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2006年09月24日

ようやくやって来た…

いやはや…昨日は株式教室がアップできなくてごめんね。午前中はテニスに行き、午後からオペラ、夜は食事会でお酒を飲みすぎて…アップできなかったのです。にわか「かたるファン」は去り、最近はページビューが少ないかな? …とも思っています。人気と言うのは、結構、正直なものですね。

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前回は「トゥーランドット」を見て、今回は「アイーダ」という演目でした。前回はオペレッタ、今回はオペラかな? 僕の解釈は主役だけの登場で人数が少ないのがオペレッタ、オペラはその他、大勢の人が出てきて、まるでベートーベンの合唱のような迫力があるのがオペラかな?

昨日は目黒パーシモンホールと言う場所で行われたのです。あの手の演目で14000円は、かなり安いのでしょう。きっと区が援助しているのかな? それにしても…若者は見当たらず、お婆ちゃんばかり…夫婦もかなり居ましたが、年代は60代が主体なのでしょう。前日にN響があったのですが、こちらも若者が少ないですね。何故なのでしょう。東京は恵まれています。地価が高いせいか、文化的な設備も多く絵画や音楽、演劇、好きなものが見れますから…。ただ残念ながら、自然のやさしさは感じられません。

そのオペラを誘ってくれた先輩と知人の3組で、自由が丘で食事をして帰ってきたのですが、前日のN響の後、夜中まで映画を見て1時35分からのNHKの相撲の再放送を2時まで見ていたのが効いたのでしょう。故に夜まで体力を保てず、お酒の影響ありダウンし、今朝、株式教室をアップした次第です。秋晴れが続く日々ですが、今年は天候不順ですね。きっと温暖化の影響もあり気候に変化が生じているのでしょう。察するに東北・北海道の地価は、何れ上がるのかも…と株屋はいろんな事を考えます。

小さな現象から株価を判断する。
原油価格が下がる前にフランスの高速道路で速度規制がひかれたという事例が報道され、指摘したのを覚えていますか? その時に、日本のガソリンも1リットル10円程度、値上がりすると言う現象もあり、僕らの世界でも実感として原油価格の上昇を感じ始めました。中国などのBRICsが主体の需要が一次産品に影響を及ぼしているというのが一般的な解説でした。彼らの所得は一人当たりGDP1000ドル、2000ドルの世界です。その社会が一人当たりGDP2万から3万の先進諸国に影響が出る現象に耐えられるのでしょうか? 純粋な疑問です。

故に、私は世界の過剰流動性の影響で、投機資金の滞留が、原油高などの原因の一端を担っていると感じていました。日本が過剰流動性の供給をやめ、アメリカ金利も上がっていましたから、今日の事態は当然の帰結です。この現象と安倍政権の誕生により、期待感がない分、普通に構造改革を実施すれば株価は上がるのでしょう。

ようやく、中間反落局面が終了し、業績相場に相場が動き出すのでしょうね。本来は景気の回復が強くなり金利が上がると、大企業ほど成長率が落ち中小企業ほど有利なはずです。景気回復初期は大企業が一番恩恵を受けますが、景気回復期間が長くなるほど、中小企業に恩恵の度合いが強く表れます。

人間の心理からして、先ず、一番安心できる大手企業に注文を発注します。しかし大手企業は既に手持ちの受注が多く対応できませんから、注文主は時間を急ぐ為に中小に注文を発注します。当然、中小の変化率が高くなり株価もあがりますね。ここで一般企業は既存の枠組み内の成長ですが、新興産業は世代の消費形態の変化を捉えています。分かりますかね? 30代の世代はネットで買い物を抵抗なく出来る世代です。消費形態の変化を捉える企業は大きく成長できるのでしょう。何しろ、ネット産業はコストが掛からない。工場も店舗も要らないのです。久しぶりに明るさを感じる市場展開がまもなく訪れるでしょう。年末から年初は楽しみな展開が予想されます。新興株式は下落から値戻しの相場が想定されます。

投稿者 kataru : 08:48

2006年09月18日

二面性

ある新聞で「これで、やっと正常な姿に戻ることができる。郵政という組織に手を突っ込まれ、ガタガタにされた僕らの気持ちがわかりますか」と竹中氏の退陣の感想を、ある郵政官僚が洩らしていました。僕らの思いはこんなもんじゃないでしょう。証券界は1989年のより人員が4割も減り、インターネット化の洗礼を受け、既得権勢力はかなりの損害を被りました。私の社員時代の大手4社の地位はすごいものだったのですが、現在は、かなり低下し混沌とした状況が続いています。

同時に65歳以上の年齢の人たちが20%を突破したといいます。年金生活者が増え、日本の国に活力が欠け始めています。その埋め合わせにIT技術を使った作業効率を促進せねばなりませんが、その壁になっているのが既得権力者の壁です。彼の強引なやり方は好きではなかったですが、あれくらいにしないと日本と言う国は変わらないのかも知れないと思っております。私は株屋ですから、株式を通して日本と言う国を見つめ、株が上がる為には何が必要かを訴えているわけですが、上場企業の社長連中の株価意識の低さは嘆かわしい限りです。株価は自然に成り立っていると思っているのでしょう。

最近、新興企業の上場予備軍の若い社長連中に東京にいるせいか時々会い、話し合う機会がありますが、株価に対する責任感が非常に希薄ですね。上場するということは、社会に対する責任が生じるということですが、なかなか、この点を証券会社は経営者に伝えてないようです。上場すると創業者利益が得られるだとか…資金調達が出来るだとか…宣伝され企業イメージのアップに結び付き取引が円滑になり、従業員も集まりやすくなるだとか…いいことしか言いませんからね。

社会の公器になれば、経営者のスキャンダルが原因で株価が大きく売られ、社会的な信用はあっという間に失われ、倒産の危機に陥るような例を示しませんね。物事は表裏一体で、光と影の部分があります。植草さんは3度目の逮捕とか…有名人になったが故の凋落でしょうか…上場企業と同じような面がありますね。そうそう、最近は酒酔い運転に対する世間の目は厳しく、田舎で生活をする人たちの生活の不便さを思うと…大変ですね。まぁ、田舎の人は警察の検問もありませんから、自主判断になるのでしょうが…それにしても社会の寛容さが失われている現実を思うと何故か心が寂しくなります。

こう書くとお前は酒酔い運転の擁護派か…とか、飛躍した馬鹿なことを言う人が居ますが、田舎の生活を体験した事がないから、そんなことを言えるのでしょう。タクシーもない田舎暮らしで、どうやってコミュニケーションを維持できるのでしょう。そう言う僕も、昔は飲み会が嫌いでしたが…何か、ギスギスした社会に流れは向かっているようで、きっと、公平から公正への流れの中では社会に厳しさが生まれるのですね。効率化社会が果たしていいのか? 株屋ですから、疑問の余地などない筈なのに…株屋らしくもない。この程度の効率化の中でこんな疑問を感じるなんて…

不思議な事に、私の心の中には二面性が存在するようです。株価を考えると、もっと効率的な経済をと願って日々の更新をしていますが、一方では、社会にゆとりがなくなっている現実があります。警察官に自転車の赤信号を咎められると、お前、馬鹿じゃないの? こんな誰も通らない信号機を守って…と毒づきたくなりますが…だいたい、交通量の少ない交差点まで信号機を設置した非効率な社会があるわけで…その信号を守ろうとする警察官の職務は立派だともいえますが…こんな事を指導する暇があったら、重大犯罪の検挙率を上げろと文句を言う自分は何処か間違っているか…

c20060918a.gif何を言いたいのか…この境界線は難しいですね。全てケース・バイ・ケースです。冒頭の役人の嘆きは甘えです。IMFの出資比率はある意味で、世界の中での日本の地位を示しているともいえますが、残念ながら敗戦国の外交の成果は現れていませんね。国連の負担割合も似たようなものでしょう。それなのに、国連決議の権利は…常任理事国にもなれない。役人は職務を全うしているのでしょうか? それとも、現状に甘えているのでしょう?

投稿者 kataru : 10:18

2006年09月17日

越えられない壁

今日は3連休の中日ですね。皆さんはお出かけの方も多いようですが、天気は台風の影響もありすぐれないようです。東京は曇り空です。世間ではシンクロナイズドスイミング、パリーグの上位争い、相撲となかなか面白い日が続いています。株式市場は年初からの低迷で面白くなく、総裁選後の政策を見極めたいのでしょう。私は安倍政権の前評判が悪いので、市場に期待感が生まれていませんから、相場にとっては良いかな?と考えています。世間一般では中川氏が後見人と呼ばれているようで、彼の考え方は支持できますから、僕は安心しています。

株は不思議です。昨年の8月に郵政民営化を焦点に急騰してきたのですから…その立役者の一人の竹中氏も辞任とか…時代はドンドン変化しているのでしょう。彼の功罪は意見が分かれるところです。私は過去において彼のやり方を批判してきました。しかし方向性は間違っていませんから、政策は支持できるものです。惜しい人材です。注目している日立が大幅な赤字転落で減益決算を発表しました。この会社は旧体制の日本の姿です。どんなに素晴らしい経営資源を持っていても、生かす指揮官の能力がなくては仕方ありません。東芝の西田氏のチャレンジはどうなるのか? 明らかに現時点では東芝より日立でしょうが、数年先には大きな変化が起きているかもしれません。株価は正直ですね。

わが国の仕組みは、このような無駄が非常に多く存在します。その理由には、官(役人)の存在があるのでしょう。彼らの役割はある意味で大切ですが、産業再生機構などの功罪を考えると分かる気がします。一般会計より特別会計予算が大きいことや、財政投融資などの仕組みは世間からみると非常に分かりにくいものがあります。その影に隠れコソコソと非効率な資金を使うから社会全般に負担が掛かるのです。その影響で日本はグローバル競争に負け始めています。失われた時代はその原因を教えてくれたのです。そうして小泉内閣はその原因を改善し始めた所なのですが、残念ながら、旧体制派の巻き返しが強く、二進一退の様相です。

権力とはお金の使える量なのですね。お金が沢山あれば色んな改革に邁進できるのです。その使い方が問題なのですね。ところが、表面上でお茶を濁すテレビや新聞の報道を読んでいると、その辺の記事が少なく見失います。消費税の増税は良いのですが、社会保障費に充てるといいます。頭のいい族議員や役人は、社会保障関連に身を置けば甘い汁が吸えると考えるでしょう。予算が膨らみますから…ここが問題です。社会保障も民営化を進めれば良いのです。介護保険の役割などドンドン民営化を進めると本当の弱者が見捨てられます。その本当の弱者を救うのが官の仕事の筈です。偽物の弱者が日本には多すぎると思います。

公平から公正へ

この言葉の意味は非常に重要です。株で儲けようとする人は非常に多いのですが、本質を捉えない人が多いですね。日経新聞はチャートの見方など、安易な入り方で株の勉強をしたような錯覚を読者に与えています。しかし表面上の現象をみて、株が儲かると考えるほど、この世界は甘くはないでしょう。相場には様々な焦点があり、その壁を越えないと新しい時代、相場に進めないものです。なにしろ、世界中で、もっとも優秀な連中がしのぎを削っている世界ですからね。残念ながら、僕の技量では時間を超越できない。そんなジレンマを抱える次第です。

投稿者 kataru : 08:40

2006年09月10日

幕開け

日本人は世界でも非常に優秀な国民だと思っています。理由は清潔感と料理の上手さです。私は海外生活の経験もなく、旅行もそう行ったことがありませんが、アメリカも汚いところが多いですね。先ず、街を走っている車の綺麗さは、日本が一番でしょう。私はガソリンを入れるたびに洗車をします。車で遠出をする前には多くの人が車を洗う事でしょう。食事に行き、レストランではグラスが汚れている事は先ずありません。アメリカ人の食べる量はすごい量ですね。彼らの価値観は質より量と言う印象です。まぁ、体も大きいから…当然かもしれませんが。

最近、少し日本は汚れてきたと感じています。昔は町内会の人が自主的に掃除をしていましたが…最近はどうなのでしょう? NYの地下鉄の犯罪が減ったのは、駅や車両などを綺麗にしたからだと言われています。誰かがタバコの灰を捨てれば、俺だって…みんながやっていれば悪い事でも許される。小さな甘えがやがて大きな問題に発展する。僕自身の価値観も最近は劣化しているようにも感じます。

数年前、中国に行ったときには、セメントを練っていたのですが、日本では薄い鉄板をひき、その上でセメントや砂、水を混ぜますね。ところが、中国で見たのは土の上で鉄板をひかないのです。当然、セメントに泥が混じる事になります。街を走る車は汚いし、中国が競争に勝てるとは思えませんが…多くの人が、次は中国の時代だといいます。ワイルドスワンなど読むと文化大革命の悲惨さが綴られています。その逼迫された感情の爆発が、現在の経済発展に繋がっているのでしょが、最近では共産圏特有の汚職がはびこり、公害問題を始め、問題が山積みのようです。ロシアのプーチン政権も支配権が強くなり、独裁色が出てきたように感じます。

一方、アメリカではブッシュ政権の弊害が指摘され、9.11以来のテロとの戦いを強調するあまり、全体主義の方向に進んでいるとの危惧も生まれています。GDPの支配権が少しずつ変わり始めBRICsの台頭が叫ばれていますが、そろそろ揺り戻しもあっても不思議ではありません。産油国が多い、イスラム圏への富の配分も進み、中東の国々では建設ラッシュで、わが国の建設会社が受注するケースも増えてきましたね。一人当たりのGDPの平準化は何処まで進むのでしょうか? 日本から遠いアフリカ圏の国々の話題も、最近、国連問題から聴くようになりました。

料理と言うのは好みがあり、好きな味、と言うのがあるのですね。そうして年を重ねると趣向も変わるようです。最近、あまり食べれなくなり、レストランのコース料理は量が多すぎて…残すのは申し訳ないし…困った事です。向こうは商売ですから…仕方なく、何品か減らしてもらうのですが…どうも。アラカルトでは商売にならないのでしょう。最近、価格が安くても雰囲気、味なども、まぁまぁの店が増えてきました。

株屋も意欲の商売で欲がないと勤まりません。料理も工夫がないと駄目ですね。向上心とか、意欲とか、同じ系統の言葉かな? 欲がない奴は駄目だと言われますが、多くの若者に感じるのは、自分は金持ちになりたいとか思うようですが、なんと言うか漠然とした欲なのですね。切望するとか切羽詰るとか…ギリギリのハングリー精神がないのでしょう。ソロソロ晩年を迎える年になり、最後のチャレンジは何か? 考えるようになりました。長年、株の腕を磨く事を考えていました。常に儲ける為には何をしたらいいか? どうしたら、市場で儲ける事ができるのか? 毎日、毎日、相場を考えたのです。

IRNETはその結果、生まれた産物です。僕がネットを始めた頃は、まだ普及しておらず、大変な時代でした。お金がないし、通信料の負担が接続すればするほど増えるのです。今はいい時代になりましたね。IRNETのドメインもIRが注目されない時代に取ったものです。このIRを充実させないと市場が豊かになりません。今の市場には二つの課題があります。一つは、新しく参入したネット投資家の教育問題ですね。もう一つは市場で資金調達する企業側の市場への意識改革です。この二つの問題がもう少し洗練されれば、豊かな市場が生まれ、効率的な資金配分をする市場経済が実現できると思います。

既に長年、訴えてきた官から民への流れが生まれ、効率を問う声も生まれてきました。公共事業投資からPFIへの流れですね。最近、思うのは日本人の情報に対する価値観の喪失です。情報を見抜く力が不足しているのです。一つの現象には様々な見方があり、色んな意見が存在します。どれが正しい道なのか? 誰にも分からないものなのです。あるいは正しい道など最初からないのかもしれない。かたるはソフトバンクの将来性を考え、今日の市況では取り上げています。しかしソフトバンクには様々な見方があります。最後は自分がどう考えるか?

市場経済とは多くの人が考え、株価が決められます。その結果、効率的な株価が決定され、富の配分が行われるのです。ソフトバンクはこれまで市場に助けられ資金調達をし、僕らに豊かな暮らしを提供しています。だから高株価なのでしょう。市場と言うのは、多くの人が儲ける為に参入しますが、その儲ける作業が適正な株価を生み、効率的な資金配分をする場なのです。その為に、僕らはもっと社会を考えて勉強しなくてはなりません。株式投資は非常に高度なゲームでもあります。情報とは鵜呑みにして儲かると言うレベルのものではないのですね。分かるかな? 常に考えさせられる刺激を受ける発見がある、そんなものが素晴らしい情報なのでしょう。

取り留めのない話から始まりましたが、市場を愛し市場を大きく育てたい。だからこそ、多くの人に真実を知ってもらいたい。金融庁の政策、世界の流れ、市場の仕組み、IRNETはそんな観点から取り組んできました。もう直ぐ、新しい幕が開きます。果たして市場は、僕らの新しい試みを受け入れてくれるだろうか?

投稿者 kataru : 08:38

2006年09月03日

ワクワク感

最近の動向を見ていると、核家族化の影響が悪いほうに表れているようです。昔は現役を引退した老人が子供の知識を補ったり、子供の色んな悩みの相談相手になっていたようです。その為に子供が精神的に成長していたのでしょうが、現代では老人と一緒に生活するパターンが少なくなり、若者が精神的に荒廃しているように感じます。

稚内の母親殺人事件は痛ましい限りです。動機は離婚に対し不満を抱いていたとの事で、家庭と言うのは大切な場所なんだと実感させられます。一方、実行犯の15歳の少年は、なんと一人暮らしだったとか…親が家に自分の部屋がないので、借りてあげたらしいのです。15歳と言う年齢は好奇心が旺盛で自立心が芽生える年頃です。難しい時期に一人暮らしをさせるとは…子供を育てるのは難しいものです。

最近は社会の流れが厳格化に流れているというか…ゆとりがないというか…驚きましたね。自転車に乗っての酔っ払い運転や赤信号などを無視すると切符が切られるのだそうです。僕はよくやりますね。赤信号の無視など…。だいたい、必要のない信号機が多すぎるのです。先日、福岡市かな? 職員が飲酒運転し死亡事故を起こしました。無謀ですが、田舎の生活では飲酒運転はあり得るな? と考える次第で、程度の問題なのだろう。…と軽く考えていたのですが、最近は大きく変わっているようです。考えを改めねばなりません。しかし田舎に住む人は、大変だろうな。と思う次第です。

株式相場の流れも時代の変遷で大きく変わっています。ネット証券の出現により手数料が安くなり、大衆のディーラー化が起こっているようなのです。値上がり上位もその日限り、毎日、クルクル変わる日替わりメニュー化が進んでいるようです。今日の日経新聞に、いい記事が載っています。ドルコスト平均法投資の解説です。私はこの投資方法を皆さんにお薦めしたいです。かたる銘柄で実践すれば良いのです。

私のお客様の今年の成績は散々な結果ですが、株が下がる局面で真価を発揮するのは現物投資です。私のお客様の中でも信用取引を利用してないお客様は損切りをしてないから、今年は未だにプラス評価ですね。おそらく含み損を計上しても今年はトントン程度なのでしょう。しかし信用取引を利用しているお客様は昨年の儲けも既に飛び、最悪の事態に陥っている有様です。どちらがいいのか?儲かる時は信用を利用して方が良いし…

株式投資で確実に儲けるには、現物でドルコスト平均法を採用する事でしょうか? 勿論、銘柄の選別が非常に重要です。下げ相場の時は時間を空けるなどの工夫が必要でしょう。そうするとドル平均投資になりませんが…やはり工夫は必要ですね。証券の手数料が下がりましたが、情報の使い方が上手くない人が多いですね。これも画一教育の悪影響でしょう。日本人は人が良いというか…オレオレ詐欺で引っ掛かるような人種が多いですからね。

パロマ湯沸かし器などの死亡事故がありますが、僕の考えから言えば、このような事件だけにかかわらず、生活する上である程度のリスクがあるのは当たり前です。最近は医療の現場でも情報開放が進み、手術の成功率など公開されつつありますが、生きるという事は、途中で事故や病気にあい死ぬ事もあるのですから、ある程度のリスクは仕方ないと考えるのです。ところが、世間の認識は違うようで、政府にも責任を追及します。

小さな政府を望むことはリスクが高くなる事を意味するわけで、豊かな社会基盤が維持されるとは限りません。当然、広島のような断水による不便もあり得るのです。効率化が進み小さな政府の状態が進むと、全ての機能が民営化され、あのような断水被害はなくなるかもしれませんが…。何故、一時的にホースなので結び、簡易修復をしないのか? 私には不思議ですが…そのような方法がないのでしょうか?

まぁ、その問題より、岐阜県庁のような裏金利用の料亭遊びも、共産主義者の役人世界では当たり前の日常なのでしょう。岐阜県庁の問題は氷山の一角で、全ての役所で同様の問題はあるのでしょう。残念ですね。所詮、証券マンの現実とは違うのです。一度、全公務員がノルマの厳しい証券マンの生活を味わってみればいい。時間が経過しても達成できないノルマ。やり遂げるしかない、後戻りが出来ない目標を味わってみれば、自分達が如何にサボっているか実感できるはずです。まぁ、最近の証券マンも大きく変わったようで、僕らの時代は投資信託の目標数字が出来ないと、自分で借金をして数字を作った時代ですから…

先日、カフェグローブの矢野さんにお目にかかり、その前はアットコスメの山田さんに会いました。二人とも、今の時代を作っている人たちですが、やはり何処か一般の人とは違うんですね、オーラが…。二人の共通しているのは、一所懸命に生きている事です。精一杯、仕事をしているのですね。当然24時間が仕事タイムのような時間です。サラリーマンと違うのは、この意欲でしょうか? 多くの人が不平や不満を言いますが、自分の努力が足りないから、不満なのです。他人の責任でもなんでもありません。

他人に責任転嫁する輩が多すぎますね。自分の責任で行動し必要な商品を買うわけですし、病気の治療の為に薬を飲むわけです。その行動には、やはり知らないリスクは、常に生じるわけです。薬の副作用や製造物責任のリスクなど…シュレッターの幼児の指の切断問題も…メーカーの責任もあるでしょうが、それ以上に使う側の責任が大きいのでしょう。みんなが自分の力で一所懸命に、今、与えられた条件のなかで頑張れば良いのです。政治に不満を言う前に投票に行く。権利を主張する前に、国民保険やNHKの受信料など払い義務を果たす。

安易な生活を求めるより、常にワクワクを感じられるチャレンジを実践し、頑張って生きれば良いのです。年齢じゃありませんね。やる意欲の問題です。

投稿者 kataru : 09:17