未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年05月22日)

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かたる:米国ではJPモルガンの損失が膨らむとか…フェイスブックのIPOを巡りモルガン・スタンレーの不手際が株価の急落に繋がったと批判されているようです。その煽りを食ってジンガの株価も厳しい視線が向けられているとか…。高収益の割に規制を切っ掛けに成長性を問題視されているグリーやDENAにも間接的に影響を与えているようです。様々な携帯コンテンツが開発され、その成長に期待するカタル君。何もゲームだけではないのですが…そのゲームユーザーの会員数を上手く活用できるかどうかに焦点が向かうのは何時になるのでしょう。

読売新聞にはルネサスの増資の記事が掲載されており、日本で製造業を営む難しさが浮き彫りにされています。安心・安全を求めコストを犠牲にする社会は陰に隠れる様々な問題にスポットを充てませんね。一見すると分かり辛い構図なのでしょうか? 東電の処理にあたり原発法の解釈を巡り、その結果が電力料金の引き上げから製造業のコストを悪化させ失業者が生まれる構図は国が疲弊する構図です。電力は全ての産業の要ですからね。

資本主義経済において金融業を苛める構図は成長を阻害する構図です。スペインの銀行から預金が引き出されれば金融業が停滞し、更に経済は悪化します。スペインのみならず多くの関係国が影響を受けますね。負の連鎖が起こります。政治の力で改善するしかありませんが、ユーロ共同債の設立などはドイツの反対があるでしょうし…根本的な解決は先でしょう。それにしても米国は逞しいな。羨ましいですね。

日銀がETFを通じて日本株を吸い上げ、外国人もある程度、日本のアジアの地位を認識しています。25年ぶり10週連続陽線は切っ掛けさえあれば、そろそろ新しいステージに入ることを予感させる展開でした。今日は株価が反発していますが、依然、下値模索の段階なのでしょう。日本の政治が問題にされます。しかしPFIの導入など、社会資本整備に民間資本を活用する話題が報じられ、日本の構造が変化していますね。日経新聞で亀井静香の悪法の影響が報じられましたが市場は反応を見せませんでした。かなりの規模なのに…悪材料を吸収しています。このような現象は下値に届いている一例なのでしょう。

日本の対外純資産が21年連続で世界一とか…。0.6%伸びて253兆円になったと報じられています。かなりの規模ですね。円高を利用した金融ファシリティーの仕組みを拡大させればいいのです。併せてGDPのデフレーターの動きを、最近、何度か採り上げています。大きな転換点に差し掛かっているように感じています。欧州危機は日本が通った道、米国も同様に日本現象の後を追っているように見えます。先進国で先頭を歩んでいるのは日本なのでしょう。団塊の世代が続々と退職し、製造業からサービス業への比重に変化し付加価値のあり方が変わっているように感じます。

最近の表現は少し難しいでしょうか?
個別株の話をしても無駄だと思っているので…全体の方向性の話をしていますが皆さんには私の抱く感情が伝わっているかどうか…。カタルはボヤっとしていますが、最近は日本の変化を至る所で感じているのです。PFIもそうですね。民間の資本を使い社会基盤を整備する。そうすれば効率的なお金の使われ方に繋がりますね。GDPは復興需要の公共事業投資などで押し上げられましたが、戦後に整備された社会資本は劣化し、更新需要を迎えます。この時期にPFIを活用し資金を円滑に流す手法は社会を活性化させます。分かりますかね?団塊の世代の退職は、確かに年金財政を圧迫させますが、同時に新しい産業を育成しますね。最近のコンビニの成長は一過性に見えません。情報を積極的に利用するコンビニの手法は世界に通用しますね。ローソンや7&Iは面白い存在ですね。成長を続けるアジアの人々は日本に憧れを抱き、日本の存在は大きなものがあります。ブランド力を忘れていませんか?

IRNETでは様々なヒントを提示しています。間もなく、相場にもその影響が反映されるでしょう。目に見える形で新しい波動が始まるんじゃないかな?やはり金融株の存在は大きいと思っています。三菱UFJや野村を度々取り上げているのは…日本株の本格的な上昇相場には欠かせない存在だからですね。資本が…お金が経済を動かす糧になるのです。株価が下がっている時に、配当利回りに合う、有望な企業を買うチャンスですね。東レもその一つです。炭素繊維の成長は目覚ましいし、機能性繊維の開発は素晴らしい時代革命です。この発展が何れ世界を席巻するのです。このような成長の見込める一流企業は、全体の株価が下がるときがチャンスなのですね。保守的な運用なら、例えば年金ファンドなどはこのような下落時がチャンスなのです。年に何回か訪れる下落のチャンスを生かすことです。大型企業はこのような下げの局面で拾い始めればいいのでしょう。

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投稿者 kataru : 2012年05月22日 13:58