今日の市況(2012年04月04日)
かたる:米国の3月の自動車販売台数が報道され、クライスラーは前年同月比34%増と驚異的な数字を示しています。なんと世界の勝ち組企業のVWは35%増の3万6588台を販売したと言います。ガソリン価格の上昇が低燃費車の購入に繋がっていると言います。現代も過去最高で3月は6万5000台を超えたと言いますね。日産は13%増でトヨタもマズマズ、ホンダは反動で減ったそうですが、スバルを始め各社好調のようです。自動車産業のすそ野は広くVWは雇用を増やすそうです。
このような画期的なニュースは市場の調整に消され話題にならなくなってきました。逆に最近は悪材料に敏感に反応するようになってきましたね。日銀のマネタリーベースの話が大きく取り上げられたのは久しぶりの話題です。市場は好材料より悪材料に敏感に反応してきましたね。3月の上旬に日経225のRSI70以上の企業は150を超えていました。しかし昨日は16銘柄だったのですね。逆に30以下は格段に増え始めています。つまり完全に相場は調整波動に入ったのでしょう。
通常、強い相場なら循環物色に移り、全面高ではなく部分物色に移行します。一例はアナリストは評価を引き下げており、休養が充分なネット関連株は高くなっても不思議ではありません。更に金融相場の銘柄でも一部は仕手化して物色されても不思議はありません。このような相場は強い相場展開です。しかしこれまで20年以上、必ずこの局面から下げが加速したのが、これまでの日本です。
日銀の金融政策がこれほど市場から注目されるのはおそらく初のケースですね。デフレ脱却は消費増税と合わせて考えられており、ようやく世間の認知が実質成長率ではなく名目成長率の世界を問題にし始めています。僕らは人間は実質の世界ではなく、名目の世界で生活している感情の動物なのですね。物価が上がろうが、もらう給料が上がれば頑張るのです。冒険をして借金をして頑張る人が報われる世界に移行すべきでしょう。努力をしないでじっと我慢する人が成功者になるデフレの世界は終わりにすべきでしょう。
全ての景況感は政策次第なのですね。呆れるイワシ民族の行動パターン。原発推進派は皆無に近いでしょう。みんな原発反対一色です。アトムが泣いています。手塚さんはアトムを美化しましたね。でも小型原発のスマートシティー構想なら原発の存在も可能なのではないでしょうか? 数が増えるのでテロなどの危険は増えますが、キャッシュレスの防犯カメラの時代になり行動が自動的に監視され犯罪など激減する筈ですね。
何処かの新聞に生レバーの話が出ていました。何処かの店が販売したユッケを食べて死者が出たから官僚の管理責任が問われ規制が強化され販売が禁止される。規制強化ですね。金融界と同じ理屈です。今度AIJの問題はどうなるのか?何故、個人の自由が官僚の規制によりどんどん奪われるのでしょう。この原因は僕が長く続けたクレーマーです。私も反省しています。ながく官僚批判を続けました。汚いやり方ですね。規制強化により業界に監視団体を作らせ、自分達の天下り先を用意させるのですね。AIJの年金問題はその一端が明らかになりましたね。最近ではスマートフォンの課金問題ですね。先日、業界をあげて弱者救済の自主ルールが発表され業界の団体が生まれるのでしょう。そうしてその団体に経済産業省の役人が天下りする。午前中だけ出社して新聞を読んで、与えられた社有車で通勤する働かない種族が1000万の高給をもらうのです。これが日本ですね。
個人の自由はないのでしょうか?たとえ食中毒になっても良いからユッケが食べたい、生レバーが食べたい人は存在するでしょう。個人の自由ですよ。一月に10万円以上ゲームに使う人は居るでしょう。何故、パチンコは認められスマートフォンは駄目なのでしょう。子供が使い過ぎるのは親の管理能力の責任ですね。社会が悪いわけじゃない。法外な料金を請求され社会の仕組みを怒る前に自分の子供を教育するのが先でしょう。何故、社会の仕組みに責任転嫁するのでしょう。全てがそうですね。証券界は過酷な管理社会で規制業界です。お客様は自主判断なんかできませんね。私は100億円程度のお金を使い30年以上もかけて、ようやくこの程度の知識です。それで敗者ですね。
IRNETを長く読めば理解できるでしょう。皆さんは恵まれています。赤裸々に語る私の意見を読んで批判をして下さい。そうすれば自分が試行錯誤して実験を繰り返さないで良いですね。時間が稼げます。私の10年は毎日IRNETを1年読めば消化できるでしょう。他人より10年先行できますよ。価値観は人それぞれ、最近、痛感していますね。市場はその価値観の争いの場ですね。意見が対立するのが当然なのです。そうして価格が形成されます。今の市場の焦点は日銀の行動ですね。全ての環境は整っているのですね。今日はこの辺にしましょう。自分なりの考え方を確立させ頑張ってね。

投稿者 kataru : 2012年04月04日 14:09