リニアの物流システムが整備されれば、この空間を利用してゴミを資源化もできますね。国際会計基準もその手助けになりますね。日本独自基準が消えてグローバル化視点に変化しています。丁度、DENAが国内に拘っていましたが、海外進出を求められている構図に近いですね。こんな事例はたくさんありますよ。地味なメーカーではピジョンやTOTOなども大きく成長する可能性を秘めています。

考え方の基礎ができれば、その方向性で銘柄選別をして取り組めばいいのです。今はその端境期でようやく日本が新しい世界に向かうための入り口に立っているように感じる次第です。ただし一度もう少し資源高の洗礼を受ける可能性はあります。ジャスミン革命もまだ終焉を迎えたわけではありません。故に石油の発想に至っているわけですね。まともな銘柄を好む人は石油資源開発、リスクを選択し大きな値幅を狙い人はAOCだろうと考えている次第ですね。

投稿者 kataru : 14:33

2011年02月20日

ROE

今日は昨日の続きを少し考えてみます。スクリーニングとは非常に便利なものですが、検索のトラッキングエラーを知るために様々な工夫が必要です。例えば昨日はROEの改善度に注目しましたが、今の市場は外人投資家が主体です。彼らは大きな会社しか追跡していませんから時価総額基準を設けねばなりません。しかしカタルは作為的に昨日のリストを検索したのですね。本来ならROEが今期5%以上の改善を見せる時価総額が3000億円以上の会社は28社しか存在しません。

c20110220a.gif

時価総額基準を外すと216社がリストアップされます。ただ時価総額基準を外したので前期ROEが黒字の基準を新たに設けると157社になりますね。このリストをみると…我ながら良い銘柄を選んでいると思う次第です。このリストの上位銘柄にはカタル銘柄のDENA(2)、タカラレーベン(5)、鬼怒川ゴム(13)と並んでいます。ベンチャリのカーブスを買収したコシダカは4位に登場しています。それで昨日の冒頭コメントになりました。

c20110220b.gif

気を付けなくてはならないのは、あまりにハイリスク銘柄を狙うと危険なケースがあります。必ず危ないと言う訳ではありませんが、回復途上の会社は危険が付きまといますね。ベンチャリで懲りたわけですね。ベンチャリの失敗は利益余剰金の存在です。過去のリストラ清算の為に損失が膨らんでいたことです。今期のリストにも余剰金がマイナスの会社には株価が急上昇したフルキャストなどが並んでいます。危険を避ける為に利益余剰金のマイナスの会社を除外すると215社から157社に減りますが、リスクはかなり避けられますね。

株価の上昇度を見る基準も難しいのです。
市場は昨年の11月ごろから改善しましたが、8月には既に、いすゞなどは先駆した外人投資家により買い上げられています。出遅れ銘柄を探そうと11月末辺りを基準にすると既に相場に織り込まれていますが、前から上がっている銘柄を買う羽目になりますね。

僕らは失敗を教訓にして賢くならねばなりません。カタルは赤字から黒字転換への変化率の大きな銘柄を狙う投資を採用し、ハイリスクの変化率を狙いましたが、ベンチャリやインデックスで懲りましたね。この失敗は金融行政にも影響されたようです。昔なら銀行支援を受けられ改善する筈だったのですが、金融庁の指導によるマニュアル営業の影響から、立ち直るべき会社も見放されました。武富士などもその一例です。こちらは過剰な規制法令が影響し、意図的な計画倒産のようなものでしょう。

数々の失敗を経験し少しは賢くなりましたね。株価上昇率の観点から出遅れているガリバーやエイベックスは今後も注目されますが、エイベックスは利益の継続性に疑問があります。この点は決算発表で株価が急騰しているUBICにも言えますね。利益の継続性がPERを押し上げます。同時に少し売上高営業利益率が低いかな? 日本は資源のない国なので売上高営業利益率も問題化されますね。検索基準を変更すると、同じ発想の中でも異なる銘柄がリストアップされます。やはり検証していくとDENAの存在感は光りますね。このリストではカタルの一押しの007ことユビキタスは登場していません。ROEは18.8%、改善度は8.5%なので登場しても良いのでしょうが残念ながら小さな会社で連結会計してないからリストから漏れたのでしょう。今期に大幅なROE改善度を示す筈なのです。売上高営業利益率は42%ですね。基本的にインフレにも強い体質ですね。何しろ原材料費は人件費だけですからね。

経済情勢を考え検索の方法を変え、銘柄の追跡を行い、変化日を目途にトライする実験をスタートさせているわけです。問題は主眼を株価のテクニカルに置くか…業績推移に置くかで、ずいぶん投資方法も変化しますね。何度も述べますが今のカタルの課題はこの点にあります。短期のテクニカル分析を主眼に投資を進めるか…、それとも業績変化に主眼を持っていくのか? 株価は業績に影響されますから同じことですが、待たされるのを嫌っています。短期投資繰り返せば投資効率は上がり、利益が利益を生み天文学的な利益を得られると思って実験を続けていますが、時間的な余裕が限られてきました。僕に残された時間はあと3か月余りでしょう。果たして、わずかな期間に実験を適度の水準まで実践体制に引き上げられるかが今の課題です。

少し専門的でしょうか?
株価の世界はROEが基準なのです。投下資本に対する利益を競っているわけです。市場原理と言うのは投下資本を何処に投資するかです。GDPの成長率争いもそうですね。国家の力と言うのは何処に政策の主眼を置くかです。東大法学部出身の政策担当者はこんなことは分かっているでしょう。自分達が資金配分するのが正しい道と信じているのでしょう。故に市場原理を無視した規制や法律を設けるのでしょうね。市場は本来、高い効率経営する企業に資金を集め、その恩恵により国家が成長しようと言うのが市場主義の考え方です。その為に流動性は必要で冒険も必要です。

市場原理主義は非効率を排除するフィルター機能ですね。当然、弱者は敗退します。社会保障は弱者保護です。基本的に相反する性格を帯びていますが、頑張る人が更に強くなれればGDPも上がり弱者も救済できます。長いデフレは頑張る人を排除し年金生活者などの弱者を支援してきました。しかし…いずれ社会負担が増し沈没しますね。こんな考え方をするとROEと言う基準は面白いでしょう。世の中の仕組みの原点は繋がっていますね。漢字の生い立ちもそれぞれ意味があります。基本的な考え方の原点はみんな一緒です。手段が問われているだけなのでしょう。

投稿者 kataru : 11:51

2011年02月13日

ウォール・ストリート

今日は映画を観てきました。株屋らしく「ウォール・ストリート」なのですが…この手の映画はプロから見ると今一の印象です。米国の株屋は知りませんが…現実のリアル感は伝わってきませんね。どちらかと言えば恋愛ものに近いかな? 株屋のドラマと言うより…人間の駆け引きをテーマにした映画のようです。まぁ、名作にはなりません。でも少しは感じる所があったかな? 情報操作の一つの方法なのでしょうが…しかしあの程度の仕掛けでお金が動くかどうか…。

カタルは安全なものは…面白味がないといつも述べています。
世の中に安全・安心を求めようとすれば、全て自分でしなくてはなりません。野菜もコメも自分で作れるかな?無農薬と謳っているものも果たして本物かどうかは分かりません。結局、信じられるのは自分だけですから、全てを自分でやるしかありません。でも安心・安全も、程々程度に妥協をすれば自己満足は得られます。

銘柄を選ぶ場合、安心して投資をすることができ、リターンが高いなんて…ないのです。安心を求めればリターンは低くなるし、逆にリターンを求めればリスクは高くなります。こんなことは小学生でもわかる理屈です。他人任せでも駄目だし…しかし自分で開発するのは大変です。誰かが指導してくれれば時間は短縮できます。お金を払い学ぶのですね。知らないことはお金を払って学ぶのです。

世の中に無料でおいしい話などありません。何かしら代償を払っています。時間と言う代償を払うか、その時間は買うためにお金を払うか? 自分で試行錯誤しながらデータを無料のものから集めるのは大変ですね。いろんなデータを自分で集めると、有料の情報サイトに必ず行きます。特に海外はその傾向が強いようです。やはり情報にはお金を払うべきなのでしょうね。

問題は費用対効果ですね。
色んな情報を手に入れようとしても、時間的な制約はあります。だから誰かが感じたことを自分が判断すれば、その感じた人の時間を買えますね。無料のIRNETを毎日読んでいれば、一つの意見に行きつけます。正しいとか、間違っているとかの価値観ではありませんね。それは自分が判断するものなのです。世の中で起こっていることのエキスが、もらえればいいわけですね。IRNETは皆さん自身が、自ら感じてほしいといつも願っています。

投稿者 kataru : 21:05

2011年02月11日

雪の東京

今日の東京は珍しく朝から、終日、雪でしたね。降り方は小降りになりましたが、今も雪がちらついています。今日は休日ですが渋谷までN響を聴いてきました。今日はチョン・ミョンフン氏の指揮で「マーラー/交響曲 第3番」でした。結構、人気が高い人ですね。彼の指揮はこれまで2度ほど聴いている筈です。クラシックと言うのは、何度も聴かないと味が出てこないと言うか…分かりませんね。聴けば聴くほど、だんだん奥が深くなると言うか…耳に馴染んでくるようです。最近、妻が働くようになり、NHKの「朝ドラ」を二度ほど観ます。朝は僕一人で見るのですが…。夜、妻が観るので、一緒にまた観るのですが、ドラマと言うのも、二度、観ると別な面を感じるのです。

1回目には気付かなかったセリフの意味合いや、役者のしぐさが深みを増してくれます。ただやはりドラマだから…学芸会のような三文芝居のような面も現れます。実に面白いものです。人生、通いなれた道でも、毎日違った景色が見れるように…自分の心の置き所によっても違った見方になるものです。

実験とはいえ、最近、空売りをするようになりましたが、あれほど毛嫌いしていた空売りですが…最近は違和感がなくなってきました。証券マン当時は、空売りには罪悪感が常に付きまといました。日本を売るようで日本国民の姿でない…とか、証券マンが売りを仕掛けるようでは、誰が日本を支えるのか?…とか、こんな観念に囚われていたわけです。故に国策批判に走ったわけですが…今は社会的な不満は消えました。そりゃ、今でも社会体制が不健全だと考えますが、僕が思っているような危惧を、世間一般の人は抱いていないわけです。

先日の名古屋での選挙の投票率の低さはなんでしょう?
日本国民は何も考えていませんね。政治家が政争に明け暮れる時代ですから、末端の国民は何も考えないのでしょう。ただみんな、漠然と不安は抱いているのでしょうが、自らの手で何とか世の中を変えようとは思ってないようです。

ただチェニジアやエジプトでは閉塞感が極まり、世情を揺るがしていますが…GDPが3万台の日本はまだ食えますからね。多少、原油価格が上がっても、小麦価格が上がってもインフレだとは騒いでいません。ただエンゲル係数の高いGDPの低い国では死活問題だから政情が揺れるわけです。

市場原理が働かない株価に危機感を抱いた株屋は何人居るのでしょうか?
まぁ、日本国債が格下げされても、所詮は経常収支が黒字で自前の資金ですから、円安・物価高の悪魔のシナリオの幕は、なかなかおりません。この閉塞感はどんな形で変化するのでしょうね。日立のような企業は、まだ余裕があります。しかし作っても赤字計上のテレビ業界はどうでしょうか? 何故、新しい付加価値を求めないのでしょうか? 3Dなどの技術的な付加価値ではないですね。最後は文化ですよ。だからネット・テレビの情報の付加価値を前面に訴える社会システムを構築すれば、世界の覇権を握れます。総務省もここに経営資源を投じるように指導する役人が居ないのでしょうか?

まぁ、こんな風に幻想は膨らみますが…最近は別の時間を求めている自分が居るわけで、不思議な空間の中で時間を送っています。

投稿者 kataru : 22:54