« 2007年10月 | メイン | 2007年12月 »
2007年11月25日
奥を読む
ジェイソン・ボーンのテレビ映画を見て、今日は第3作目の映画を観て来ました。人間不思議なもので、馴染みがなければ観ないのでしょうが…。この1ヶ月間に前2作をテレビで見る機会があり、今日は映画館に行き三作目を観てきました。展開が速く面白かったです。株も同じですね。やはり大衆心理と言うのは似ているのでしょう。馴染みがなければ観ないものです。株式相場も儲かれば自然に研究心が増し、勉強をしてもっと儲けようと努力しますが、損をすれば段々興味が薄れ、その内、新聞も見なくなり株価にも注意を払わなくなります。ところがプロはそれが仕事だから、駄目だと思っても強制的に毎日、見ざるえません。毎日、株のことを考え、街を歩いていても、パチンコ屋に行っても、上場企業のメーカーは必ず気になります。話題の商品は必ず試してみます。証券マンの性でしょう。
スポーツ新聞を読むと、魁皇は骨折をしていたと言います。太ももだけでなく、あばら骨が折れているのだそうです。相撲取りらしい。彼の美学なのでしょうか? 今場所は現役を賭けた場所で、勝ち越しが出来なければ引退を心に決めていたと言います。昨日、勝ち越しを決めましたね。朝青龍が来年から復帰し、協会ではお詫びのために、巡業で、「ちびっ子相撲」に参加させるそうです。普通、横綱は参加しないのだそうですが…。福岡の入りを見ると、毎日、閑散としていました。昨日は満員御礼だったらしいのですが…、相撲の人気が下火になっているとか…僕は好きですが…。なんでもそうですが、下準備が出来てないと面白くないものです。内容が分かるに従って、奥の深さを感じ面白みが増します。
株式相場のそうなのですね。自分が持っている銘柄だけを気にして、相場全体の流れを見ないとか…相場の空気が読めない人は面白さが分からないでしょう。サブプライム問題から住宅価格、金利動向、消費、中国の金融政策と諸費者物価、様々な理由から株価の将来を推測するのですが、その流れが見え始めると、次に物色される銘柄が見えてきます。その銘柄が続くのかどうか? 折角、大切な場面に来たのに、外部環境に恵まれない会社もありますね。明日、新高値更新がかかる場面なのに、NY市場が大幅安になったり…、様々な展開があるのです。物語には起承転結の流れがあるのです。
11月の最終週に株を買って儲かる確率はどのくらいなのでしょう?
統計データを取ってみれば、かなりの確率だというのがわかります。更に騰落レシオ、信用評価損率と様々なデータが底値を支持しています。…が、しかし回りの環境は非常に悪いのですね。何故、過去のデータがあるのでしょう。全ては過去の現実からの推測で、行動するわけですね。明日から楽しみは年末相場に突入します。
投稿者 kataru : 16:17
2007年11月23日
悲しい現実
株安が続いています。NY市場より日本株が大きく下がるのは何故でしょうか? 売買の主力が外人投資家のために、自国の経済状況に変化が現れれば、先ず、自国の株式より海外投資の整理に動くのが自然だからでしょう。故にアジアの中でも魅力のない日本株が対象になるのでしょう。一方、日本の機関投資家は、まだ「ゆとり」がありません。戦後、最長の景気回復局面と言っても大きく落ち込んだ後の、しかも非常に僅かな上昇です。税制面から見た所得は減り続け2006年も下落しているので、基本的に景気後退が続いているというのが国民生活の実感なのでしょう。

ここに来て株安の原因を、米国発のサブプライム問題からの影響という間違った報道がマスコミ中心に行われています。この影響もあるでしょうが、主因はわが国の政策でしょう。2006年の9月に小泉政権が退陣しましたが、わが国の政策主体を担う官僚社会主義者は2006年の入ると「死に体」の政権を嘲笑うようにライブドアのホリエモンの国策逮捕から、村上ファンドなどへの市場主義者の先兵隊を次々に葬り去っています。更に成長路線から財政再建の増税路線に舵を切っています。「失われた10年」とよばれる不幸な停滞期の責任も取らずに、失政を再び繰り返し始めました。
しかし「りそな銀行」に代表されるように、わが国の金融資本は未だに病み上がりなのです。失政の責任を金融機関に被せ、自分達の手足を切った折角のチャンスを…。BRICsのお陰で、地理的な優位に恵まれた天の助けにより、わが国の産業はホッと息をつく時間を与えられたのに…。ブルドックソースの判決を下した司法(裁判長裁判官―今井功、裁判官―津野修、裁判官―中川了滋、裁判官―古田佑紀の4人)の判決です。経済産業省の北畑事務次官も同様な考え方の持ち主ですね。残念ながら、市場原理主義と言うか…効率的な資金配分を決める市場原理と言うものを、わが国の政策当局は認めていません。何故なら、予算配分と言う一番の特権を奪われるからです。
私も全て市場原理主義が正しいとは思っていませんが、あまりにも、ないがしらにし過ぎですね。市場が悲鳴をあげれば、経済は停滞するのが当たり前。清貧思想がそんなに素晴らしいのでしょうかね? 何故、美しいものを、優雅な綺麗なものを、豊かな生活を、求めちゃ悪いのでしょうか? 値段の高いものはやはり良い品物です。そりゃ、お金の価値観だけではないでしょうが…日本のGDPは世界からドンドン離されて行って良いのでしょうか? やはり僕には、今の政策が理解できません。

技能オリンピックで16個の金メダルを獲得したと言います。トヨタや日立などのグループが活躍したそうですが、金融面ではわが国は金融庁の指導が原因で手足を縛られ、行動が制約され、国際的に活躍する人材が育っていません。何故、中国は躍進を遂げたのでしょう? 下のグラフを見れば理由はハッキリします。外国資本の導入ですね。日本も外国資本が入ってきたので2003年の金融危機から立ち上がったのです。不動産市場も外国資本による買い付けが支えになり回復したのですね。

役所が指導する経済体制が崩壊したのが「失われた時代」でしょう。苦労して持ち合い株制度を解消してきたのに…その為に10年以上の歳月が費やされたのです。それをBRICsのお陰、中国に助けられてようやく回復しだしたのに…ここで、この流れを断ち切って鎖国制度を復活させて、果たして少子高齢化社会を乗り切れるのでしょうか? 一人ひとりが「戦う時代」なのです。昔なら絶対に発覚しなかった諸問題が、次々に暴露されています。白い恋人や赤福など…内部告発ですね。私はあまりフェアなやり方だとは思いませんが、このような透明な環境が、ネットが発達した為の情報公開社会が、本当の実力者を育てる環境になってきましたね。
無名でも、肩書きがなくても優秀な人は優秀です。個人の力が組織を超える時代です。これまでは野村證券と言う肩書きがあれば、実力がなくても、みんなが、それらしく評価をしました。しかし最近は少しずつ変化しているようです。まだ組織の力は強いですよ。日経新聞が報道すれば、株価が上がる時代ですからね。しかし彼らの記事が正しいのでしょうか? NHKの報道が正しいのでしょうか? ネット社会の普及のお陰で、様々な意見を比較できるようになり、自分で考える時代がやってきて、日本人も少しずつ変り始めています。
日本株の下げの原因をサブプライム問題の影響で…とNHKが報道するのを聞いて…あぁ、マスコミが間違った報道をして国民を誘導している。…と、いつも感じます。僕らが政治家やマスコミに誘導されないように自分で考えなくてはなりませんね。自分で考え、その考えに基づいて行動するわけです。それが株式投資なのです。
投稿者 kataru : 11:49
2007年11月18日
映画「君に読む物語」
先ほど、東京国際女子マラソンを見ました。
野口みずき選手が大会新記録で優勝です。いやはや…ご苦労さんです。2時間以上も、あのスピードで走りっぱなしです。僕には出来そうにありません。自分に何が出来るか? 同じ人間に生まれ、自分はどういう点で他人と比較して優れているか? 長所は何か?
しかし、どの世界もそうですが、プロはすごいですね。普通、どの業界も10年程度、勤めれば一人前になります。ところが何年経っても駄目なのが、僕らの世界ですね。株の場合は奥が深いのです。僕は学生時代から株をやり始め、就職は証券会社一本です。他の業界を目指した事はありませんでした。学生時代から博打が好きで、兎に角、机に座って他人のお金で博打が打てる。最高の職業だと思いました。ところが証券会社に入ってみると…毎日が新規開拓です。毎日100件、200件と歩き回り、ノルマの国債や投資信託を売り歩きます。「毎日、ノルマ、ノルマ、ノルマの世界」です。陽水ふうに…氷の世界
同時に株が好きで、勉強をしました。株の本をかなり読みました。本屋に行けば株の本を買い、銘柄研究をします。上京し自分の知識不足を思い、専門学校に通い証券アナリストの勉強もしました。しかし技量が進化しているのかどうか…。ただ最近はかなり株のことが分かりかけてきました。実にこの水準まで来るのに、30年の歳月を要しています。これから始める人が羨ましいですね。ネットがあり他人の意見が参考になります。僕の時代は本ぐらいしかなかったのです。先輩も飛びぬけた力量の人はいませんでした。でも僕はラッキーです。入社してから3年ほど、株式部長から直々に株の指導を受けました。小さな会社だったので良かったのですね。彼は上手いですよ。何しろ実際にお金持ちです。
彼の指導は適切で、成長株論者でした。でもよく失敗もします。その度に、株式部長もたいした事がないと思いました。でも小野薬品はすごかったなぁ~。プロスタグランジンの夢が広がる話で…1981年頃の話しです。その後1000円ぐらいの株価は15000円を越えます。最初は銘柄が重要だと考えていました。選択する銘柄の重要性ですね。ところが、折角、いい銘柄を選択しても儲かる人と損をする人が出てきます。不思議ですね。証券マンなら分かりますよね。同じようにセールスをしていても、儲かる人と損をする人に分かれるのです。不思議ですね。やはり重要なのは売買方法ですね。そんな一つの手法を「ビスタニュース」で公開しました。ほんの一例ですが…価値のある情報でしょう。出来るかどうか…人間だからね。

さて、最近かたる君は映画をよく見ます。と言っても劇場に足を運ぶのは筈かで…テレビですね。有線テレビも含めて…先日、良作を観ました。「君に読む物語」です。素晴らしい映画です。是非、一度、ビデオレンタル屋さんに足を運び観て下さい。素敵です。
概略は此方から…
投稿者 kataru : 15:42
2007年11月11日
相撲…
株式相場は悲観していません。今週は買い場だと考えています。
昨日と言うか、今日は夜中の3時ごろまで、テレビを見ていました。コンバットやスタートレックなど…昔の番組を、この時間にやっているのですね。ケーブルテレビが入っている為に、見る番組も多くアメリカドラマから中国、韓国と…全部見るのは大変ですね。おまけにケーブルテレビには、麻雀の番組やパチンコにパチスロといろんな番組があるのですね。昨日は「熱中人」と言うオタクの番組を見ていました。鉄道マニアにも、色んなタイプが居るようです。驚きました。兎に角、人間と言う動物は変っているなぁ~。と言う印象です。そんな僕もIRNETを始めて、もう直ぐ10年になりますから、やはり変っているかもしれません。
でも書くことが、嫌になることがありますね。アイディアと言うのは、なかなか生まれないときもあります。相場のシナリオと言うのは、経済環境など考えるのですが、まさか、小沢さんが辞任する騒動を起こし、再び元に戻るとは…、サブプライム問題も想定どおりですが、最近の報道を見ていると、どんどん拡大解釈がされているようで…面白いものです。最初は小さな現象だったのに…。大概、外資系証券などが売り込みに謀る頃は、逃げる準備をしているわけで、株の世界と一緒ですね。目先、業績のいい銘柄ばかり追うと、痛い目に合いますからね。みんながすごい利益をあげているね。と認識すると、株は下がり始めるのです。また逆に、「えっ、赤字なの?」と言うと、逆に株が上がり始めたりして難しい世界ですね。
やはり儲けると言う行動は普通の神経では無理なのでしょうね。他人が駄目だと思って売るときが、買い場になるケースが多々あります。そんな風に考えると結婚と言うのは、ピークの現象でしょうかね? この人しか居ない。一生、この人と共に暮らしたい。などと結婚した時が株価で言えば、ピークになるのでしょうかね?
ここで相撲の時間なので、一時、中断です。
あれ、まぁ、株と同じで相撲も分からないものですね。白鵬が琴奨菊に敗れました。しかし福岡と言う土地は、魁皇とかの地元なのに、それも初日の日曜日なのにかなり空席がありました。どうなっているのでしょう? 僕は相撲が好きなので、見に行きたいのですが…やはりテレビの方が良いかな? あの桟敷で、一杯、飲みながらガヤガヤと言いながら過すのも面白ですね。 僕は桟敷より砂かむり派かな? 相撲が終わったら近くのすし屋で一杯やったほうが気楽ですね。
最近は家と会社の往復で面白いことがないなぁ~。 たまにパチンコに行くくらいですかね? かみさんはパチンコが大嫌いのようで、僕を軽蔑します。あの音とタバコの煙が嫌なようです。僕は…新しい台が大当たりするパターンが面白いのですね。だから勝てる打ち方より、楽しむために行くのかな? 最近は負けなくなりました。1週間に1回ぐらいしか行きませんが、お金を使ったことがありません。よく行くパチンコ屋さんには、貯玉の制度があり、出た玉をICカードに登録しておくのです。平和の銀河英雄伝説は、なかなか良くできている台のようです。あまりやったことはないのですが…やはり一番人気は京楽でしょうね。でも冬のソナタ、必殺仕事人、以降、目だった機種は出ていませんが…なにやらパチンコの世界でも規制が強化され、パチスロの制限が加わったようです。業界は苦戦しているようですね。博打をやらせても良いと思うのですが、この国は不思議な国です。個人の自由よりおかみが指導するのですね。国民を縛るのです。
株も直ぐに規制になるし…博打として見られているのでしょうね。きっと…。確かに、そのような要素もありますが、株の世界は奥が深いですよね。経済情勢に政治情勢、戦争に…色んな要素が絡み考えますからね。私は理論と精神力のゲームだと思っています。最後は精神力が決め手になります。さぁ、明日から楽しみな下げ相場のクライマックスです。頑張ろうね。
投稿者 kataru : 18:15
2007年11月04日
三丁目
今しがた、ビスタニュースでかたるの相場論を書きました。僕が考えている「3丁目相場」です。舞台は昭和34年です。GDPは13兆1400億円です。一人あたりのGDPは365ドルの世界かな?1ドル=360円、人口1億人で…この時代の名目の成長率は年率14.3%です。以後、ずっと高成長が続きます。借金をして土地を買えば儲かった時代ですね。日本が一番の…夢の始まり始まりです。1978年まで二桁成長です。実質はそんな高くないけれど…名目ですから…下のグラフは実質の数字を元に作成しました。昭和34年は1959年です。豊かな夢や希望を抱ける日本の輝く成長期ですね。そんな時代を舞台にした映画です。多くのスポンサーがついたのも頷けます。

果たして、再び日本も輝ける時代を迎えることが出来るのでしょうか?
小沢謀略が公になって、民主党が混迷をするのかな? それとも…
株を上げることは簡単です。政策を変えれば良いのですね。法人税は高いから工業の新設は海外に行くのですね。ポーランドは27%の法人税を19%に2004年に引き下げました。更にルーマニアは25%の法人税を16%に2005年に引き下げました。下の表はBRICsのGDP成長率を掲げました。GDPが上がらない限り日本の株は上がりません。早く来い、来い、三丁目相場。

投稿者 kataru : 13:26