未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年06月21日)

かたる:世界の金利は下がり続け、財政不安を抱えた国は金利が上昇しています。不思議ですね。イタリアなどでも自殺者が増えているそうです。CDSなどの金融デリバティブ商品が発展し、本来は融資を受けられない弱小の国などへも資金が回るようになり、BRICsを中心とする新興国の発展を促しました。サブプライム・ローンの世界版ですね。金融危機が起こり、金融機関は多額の不良債権の償却を迫られ、大きく自己資本が棄損しています。

米国は、良く、頑張っていますね。FRBの常識破りの行動により、多額のベース・マネーを市場に供給しています。故に景気の大きな落ち込みもなく回復速度は鈍いですが、確実に改善されています。基本的に金融デリバティブにより、膨らんだ資金が縮小している最中です。故に、かたるは何度もブラジルの株価指数のボベスパを取り上げているのです。つまりBISなどの規制が切っ掛けになり、金融拡大が引き潮になっている印象なのですね。ここに来て厳格なバーゼル3を緩和する方向性に向かっています。ボルガー・ルールも基本的にBIS規制の仲間ですね。

フランスではオランド大統領が当選され、ギリシャ、スペイン、イタリアと緊縮路線から脱却し成長路線に舵を切ろうとしています。欧州銀行同盟なども検討され通貨だけでなく、財政なども何れ統合されるかもしれませんね。

FRBは年末までツイストオペを延長すると言います。短期の国債を売り、その資金で長期の国債を買うのですね。つまり金利はフラット化します。通常なら金利が長い期間、下がるので投資が促されますが、今は欧州危機の打開の目途が立たずにおり、不安が先行し日本化現象が諸外国でも見られるのでしょう。本来なら、金利が下がるので投資が起こるのが普通ですね。日本化現象により投資が減り、多くの金融機関はFRBが行うツイストオペにより、売り出す短期債を買うために、住宅ローンなどを売却していると言います。つまりツイストオペの延長では、事態の進展は見えないという批判もあります。

やはり疑問ですね。相場が下がるなら政策催促相場となりますが…。ここ数日は期待感から相場は強気ムードだったので、下落しても当然なのに…。何故か、あまり下げませんね。やはりカタルは大統領選に絡みQE3が実施されると言う方向性かと理解しています。つまり大きく動けないのかな。仕方なしに銘柄の選択は短期が主体で仕手戦のような展開でしょう。本当は金融御三家の選択が正しいのでしょう。銀行・証券・不動産です。この路線はいつか始まるのでしょうが…今回かどうかは分かりませんね。私は本日007を再び買い増ししました。理由は上記の相場観からです。戻り相場に何度も騙され損失を積み重ねてきましたが、ようやく業績面の推移から反転の兆しがあるのでしょう。

この後の候補は売り上げが伸びている某株式です。その様子を下の推移から感じ取ってください。通常、売り上げが伸びるのが成長の基本パターンです。

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まぁ、個別株より最近のトヨタの報道や日産の減産など…為替がこの水準で動いており、仕方ないのでしょう。エルピーダも…工場を閉鎖するのですね。ものづくり大国とはよく言いますが、基礎条件が割高な国で生産を伸ばせと言うのは無理があるのでしょう。さてそろそろ眠くて…。考えが飛んでいます。昨日はサニックスが大きく上がったのですね。およそ1か月程度、前かな?カタルは一度220円台で買っているのでしたね。やはりあの選択は正しかったのです。42円は魅力ですからね。さてまた明日です。

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投稿者 kataru : 2012年06月21日 09:48