未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年04月26日)

「出来高急増銘柄」「株式指標」はここをクリック。

かたる:バーナンキFRB議長の会見は明確で実行力があります。彼は日本の失敗を良く分析しており金融機関が痛みを負うと立ち直るまで、かなりの時間がかかることを知っているのでしょう。日本は基本的に総資産経営を未だにしていますね。経済状態に合わせ経営方針を変えねばなりませんが、トップにも人が居ないのでしょう。ただマクドナルドの原田さんは、この環境下で…しかもマックのような不健康な食品をよく販売できるものですね。常識的にはマックの成長など考えられません。かれは工夫でデフレの環境下で商品の値上げを実施しています。だから日本も捨てたものではないでしょう。

デフレでは基本的に規模の大きな会社は沈みますね。先ず、持っている不動産の値下がりがあり、その値下がりを補填せねばなりません。更に大きな会社では従業員の年金などの負担も大変です。人口構成から軒並み健康保険は赤字でしょうし…補填もあるでしょう。企業年金の維持することは大変なことです。インフレなら自動的に運用資産が膨らみ、全てが好回転に移行します。総資産経営を実施している銀行は、都心の不動産が値上がりするだけで、銀行業の収益の他にも含み利益が生まれますから、体力が増し、ゆとりが生まれます。だからリスクを取れますから、貸し出しも伸び始め、日本全体が名目GDPを増やす方向に変わります。追い込まれつつある日銀は、明日どんな結論を出すのでしょう。市場へのアナウンスメント効果は、後手に回っては駄目ですね。市場は人間の感情で動きます。理屈上は日銀が正しい行動を実行しても、市場は我儘な子供みたいなところもありますから…。

小沢一郎に無罪判決が下ったそうです。彼は消費税引き上げに反対の立場だそうです。何処に意図があるのかな? その深層を知りたいものです。一度、総理をさせてみたい政治家です。彼なら日本を立て直せるかもしれません。ただ既にある程度は先が見え始めています。石巻市でも復興計画が始まったそうで…できれば大手デベロッパーの力を借りて、民間資本で立ち上げるのが望ましいと考えています。参加する企業はたくさんあるでしょう。審議拒否を当初採用した自民党は、牛歩戦術の社会党を見るようで哀しい選択だな…と感じましたが、途中で戦術を切り替えたそうですね。自民党自身も消費税引き上げ派ですから、早く動かした方が良いですね。政治闘争している時間などありませんよ。やることは山のようにあります。同じ日本人の選択とは言え、悲しいものですね。

さて相場を見ると…完全に日銀への期待も剥げ落ちています。かえって冷めているようですね。しかし統計上はチャンスなのでしょう。RSIの数字を追っていますが、目先の調整はピークアウトしたように見えます。そろそろ25年ぶり10週連続陽線の先見性を評価する段階に来ています。仮に強気を前提に物事を考えるとすれば、ここがターニングポイントでしょう。ここで止まれずに更に調整が続くようでは、いつか来た道。幻の25年ぶりの10週連続陽線になります。日本は非常に恵まれています。成長を続けるアジアと地理的に近く、銀行は大きな不良債権を抱えていません。日本国の財政問題は政策転換で切り抜けられるはずです。

東西回廊などへの政府の取り組みなど見れば、日本のお家芸である公共事業投資のインフレ事業はアジア各国から引く手あまたで、成長に弾みがつくはずですね。情報インフラの未来技術から…何かワクワクする成長への期待もあります。間違った選択をして欲しくないものです。支持率は低いですが…今の所、野田政権の選択はマズマズの印象を抱いています。及第点でしょう。何とか、消費税法案を可決させ、事態を次のステップに進展させてほしいものです。

25年ぶりの10週連続陽線の事実を信じるなら、本手の筋は金融相場の筈、それなら野村証券からみずほと言う選択が手筋ですが…昨日の野村の出来高は介入第一弾かな?とも感じましたが…今日はこの環境下で下値を切り下げましたね。この動きはあり得る話ですが…上げの前の下げと理解すべきか? それとも…判断は難しいですね。

日銀への期待が裏切られれば軽量銘柄の仕手戦になるのでしょう。どうせ野村は上がっても今回は上値が知れている筈です。でも全体の動きを考えれば、どの銘柄もこの辺りで止まるのが筋ですが…。出来高のボリュームから考えると、何年も騙され続けてきた再来のようなイメージです。最近感じている事は、出来高は少なくとも値動きはマズマズの動きで売り物が薄れているようにも感じるのですね。誰もが限界点を感じているのでしょう。その点で25年ぶりの記録は、その現象を物語っているような気もするのです。だから野村を買ってみたのですが…どうかな? でもイメージと違いますから、一部ロスカットを実行しリスクを減らし、もう少し様子を見ることにしました。

野村がダメなら、東レなどは持ち上がらないことになりますね。そうすると夢のある仕手戦の選択肢が浮上しますね。グリーはどっち道、今回発表される数字は良くない筈ですね。まだ海外売り上げは見られないと思います。もしその兆候があるなら果敢に上値を買うことにします。もし売り上げが減少傾向なら、タイムラグが生じ株価の上昇は先にずれますね。そうなると太陽電池の42円の買い取りは、格好の仕手戦の材料になりサニックスなどの博打に走るのかな? あとは個別の材料株なのでしょうね。どの選択が正しいのでしょう。ただ、ここからの空売りは少し考えづらいのです。何故なら、RSIなどの指標の数字が好転し始めており(下げ止まり)調整が完了間近とのイメージなのですね。

現実の相場がどの選択を実行するのか?なにも皆さんは証券マンではないし、無理して難しい選択をすることはありません。のんびりと結果を見てから行動すればいいのでしょう。

今夜遅くにビスタの原稿を書くつもりです。

人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2012年04月26日 14:10