未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年07月03日)

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かたる:小沢新党が誕生するとか…。WSJで面白いコラムを発見しました。此方です。最後の方だけを紹介すると「小沢氏を説得力のある改革の先導者候補にしているのは、同氏の官僚制度に対する根深い不信感である。衆議院で民主党を過半数割れに追い込むには、小沢氏は少なくとも54人の民主党議員を引き連れて離党する必要がある。

「小沢チルドレン」と呼ばれる初当選議員にとって財務省に刃向うことは、大きなリスクとなる。そうした造反議員たちが慰めを見出せるとしたら、それは国民の間で広がっている無駄な政府支出や失敗に終わったケインズ主義的な景気刺激策に対する不信感だろう。既得権益という時限爆弾は早急に処理されるべきであり、景気回復は規制緩和によって実現されるべきである。さもないと日本はギリシャのような危機に直面することになるだろう。今の日本に欠かせないのは、こうした議論を始めることである。」…と書かれています。

消費税を引き上げれば、カタルは財務省を中心とする政策官僚グループは、デフレからインフレへ脱却する政策を採用するのではないかと淡い期待を抱き、カタルの仮説を考えました。カタルの推測は政策官僚と米国、メディアは一緒の仲間ではないかと考えています。敗戦処理のなかで日本は米国のロボットになるように仕向けられ、優秀な政策官僚は北米に研修に行きます。そうして出世して行き、米国や米国組留学生の人脈を中心に組織が創られ、政策が決定されていくのではないかと思っています。だから中国寄りに、米国になんの相談もなく。勝手に日中国交回復をした田中角栄は、ロッキード事件の仕掛けで葬られました。

小沢さんも中国に近かったので、地検を利用し陥れたのではないかと…推測しています。米軍基地移転を主張した鳩山さんも、国税がお金の流れを掴んでおり、そのスキャンダルを利用したのでしょう。メディアを上手く利用して世論を動かしているのではないかと考えているのは、私だけでしょうか?小沢氏に好意的な記事を書くメディアを見たことがありません。

何処に政策のスタンスを置くかどうか…。今の状況から抜け出すのはそう難しい事ではありません。路線価が発表され連続下落記録を作っていますが、資産デフレが国民から希望を奪っているのですね。だから、もっと積極的に土地税制の緩和や貸し出し姿勢を緩和させれば、一気に新しい世界に抜け出せるのではないかとも考えていますが…どうなのでしょう。

相場の予兆はありますが、なかなか本物と言う感じがしませんね。先ずは出来高が少ないことが、気分が高揚しない原因の一つのようです。更に、この程度の追加対策(欧州問題)が欲しくて3月から調整波動を続けてきたのでしょうか? まだ二幕があるようにも感じている次第ですね。強い相場のようにも見せかけのようにも…感じられます。

本格的な金融相場を体験しているカタル君。あの時は、まだペイペイの証券マンで知識もなく今のような相場だったかどうか…定かな記憶がありません。ただいきなり金融株がストップ高をして、それから壮大なスケールの相場が始まったように感じています。みずほは4週連続陽線で休みなく5週目に突入していますね。130円の公募価格を上回り堅調な展開を続けています。インサイダー事件を起こしたにも拘らず、野村証券は高値追いをする展開ですね。

絶妙ですね。春に25年ぶりの10週連続陽線を演じ、一度、大きなだましを演じているのです。それから再びこのように上げ始めると言うことは…多くの人は再び何かが起きて3月からの下げを演じるのではないかと皆は二の足を踏む筈です。しかし相場の中身を見ていると出来高面は違和感を覚えますが、他の流れはまるで金融相場のイメージです。一体、この現象をどう解釈すべきでしょう。

春の25年ぶり10週連続陽線は先物から引っ張られたイメージが強かったのですが、今回は格言通りです。「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感と共に消えていく」日本の政治の行方は見えませんが…今度の消費税の動きが切っ掛けになり、段階的な引き上げだし…消費を刺激することは間違いない心理でしょう。あとは政策官僚が生レバーのような規制社会をつくるのではなく、様々な自由な行動を規制する仕組みを解除して行くかどうか?一番は金融庁の方針転換です。この辺りの動きは何か出て来るのでしょうか?

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投稿者 kataru : 2012年07月03日 13:52