未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年04月16日)

「出来高急増銘柄」「株式指標」はここをクリック。

かたる:調整と言うのは基本的に時間がかかると思った方が良いが…。それにしても最近は綺麗な株価上昇波動と言うものにお目にかかったことがないですね。日本が右肩上がりの時は全体が追い風なのでいくつかありました。今の大企業はほとんどが成長企業でした。トヨタもそうですし…松下(パナソニック)も成長企業だったのですね。成長企業を長く持っていれば100万円が、何億にもなりました。しかし今はディトレですからね。最近のヒットはヤフーでしょうね。米国ではマイクロソフトです。近年の有名な企業はガレージ企業の内に出資チャンスにあれば儲かるようですが、上場してから買って大きく育つ企業はなかなか見つからなくなりました。

かたるはそんな企業をいつも探しているような気がします。だからベンチャリの失敗になったのかな?あの時も100円台が500円台まで上がるのだからよしにすれば良かったものを…夢を託すから失敗したのかもしれません。昨日も述べましたがファッショ業界でも「かわいい」が世界標準になるかどうか…デファクト・スタンダード、この言葉はなんと魅力的なのでしょう。日本発の文化的な価値が世界に広まるのです。

週末にGSが推奨して大きく上がったファーストリテイリングを、かたるは目先は相場にならないだろうと…思って批判しましたが、高機能素材を利用した東レとの開発は夢があります。日本発のクール・ジャパン・ビジネス…良い響きですね。今朝に日経新聞を読みなるほど…と感じましたね。メディアにしてみればあのような保守的な表現が相応しいのかどうか…米国では小さな政府、個人の自由が尊重される「ティー・パーティー」の保守的な考え方が背景に根付いていますが、日本は全体主義、国民の首に輪をかけてコントロールする社会です。個人の自由より団体行動が優先されます。学校では制服が好まれ…数学も問題の解き方も様々なアプローチを紹介せずに一通りの解答の仕方を強要しますね。この考え方が身に付いた日経新聞の報道です。

新聞業界もネットの影響で大きく行動変化しています。今度、共同通信社が無くなるとの話を聞きましたね。(未確認です。)ネットは個人が自由に情報を発信し、受け手側がその情報の真偽を確かめるものです。今までの社会では誤報はあるにはありましたが…そう多くありません。先日も毎日新聞社が昨年の桜の写真を使い取材をせずに記事を書き今年は違うのに問題になりましたね。でもごく稀なのです。しかしネットでは噂などあり裏を取る必要性があります。まぁ、かたるはなるべく真偽を確かめ書いているつもりですが、間違いがあるかもしれませんから、そのつもりで読んでくださいね。未来予測が外れることは良くありますが…。

今日は一例ですね。調整局面の考え方で良い事例があります。日経新聞の影響力は大きく、通常、グリーやDENAなどのガチャ問題を日経新聞が大きく取り上げると株価が下がるのが普通です。しかしグリーもDENAも下値を切り下げていませんね。つまりこの手の話は既に株価に織り込まれ消化され株価は次の局面に入ったと思うのが普通です。調整と言うのはどんなに叩いても下がらなくなる株価位置があります。そこが目先の底なのですね。更に逆のケースもありますね。どんなに好材料が生まれても株価が下がるケースがあります。ユニクロはかなりの好決算でしたね。今の焦点は銀座に出店するほどの粗利益をあげることが出来るかどうか? ここが焦点ですね。意見が分かれています。デフレ時代は価格革命を主眼に打ち出し成長してきました。そうして新素材を利用したヒートテックなどの商品の成功がユニクロの変化を加速させ世界展開を始めています。銀座は一等地ですね。果たして流行が激しいファッションの業界をリードし続けることが出来るのかどうか…私は確率が低いと考えていますが…どうでしょうね。

株って面白いでしょう。僕はグリーの携帯ゲームは世界に通用すると考え投資しています。この辺りの株価はある意味で正念場、同じく株価位置が高くなったファーストリテイリング(ユニクロ)の高級化への変身は一時的な成功と感じています。銀座と言う一流の場に上り詰め、更に極めるのは至難の業ですね。高い付加価値が要求されますが流行が激しいファッションの業界で常にリードするのは難しいと考えています。GSとかたるの考え方、どちらが支持されるかどうか…株と言うのは当たるとか…そんな問題ではありません。仮説が世の中の動きになるかどうかの話ですね。

投資と言うのはどちらの仮説を信じるか?と言う行動で結果は未来の株価になって現れます。僕はスマートフォンなどを利用したゲームは日本だけじゃなく世界でも支持されると考えています。だから日本発のネット文化のグリーやDENAを推奨しています。でもユニクロは素晴らしいが日本発の「かわいい」ビジネスは大企業化に相応しくないと考えています。個人の個性は共通化というか画一化できないのです。日本だからユニクロファッションはある意味で受け入れられ、デフレと言う環境がユニクロを育てたが…時代下変化しつつあり、上手く景気波動の波を捉えてはいるが…この手法が世界に通用し続けるかどうか…後継者問題も含め、ある意味で疑問を感じており、株を買う気がしません。

皆さんはどう考えるのでしょう。調整の考え方は叩いても、叩いても株価が下がらなくなり下値を切り上げ始めたら、新しいステージを迎えたチャンスなのでしょう。こんなことを2時ごろ書いたのに引けには下げたら馬鹿にされますね。でも今はそう感じています。どうなるでしょう。

s20120416a.gif
人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2012年04月16日 14:08