未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年07月17日)

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かたる:巷にある認識は違うのではないでしょうか?
基本的に輸出製造業の衰退はマイナスではないのでは、ないでしょうか…。視点を変えると景色も変わるもので、カタル君は投資用の資金を減らすわけにもいかずに、新聞配達で僅かな生活費を稼いでいる現状ですが、価値観の転換を強いられています。今朝の日の出前の月を見た人はあまり居ないでしょが綺麗だったですね。下弦の月で「あけの明星」と言うのかな? 金星だと思うのですが、絶妙なバランスの景色でした。青い空に徐々に陽が上がる様相は何とも言えない至極の時間です。数字を追っていた時には味わえない空間と言うか時の流れですね。

日本と言う国は確実に変化しています。新聞屋の世界は過酷な肉体労働で多くの若者が対価に見合わずに辞めていきます。カタルは2月からですからもう5か月も経ちますが、この間に8人か9人の人間が辞めています。それほど大きくない僅か10人ほどの小さな販売店の話です。1年も続けばたいしたものなのでしょう。どんどん製造業が衰退し社会のユトリのパイが小さくなり、末端労働者の生活環境が悪化しているのでしょう。日本は過渡期になのでしょうね。コラムで少し触れましたが、基本的に株は正直で売り上げが伸びる業界の株は右肩上りですね。逆に売り上げが減るデフレ社会の株は右肩下がりです。考えてみれば、全体のパイであるGDPが増え続けないので、横ばいになった付加価値の奪い合いを日本で行っているわけです。昔、一流企業のソニーは3流へ、むかし介護は3Kとか言われた業界ですが、社会のニューズは増し続け右肩上がりなのですね。

先日、お中元を贈った先輩からお礼の電話を頂き、いつもは姉が母の世話をしているのですが、1週間程度、米国へ遊びに行くので年老いた母の世話の為に田舎に帰って世話をしたのだそうですが、大変だったと苦労話をしていました。これから団塊の世代が老後を迎え、基本的に少子化なので、介護の世界はまだまだ伸びますね。団塊の世代は、まだ年金制度が確りしています。故にユトリがありますね。中高年ビジネスは若者相手のスマートフォン関連の売り上げの伸びより、高いかもしれませんね。米国景気がどうの…中国はどうの、欧州はどうだ…なんて多くの市場関係者は述べていますが、的を得ているのでしょうか?

日本の製品は世界で負け組ですよ。基本的に製造業は社会コストが高く、多少の技術力では価格優位の世界市場を崩せるのでしょうか?電力料金は高く、社会コストが高い労働力を養う産業はよほど付加価値が高くないと成り立ちませんね。ファナックぐらいのものかな?我が国の株式市場は既に陳腐化していますね。パナソニックにソニー?負け組の株式ばかりが上場しているようにも感じていますね。景色が変われば視点も変わる。僕の好きな沢井製薬は緩やかですが伸びていますね。ジェネリックは新薬に比べれば夢もなくワクワク感はありません。しかし同じ効果で単価が安いなら、人間は当然の選択として安い方を選ぶのが当たり前です。ところが日本人の心がデフレ対応になっていない為か、薬局でジェネリックはないのでしょうか?と薬剤師に聞いている光景は見たことがありません。医師が処方箋を書くときに、そのような注文を付ける患者はいるのでしょうか?まだまだ伸びるのでしょうね。

視点が変われば、景色も変わる。常識の選択に勝るものはありません。1%の国債を買う投資家はどこか間違っていますね。3%の銀行株があるのです。しかも世界の中で地位は高いですね。欧米の銀行が総体的に劣化し、相対評価で浮上する日本の銀行株、間違いなく上がりますね。まもなく9月です。中間配当の季節になります。当然、三菱UFJが一番ですが、投資効果の点で低位株のみずほは128円の壁で頑張っていますね。ここで抵抗するようならチャート的にも期待できますね。

コラムにも書きましたが、介護の世界は成長産業なのでPER10倍は安いのでしょう。だから最近ツクイなどが急騰したのでしょうね。ただ市場のパイが小さくなっており、先着1名様の相場が続いています。買いにくい場面を上手く買わないと充分な投資効果が得られないのですね。市場が弱いので仕方ありませんが、視点を変えねばならないと猛省をしている所です。スマートフォンは老人ビジネスに比べ成長性はあるのでしょうか?話題的には派手ですが…実際の競争が激化しており利益を上げるのは容易ではありません。ましてや負け組の政策運営の日本ですからね。ここは理路整然と銀行株の配当利回りを狙うか、成長業種の老人ビジネスを調べる必要性を感じている次第です。

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投稿者 kataru : 2012年07月17日 10:44