未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年05月14日)

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かたる:やはり、一番、魅力のある株はグリーかな?…と感じています。
ただ同時に日銀は僅かな規模の金融緩和拡大を続けているとはいえ、累積緩和は何れ冷酒のように実体経済に効くのでしょう。まるでゆでカエルのようなものかな?とも同時に感じているわけです。劣後債発行に追い込まれた野村証券は時間切れになるか…間に合うのか? ハイリスクの賭けですね。両銘柄のリスク感覚は、同じようなもの。野村は金融株だから倒産の二文字である紙くずリスクもあるし、グリーは国内規制強化リスクと言う壁を抱えています。株式相場の先行きを読むのは難しい。日銀が危険資産を買い取る禁じ手を実行しているのに、なかなか資産デフレは止まりません。不思議なことですね。筋論はどう考えても金融相場を支持しているわけです。20年以上も清貧思想を続けているので、こういう時代背景になったのでしょう。

先日、ニュースで子供たちの運動能力の実験結果を発表していました。なんと体育指導を受けている子供たちが、体育指導を受けない子供達より運動機能が劣っていると言うのです。「えっ?」このニュースを聞いた時に耳を疑いました。理由は体育指導の時は、一人一人順番に子供に同じ演技をさせ、順番が来るまで子供たちはおとなしく待っています。一方、指導を受けてない子供たちは、順番を待つことはなく自由に遊び回る…訳ですね。しかもその間に色んな運動をします。こういう事らしいのですね。指導教員が少人数なので、多くの子供は演技の順番を待つのでしょう。

先日の関越の事故が引き金で法律が改正され規制が強化され、今度はホテル火災でスプリンクラーの規制が強化されるとか…。事故があるたびに規制の基準が問題視され、どんどん効率が落ちるのですね。原発事故が起こると科学進歩より、安全・安心を求める国か…金融規制により雁字搦めにされ、投資活動が起きなくなり、日銀だけが必死になって資産デフレに対峙している様子が、垣間見れますね。きっと白川さんは、苦々しく感じているかもしれません。なにも株屋だけが、時代背景を嘆いている訳じゃないのでしょう。223円から417円に跳ね上がる野村は、再び200円台に沈んでいます。でも面白い位置ですね。

昨日はチャート分析をしましたが、25年ぶりの10週連続陽線も上値抵抗線を抜け切れていないのですね。もう少しと…と言うところで壁に押し戻されました。もう少しだったのに…お金はたくさんあります。ムードを変えればいいのです。時期は到来していると思うが、なかなか実態の変化が見られません。長い失われた時代の終焉なのでしょうが…。新しい兆しは、先物からの上昇ではなく、もっと力強いスター銘柄の誕生なのか? それともゆでガエルのような…いつの間にか始まっていた。と気づかされるのか?

今の若者は非常に脆いですね。精神的に少し叩かれると崩れるのです。きっと子供の時分に競争の機会が失われているのでしょう。切磋琢磨などと言う言葉は死語になっている日本の時代背景をグリーのコンプガチャ規制からも感じるし、色んな規制が強化されるたびに、あぁ、生きづらい国になったな…と僕だけが感じるのでしょうか? 少し前に花村萬月の「ワルツ」を読みました。特攻崩れの男が任侠の世界に足を踏み入れる話です。 ヤクザの世界には、あの任侠心がある筈だと思うのは幻想なのでしょうか?確かにどうしようもない連中の集まりだから893のブタなのでしょうが…。

欧州危機も、追い込まれると人間と言うのは耐えられないものなのでしょうか? ギリシャの争いは、ある意味で興味深い事例ですね。相場を通じて色んな景色が見えるものです。相場は実体経済を映した鏡、それならば好調な米国経済を反映する鏡は「ホンダ」かな?出来高が増えてきた007は変化があるのだろうか? 相場と言うのはタダの数字ですがその背景に様々な人間模様が存在し、色んなことを考えさせられます。「夏は、まだかと待つ走馬灯」

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投稿者 kataru : 2012年05月14日 14:01