今日の市況(2012年)(2012年01月13日)
おはようございます。嘆いても仕方はありませんが…ロングポジティブの行動が取れないなんて…世界景気の基本認識はそんなに悪いとは思えません。ただ力強い本格反騰は望めませんね。理由は明白で金融セクターが不安を抱えているからです。欧米の状態は日本と同じです。日本はバブル崩壊後、過度に実質的な金融規制であるコンプライアンス強化に走りました。昨年、金融庁の「規制から振興へ」と言う考え方が日経に報じられてから1年近く経つと思いますが実体は何も変わっていませんね。基本的に金融機関に利益が蓄積しないと力強い経済回復はありません。欧米は金融危機からBIS規制の強化に動いています。ギリシャ国債の50~60%の強制カットは自己資本を失い、それを補わねばなりません。だから増資を発表したイタリアのウニクレディトは大幅安しました。資産デフレの最中に実質的な不良債権処理をしても効果は薄い事を日本の歴史は示していますね。資産価格を上げさせねばならないのです。だからFRBはMBSの購入を実施しなければなりません。米国の金融機関の株価が下がっている現状で米国高が長く続く道理はありませんね。景気は回復するけれど力強くはないのでしょう。
日本では内閣改造が実施されています。岡田さんの考え方は不透明ですが菅政権での対応は意外に頑固な性格ですね。大坂の橋下市長にも似たところがあります。野田政権は東電の処理をどうするのでしょう。リストラ程度で公的資金を投入するかどうか…この点が不明瞭です。枝野さんは強硬派です。しかし野田政権は経団連とのパイプを修正していますね。この辺りの読みが東電の株価に関わります。まだ五分五分なのでしょう。株主責任と貸し手責任を問う可能性はありますね。みずほがイニシアティブをとるとか…三菱ではないのですね。日本は三菱村ですからね。電力料金は引き上がり、どんどん日本の管理コストが上がり国際競争に負ける環境になりますね。アイルランドと違う選択です。
結局、最高利益を更新してもサプライズでない限り、じり安を続ける市場に見えますね。日本医薬品工業などの動きはその事を物語っています。DENAは止まる位置ですが、通常、この辺りの水準を維持して、もう一段安したところが買い場のセオリーですが…どうかな? 以前の上昇開始は2月でしたね。3Qの発表が切っ掛けになっています。その上げの前の下げのようにも見えますが…。今日の金融株は上がっていますね。果たして高値を抜けるかどうか…コマツやホンダが上昇しセオリー通りの動きですね。ただ両社とも上昇はしますが強い動きになるかどうかは疑問符が付きます。ホンダは米国景気、コマツは落ち込んでいる中国への期待があります。
もう一つ、日銀のETFの買いは実質的に玉の沈潜になりますね。つまり売り買いする対象から外れ浮動株が沈むのですね。基本的にある程度、玉が沈めば株価は軽くなります。今日は昨日の欧州債の入札が好調だったと言うことで…市場に安心感が戻っているようです。欧州危機は僕の読み通りの展開になりそうですね。昨日の入札は順調で市場にサプライズの印象を与えているようです。本格的に大きく上がらないが、暫くは上昇が続く可能性もありますね。今日はこんなところかな? 本日の内閣改造の顔ぶれ、そうして台湾の選挙は注目されます。これは解説が必要かな?
中国は台湾に対し懐柔策をとっており、現職の国民党の馬英九総統が再選されれば、中国は台湾を優遇するでしょう。しかし民進党の蔡英文主席が勝つと、台湾経済に影響を与えますね。特に半導体関連は影響を受けるでしょう。エルピーダやエレクトロンの株価に影響を与える可能性があります。中国は台湾企業を優遇し税制面も優遇しています。
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株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ投稿者 kataru : 2012年01月13日 10:43
