未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年06月19日)

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かたる:11月の米国大統領選挙に成果を期待するなら、早めに金融緩和処置を実施しないと間に合わなくなります。既に遅い可能性も高いですね。金融政策の成果が表面化するには、それくらいタイムラグがあると言われています。だから今回は見送られ9月頃に実施され心理効果で株価が上がるのを演出するのではないかとも考えますね。つまり6月はまだ早いわけです。考えてみるとスペインは欧州のリゾート地的なイメージなので、米国のマイアミのように不動産の下落率も高いのでしょう。

イタリアと違いスペインは産業基盤が虚弱ですからね。しかし銀行の不良債権なので、欧州の財務内容が比較的良好な銀行が買収すれば良いだけの話ですね。ギリシャとは意味合いが少し違います。7%を超える国債はイタリアの場合は買えると思いましたが…スペインは少し躊躇しますね。調べてもいない話題は参考になりませんからこれくらいにして…市場原理の話をすれば、欧州問題や米国の景気回復不安が原因で、昨年のECBによるクリスマス・プレゼントのカンフル剤が切れ、市場は下げてきたのでギリシャの選挙結果程度で本格的な株高に向かうのかどうか…判断は難しいのでしょう。

やはり市場が要求する政策を発動しないと、市場はさらに強硬姿勢に転じ、対策を要求するのが市場経済なのでしょう。市場が政策を催促するのですね。本当はギリシャが離脱して一段安になった方が、市場の要求を満たす対策が期待できたかもしれません。確かに離脱は避けられプラスなのでしょうが…。先送りのイメージも強く不安が残ります。私はギリシャの話しより、金融規制の話しの方が比重は大きいですね。何故なら、折角の金融緩和効果を金融規制は効果を打ち消しているのですね。相反する政策が相場の足を引っ張っているようにも感じています。何度かブラジル経済の話をするカタル君、ボベスパ指数は底打ちしたかどうか…先日のインドネシアの話も少しショックですね。欧州危機が拡大心理を打消し新興国からの資金の引き上げを象徴している話です。

だから何らかの対策を講じないとならないのです。仮に何にもしないと市場が再び政策発動を促す催促相場になります。やはり貧乏人は慎重に行動しないとなりません。今日の市況は、昨日、株価は上がったので反落するのでしょうか? グリーなどは新規の材料が出ない限り、現状では戻り高値を更新するのは難しいように感じています。しかし慌てる事はありません。何れ高値を再び奪回する時期が来るでしょう。

株は上手く出来ていますね。横河電機などは株価が大きく戻ったのですね。こんな弱い相場環境でも上がる株はあるのです。いつものカタル君なら、強気に買い増しに動いたのですが、今回は自重しています。ただRSIの改善は日増しに続き、そろそろ人気株が生まれても良いような気がします。何か輝く銘柄が欲しいものです。

今日はビスタも追加記事を簡単に書きました。

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投稿者 kataru : 2012年06月19日 08:56