未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年06月28日)

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かたる:現在サッカーのユーロ2012が開催され、スペインとポルトガルはPK戦の末スペインが決勝に進むとか…。その決勝戦の相手は今晩、ドイツとイタリアが対戦するとのことです。仮にドイツが勝ってスペインと対決する組み合わせになると…EU首脳サミットで議論されているユーロ共同債や銀行同盟の話しの構図と似ている組み合わせになりますね。支援を求めるスペインが勝つか? 支援を拒むドイツが勝つか…。早くもメルケルは簡単な解決策はないと…義務を果たさない南欧諸国を堅実派の緊縮姿勢を維持するドイツはけん制しています。この戦う構図は経済もサッカーも似ていますね。

世界の中央銀行の協調緩和姿勢が世界の株を押し上げたのは昨年末から3月まで…ここで市場は中央銀行のカンフル剤を否定し足りないと実態経済の政策を催促しています。まぁ、下げ方はあまり強くなく、何か出るのではないかと…期待で上げることもあるので昨年の協調姿勢で充分かもしれません。日本の消費税が参議院も通過すれば、例の淡い期待のカタルの仮説が効くかもしれません。併記された実質成長率と名目成長率…今までは名目の方が実質より低いことが多かったですね。デフレで物価が下がるからです。円高はある意味で輸入物価を押し下げ、原油高騰のマイナス要因を埋めてきました。しかし…電力料金やパート社員の保険料の増大など、様々な維持コストが諸外国に比べ割高になり、とうとうトヨタも海外移転を決めています。

むかし、教科書で習った加工貿易立国の日本と言う概念が大きく変わりそうです。今は債権大国の外部依存で食べているようなものですね。国内で円高を超える付加価値の高い技術が生まれず…最大の外貨獲得マシンの自動車も空洞化の流れに陥っています。益々、加速される海外進出は、間もなく潮目が変化するのでしょう。EU首脳会談で何か生まれると言う期待は抱かないことにしています。人間と言う動物は、最後は自分のエゴで行動するのでしょう。しかし今日の相場は本物っぽい動きをしていますね。EUの会合は兎も角、震災が自動車の空洞化まで拍車をかけ貿易赤字に繋がり、円安を生み日本株が買われる図式になるのでしょうか?

私には円安がプラスに思えないのですね。謎の解説なのですね。一般論は円安が日本の輸出企業を助け製造業の回帰から資本投資が進み景気がプラスに転じると言うものです。それとも今日の上げは、代替えエネルギー投資を好感しているのでしょうか? 震災により脱原発から割高な太陽光発電などを政策は選択しました。電力料金は上がりますが、資源のない日本の基礎体力は強くなります。政策が未来型投資を生む正しい選択の一つとも考えられますね。

どうも頭の中が混乱しているらしく、上手く文章が繋がっていませんね。三井住友銀行の上げは本筋なのです。三菱もみずほも3%を超える値上がり率です。チャートの形も悪くなく、筋論から相場は動き始めているとも考えられます。今、日経新聞の解説をもう一度読み直してみましたが、相対比較論を書いているのですね。欧米の銀行の環境が劣化した為、邦銀の客観性価値が引き上がったと…なっています。しかし…この解説は少し片手落ち、邦銀のグローバル化の動きを評価しているか…あるいは太陽光などの代替えエネルギー投資などの政策を評価しているのかもしれませんね。

未来型投資が日本を救う。
原発が「省エネ化の日本」を生むかもしれません。LEDの普及を目指し白熱球の販売自粛要請などは理に適った政策です。時間はかかっていますが、高速道路の無人運転もITSを利用したりする未来型投資を促進させる構図になりそうです。まだ見えないな。…なにか不足している様な…、新しい動きが始まっている様な…、漠然としすぎていますね。やはり消費税の引き上げが海外投資家を動かすのかな?もう少し考える必要がありそうです。今日は頭の中が纏まっていませんね。

この銀行株の動きは注目され、要注目だと述べておくだけにしましょう。デフレの脱却は未来型投資の選択なのですね。スマート・シティー構想が沸き上がると面白いけれど…現実に動き出すかどうか。

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投稿者 kataru : 2012年06月28日 13:48