今日の市況(2012年06月07日)
かたる:今日は少し解説が必要な動きを米国はしました。昨年12月20日337ドル以来の大幅な上げだそうです。基本的にはドラギ総裁の「市場は過小評価していると言う」表現や相次ぐFOMCの金融政策に投票権を持つ連銀総裁の発言を受け、思惑で騰がったに過ぎません。内容は分かりませんが、金融緩和への期待で株価が騰がったのですね。ここは二通り、「化け線は一本と知れ」との諺となる展開と昨年の再来の二通りです。しかし簡単に286ドルも上がる米国は羨ましいですね。
勿論かたるはいつも強気派なので、この動きを切っ掛に株価は上昇に向かうと考えています。昨年の再来なら野村証券などはリスキーですが面白い存在になります。保守派なら三菱UFJでしょう。本物の動きに繋がるなら金融セクターが中心の動きになりますが、果たして昨年の中央銀行連合が世界景気を立て直せるか?それとも日本化現象が進み流動性の罠の状態が広がるか?どちらを皆さんは採用するのでしょう。
まぁ、どちらにしても株価の位置は非常に割安なのです。配当利回りで株価が語れると言うことは成長性が失われた状態になっていると言うことです。アクティブな個人好みのグリーもずいぶん下げました。しかし反発機運がある所でタイミングよく米国高が重なり幸運でしたね。昨日の展開は下げる可能性もあったのですが、米国株高が株価を応援していますね。問題は国内政治の行方、為替水準など消費税の法案の行方を市場はどのように反応するか?どちらにしてもソロソロのタイミングなのですが、何度も言うようにお金のない人は完全に波動が変わってから出動し、お金のある人も一度に株を買うのではなく、打診を繰り返すべきでしょう。
ここが投資のポイントですね。誰も将来の展開は分かりません。乾坤一擲などとの感覚では投資は失敗しますね。どんなにお金も持っていても市場は無限ですから、いつも魔坂の用心がひつようなのです。お金のない人は状況を見極め、大勢が判明してから出動すればいいのです。まだこれからギリシャの選挙もあり市場は何度も揺れるのです。チャンスは慌てなくても何度もあります。銘柄選別もタイミングも投資家それぞれの力量次第なのです。ここで言う力量とは投資資金の量だけではなく、本当は投資家の心の問題ですね。
今日は時間がなく、あまり解説できません。いろいろ書きたいことは市場を観察してありますが、またの機会にしましょう。頑張ってね。

投稿者 kataru : 2012年06月07日 14:17