未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年)(2012年12月18日)

かたる:米国の財政の崖懸念が後退し株価が高く、日本も新政権の期待から高くなっているようです。ようやく金融株への買いが見られ、本来の期待される姿が見られ始めていますが…この流れが本来は筋の筈です。しかしシャープは良い動きになりましたね。IGZOの評価は高いのですが…目先の赤字から空売りが入り仕手化しました。そろそろ株価の動きが早くなっており強弱感も対立します。ただこの手の株は分かりません。背景に色んな思惑が絡むからですね。増資問題も内在しており200円台は、間違いなく300円にはいずれ成るとは思っていましたが…。IGZOへの評価が決める株価なのでしょう。そろそろ僕には判断が付かなくなっている動きになってきました。何故なら、来年の将来性を買っており業績の変化の速度を考えると調整は避けられないからです。更に時代の流れには沿っているが、政策の流れには反するシャープをどう捉えるか?

ただいつか述べたように株価水準が絶対的に低く、急伸したアイフル、オリコ、マツダ、ケネデックス、三井住友建設など、どれも休んでいる最中でも株価は下がりませんね。マネタリーベースの増加とは、全体のパイが膨らむことを示しており、ましてや人類史上、稀にみる規模で世界中の中央銀行による実験をしている訳で、資産価格が上がるのは明らかなのですね。よってどの株も上がります。要するに速度の問題だけですね。さて今日は…中段保ち合いのチャートの形を、いくつか解説してみたいと思います。一番強いのはシャープの12月10日の大陰線を、たった2日でクリアした動きですね。僕がIGZOの存在を解説した日ですね。これはものになると考えた日です。しかしタイミングはピッタリですが、その前から注目していたのに…ろくに調べもせず、100円台の時に見逃しているのは手痛い失敗です。前から関心は高かったのですから悔しいのですが…言い訳に過ぎません。

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このチャートは例外で、通常は中段保ち合いを形成します。
先日、売ろうと思いましたが売らなかった三井住友建設のように…、時価総額が小さければ玉の消化時間は短くなります。この中段もみ合いは…下値で勝った人が利食いを入れるのですね。新たに注目する人との綱引きの状態を示しています。シャープは赤字ですね。現在はリストラの最中で、いくらIGZOが素晴らしくても…製品の歩留まりなど技術的な問題や価格などの壁をクリアできるかどうか…。時代の流れは、むしろ安倍政権の財政出動に関心が向かう筈ですね。そこで今月初め12月3日に人気になった銘柄をいくつか見てみましょう。先ずは日本橋梁ですが10月から仕掛筋が動いているようです。Aで大陽線を入れ、横ばい波動を継続し、ボックスの上段で我慢している様子から、次に株価が離れるのは確定していたようです。そうしてBの場面は追撃買いのチャンスですね。ただ今回の揉みあいは右肩下がりの動きで、昨日高値を取っているので一段高しそうですが、この揉みあいの右肩下がりは、気に食いませんね。理由は今年の初めに大相場を演じているから二番煎じの銘柄だからですね。この時点で対象からは外れます。一度、10倍もの大相場を演じた株が、再び大きく切り返すのは至難の業ですね。

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次に三井住友建設ですが内容は頂けません。救いは低位株と流れに合った銘柄で株価水準だという事ですね。更に財閥系なので倒産の心配はないのでしょう。株価波動はアノマリーもあり注目される時期でした。故にカタルは選択したのですが…。Bの大陰線はかなり強く、通常はこのボックス維持できずに下がるケースが多い大陰線ですが、逆に、このような大陰線を抜けると強い相場になることがあります。この間の揉みあいは右肩上がりで誰かが玉を吸い上げているようにも見えます。仮にここでこのボックスを抜けると、Aの地点からBの株価波動、30円がプラスされ110円前後、あるいは2倍波動なら140円が次の目標株価になる可能性が出てきます。目先は…。

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最後に、この日の4番手はハザマでした。ボックスを抜ける時にボックスを放れる前に一旦沈み、右肩上がりのボックス上段に株価が位置していますね。目先の需給バランスが改善している兆しです。もう一段高が狙える動きですね。このような立ち上がり型のチャートで注目されるのは揉みあいの形です。野村証券のように大型株になると、どうしても下値で買った人が多いから、需給バランスの改善に時間が掛かり、ボックスが長引きますね。その途中で環境が変化すればアウトになります。多くの人は株価が上昇しているときに株価に注目しますが、むしろ揉みあいの形が重要なのですね。この変化をチャートの動きから需給バランスを読んで、投資をするタイミングを見極めます。

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少し参考になる部分がありましたか?
チャート分析は長年、商売でしたからお手のもの…問題は材料の評価ですね。その評価により株価が2倍程度か?それとも10倍銘柄に育つか?決まるのです。ヒントを掲げましょうか…「Wi-Drive」って、どんなものなのでしょう。既にIGUZOはiPone5sに搭載は確定しており、この評価が数字に出るのが来年10月頃の筈、シャープの動きを読む材料ですよ。問題は128Gバイトストレージの動きですね。この話だけでカタルの頭の中が分かる人はすごい人ですね。007に関連します。まぁ、今から来年の話をすると鬼が笑うから止めますが…株屋のスピードの読みはこんな感じですね。既に次の流れを見ていますね。

だから最高裁の判断も注目されるのですね。みんなの党の公約を見ると、ようやくカタルの主張は一般化されつつありますが、僕も知らなかった橋下さんの構想、地方政治からの動きの為に、彼は参議院のあり方を考えているようですね。ここに焦点が当たると日本も変化するかもしれません。米国型の大統領選挙のあり方とか…。自民党は石破さんを選出しましたが、政治力学が働き安倍さんが総裁ですね。何故なのでしょう。年金も介護も医療費も国に頼るのは止めて、自分で負担する独立した心を持たねばなりません。その為に社会の仕組みを敗者復活の米国型に変えないとなりませんね。日本人はいつしか他人に頼る依存型の人間が増えすぎています。僕のように…この形から脱出せねばなりません。

昨日、深夜便で桐嶋洋子さんの人生が語られていました。すごい人ですね。自由奔放と言うか…強い生き方と言うか…驚きでした。興味のある方は此方を読んでください。彼女は昭和12年生まれですね。終戦は8歳の時に迎えるのですね。恵まれた家庭に育ったために自由な生き方が出来たのでしょうか? 興味を覚えたので…何点か読んでみることにします。先日の平田オリザさんもそうですが…やはり人間と言うのは色んな刺激が必要のようです。小澤征爾さんの若い頃の話も面白かったですね。バイクでヨーロッパを旅して…色んな出来事に遭遇します。少しユトリが出来たら僕も高校生のように…世界中を旅してみたいな。今、高校生のお子さんをお持ちの方は、是非考えてください。学校など行っても何も学べませんが、感受性の強い高校生の時に2年や3年間くらい旅に出せば、何か得るものがある筈です。途中で死ぬリスクもあるでしょうが…しょうもない人生を送るくらいなら、そのくらいのリスクを負う価値はありますね。僕の息子は既に27歳だから…でも彼は会社を辞めて、旅に出るかな? 今度、聞いてみよう。

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投稿者 kataru : 2012年12月18日 12:52