今日の市況(2012年05月31日)
かたる:資本主義の原点は昨日話題にした「キック・スターター」のようなものでしょう。あんなサイトが登場すれば、日本も大きく変わるかもしれませんね。金融の仕組みが大きく変わります。個人それぞれが自分の応援するビジネスを育てることが出来ます。少し説明が必要かな? NHKの報道によれば、あのサイトはアイディアを実現させるサイトで、紹介されていた例はNYの地下に使われてない膨大な地下空間があり、以前は地下鉄の操作場だったとの事。その空間に地上から太陽光を引っ張って地下公園を造ろうとするアイディアに資金提供を呼びかけるアイディアに資金を募集する実例が紹介されていました。様々なアイディアはあるが、起業する資金がないからインターネットで資金を集めるプロモーションビデオのサイトが「キック・スターター」なのです。僕にもあるアイディアはありますが資金がないからできない。そこで僕は映像を使って、資金提供をインターネットで求めるわけです。
市場原理と言うのは人々が実現させたい社会を作り上げる仕組みです。みんながおもう訳です。こんな市場ではいけないと…だから長い時間をかけて株式市場を通じて日本を見つめてきました。それがIRNETを続けている理由ですね。末端のセールスだった証券マンの端くれが日本の方向性は間違っていると考えているのです。理屈に合わない株価。おかしいですよ。安くなれば買収されるはずなのに…日本的な仕組みで、それを阻止するわけです。その結果、ライブドアは排除されました。しかしどうでしょう。フジテレビは変わりましたか?日本のメディアは何処か、おかしくないですか? 画一化された報道は日本人を悪い方向に教育しているとしか、思えません。表面上だけの報道を繰り返していますが、あの関越自動車道のバス事故が、何故、起こったのでしょう。その背景を考えたメディアのレポートを見たことがありませんね。おそらく過酷な実態があるので疲れて居眠りをしたのでしょう。規制をいくら強化しても抜本的な社会構成を変えない限り駄目でしょうね。
末端の労働者がまともに暮らすためには、一つの職では駄目で眠る時間を惜しんで、二つの職で資金を得て暮らしているのでしょう。1年や2年なら何とかなるかも知れません。しかし5年、10年、デフレ社会は20年を超えています。限界点を超えていますね。小沢さんが消費税引き上げを拒み、その前にまだやることがあると言い、中央の一極集中から地方を重視する考えを野田さんに伝えたようですが、その通りだと思っています。日本村社会を支える為に中央一極集中を企ててきた官僚政治は手詰まりを迎えました。この話は長くなりますね。いずれまた語る機会があるでしょう。株価が下がると愚痴が漏れますが…単純平均株価を見れば、そろそろ下値を打ってもおかしくない水準です。
スペインの話しなどは一つの材料に過ぎません。最近、良く感じるのは、材料を打ち出し、メディアを誘導して、市場を動かしているだけなのだろうと思うことがよくあります。資金のある人は、東レなどの銘柄を下がるたびに買えば良いし、資金のない人は待てばいいのです。株価はいずれ上昇します。その時に一緒に動けばいいのですね。僕が25年ぶり10週連続陽線を信じ、野村を買って投げましたが駄目でしたね。あのタイミングが限界点だったのです。だからもう一度、やり直し。仕方なく太陽光の材料株のサニックスを選択しましたが、やはり市場にはやる人も居ないようです。材料株も上がらないのだから全面安しかありません。しかし下げていますが、僕はグリーに依然、関心を抱き続けています。もっと下げればいいと…ある意味で願ってもいます。持っている株は下がり続け損をしてはいますが、さらに安く買えるチャンスが来るわけですね。だから下げることも必要なのでしょう。

投稿者 kataru : 2012年05月31日 14:31