未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年)(2012年12月25日)

かたる:周りの環境は整い、仕方なくこの手段に追い込まれる可能性が高くなってきましたね。この手段とは円安によるインフレ。カタルが最も心配していた最後の手段に傾くのでしょう。それしか手段が残されていない可能性がありますね。今の円安は良いのですよ。問題は90円前後に留めることができるかどうか。この水準を超えるとかなり物価に影響するでしょう。既に輸入業者は早過ぎる円安に恐怖を感じている筈です。問題はコントロールが出来るかどうかの問題です。国民感情は甘えのムードに浸っており、どう考えても自立の文字からは遠退いています。フクシマを見れば分かります。未だに家賃の補助が継続されており、いつまで続くのでしょう。社会的な弱者ならいざ知らず、働ける人も働かない現状を考えると、税金に頼る種族が続々と増えています。

年金生活者もその範疇でしょう。やはり支給年齢は70歳に引き上げるべきなのでしょう。社会の仕組みも高齢者の働く環境を整えるべきでしょう。ハローワークに行くと年齢制限を掲げては駄目だという法律なのか、指導なのか? 分かりませんが無駄が多いですね。面接に行っても断られる訳で、考えれば分かりますが50歳を超える人間より、若者の方が採用するには良いわけですね。くだらないお題目規制が存在するわけです。建前と現実の壁ですね。この社会環境だと年金受給を引き上げられません。日本はリセットできないようですね。若者が一旦入った会社を辞めて転職する時期を逸すると、余程のキャリアがないと落ちこぼれを生む環境のようです。40代50代でも転職できる環境を整えないとなりませんが、現実はなかなか難しいですね。時間が掛かります。

社会の構造改革が出来ないまま、時間切れの様相が出てきたのが、今年のテレビ業界の動きです。半導体から始まり日本は「ものづくりの国」と言う幻想が日本の方向性を惑わせたのではないでしょうか?公的資本形成、所謂、公共事業投資により農業人口を建設業へ変えて、最後は無駄な公共事業投資の象徴が、ヤン場ダムや諫早湾の干拓事業です。利害が対立するところまで効率が落ちた公的資本形成の新興国モデルに財務省は頼り過ぎました。今考えれば、田中角栄の金脈政治が問題になる辺りに、方向転換を諮るべきだったのでしょう。しかし自民党の農業政策などみると、効率的な農業の道を甘えの農業に変えて最後は全滅ですからね。日本の農業をどうやって支えるのでしょう。はやく自由化を受け入れて規制を緩和し、農業法人への転換を諮る必要があります。課題はこの辺りでしょう。果たして自民党は有効に機能するのでしょうか?

今日は安倍さんの発言もあり、株は高いようですが、明らかに休みを欲しているように見えます。僕が野村を売り、三井住友建設を残したのは仕手性が存在するからですね。時代の流れに合い、主力でない仕手株が活躍する時期になってきました。シャープはそろそろこの辺りのタイミングなのでしょうね。あと10円ほどなのでしょう。僕が手掛けているとすれば、ソロソロ買いに入ります。昔から初押しは買いと言います。ただ残念ながら、流れが合わないのです。アイフルやオリコにマツダも合いませんね。だから三井住友を残すことになっています。ひょっとすれば…との思いは、今も消えませんね。他に銘柄が見えないからです。どう考えても予防保全をはじめとした公共事業投資は増えますから、やはり建設株にもチャンスがある筈なのですね。内需拡大がキーワードの一つにもなります。

だからこんなボロ株が200円、300円になると空売りが馬鹿のように入りますね。全て純空でしょう。しかし2年後になると高収益に変貌する可能性もありますね。建設会社は長引く不況で損益分岐点がかなり低い筈です。しかも今の日本の技術は世界トップで大変なものですね。昨日、僕は買いものに出向いたら、道路工事をしており、例の掘っては埋める工事をまだやっているのですね。アスファルトを剥ぐ機械があるんですね。ダンプに直接、廃棄残土を入れていました。すごいですね。昔は確か手作業でドリルを使って削っていたのですが、今は自動になっています。建設機材も大きく変化しています。そんなわけで本当は住友建設を売りたいのですが、チャートの形は抜群で、間もなく再び大きく跳ねそうに見えます。でも皆さんは参戦しない方が良いでしょう。危険だから面白いのですが…やはりこの水準はリスクが高いですね。

そんなわけで次の選定銘柄に苦労しており、今は残りの上がってない銘柄を買うべきかどうか悩んでいます。吹き上げたら売り、その利益もろとも次の銘柄にぶち込みます。そうしないと2倍、2倍を10回、繰り返せないからですね。此処での安全なら、やはりみずほでしょうね。一番、出遅れています。出遅れ銘柄は通常、欠陥を抱えているものですが…如いて言うなら、その選択かな? でも僕は野村を売っているので、やはり全体は休むと思っている訳ですね。次の列車の話ですよ。

さて個別株の推奨をしているわけではないですからね。今は一度消えたアイディアの補修をしている最中ですね。素質のある株は理解していますから、あとはタイミングの話しだけなのですね。そのタイミングをどう掴むか? 投資するお金がふんだんにあるなら別ですね。それぞれに唾を付けておき、儲かってきたら買い乗せをすればいいのです。ポイント、ポイントでね。お金があるなら、今の三井住友建設は良い場面ですね。良い形をしています。大相場に入った場合は売る事より買うことに力を入れるべきですね。本当は、野村なども売りじゃなく、買い続ける銘柄なのでしょう。貧乏人は少しの利幅で売りたがるのです。仕方ありません。

シャープは263円辺りが一つのポイントでしょう。ただし前回はやり過ぎて、非常に強い売り支持線なので、高値を抜けても二番天井の可能性が高いと思っています。そうして時間をかけ次回に期待するわけですね。次回はかなり長く収益が見えないとなりません。だから来春になります。でも空売りも危険です。本物なら下がらない筈ですね。ボックスの筈ですよ。野村も休むと思いますが、大型株は一度休むと時間が掛かります。つまり次の流れがなかなか見えないのですね。故に残り物ですが…これも海外展開がどうなっているのか? 僕は経営者ではなく分かりませんね。もともと経営方針により会計を誤魔化せるのですね。この辺りに恣意的な要素が生まれ、演出が出来るのです。日産自動車のリバイバルプランなどは良い事例ですね。前期に未来損失を詰め込んで、鋭角的な回復を演出するわけです。会計士も馬鹿じゃないけれど、細かいところを精査は出来ませんし…大きな会社の検査など大変ですよ。だからプロは作為的な会計を承知で、歴史事例から判断します。どう考えても過去のデータから逸脱していれば原因が見えなければ、おかしいと思いますからね。

金融相場が面白いのは…利益が出ないうちから、株価が上がるからですね。野村は黒字を作りましたが…操作は簡単です。何しろ1兆5千億円もの投資があり、レバレッジが掛かっている筈で、儲かる物件は山のようにある筈です。勿論、その反面の損をする物件も数知れずありますね。どれを収益化させるか、結局、恣意的な配慮なのでしょう。銀行もそうですよ。国債の水準がこの水準でいくらでも利益を出せますね。株だって先日、大幅な赤字を出していますから分岐点が下がっています。事業会社もある程度の操作は可能ですね。CMを減らせば、利益は増えますね。グリーやDENAのCMは最近、減っているようです。どちらかと言えばDENAの方を良く見ますね。利益調整しているのかも知れませんね。海外に住んでないから一部しか見えませんが…。最近は健康食品のCMばかりですね。この辺りにも銘柄選別のヒントはあります。まだ安倍発言に相場は反応するようですが…反応しなくなれば相場の分岐点です。基本は此処ですね。

今日はヒントだけの話で目新しいものはありません。さて後場から三井住友建設は飛ぶのかどうか?今週は売らないつもりですが…株価が飛ぶと売りたくなりますね。どうなるかな?

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投稿者 kataru : 2012年12月25日 12:16