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反省会(2014年01月25日)

カタル君もなかなか3流のままで…目先の壁を抜けられずに居ますね。上がる銘柄は分かるのに…タイミングが大きくずれる時は、マツダのように2年半、日揮のような1年程度のズレはザラに存在するようです。そうかと思えば…狙いとははずれているが、その後、訪れる好材料を背景に熊谷組のように、あっという間に人気株に育つことがあるので、益々苛立ちを覚えます。その為に目先の動向を最近は重視し、板状況から市場の空気を読もうと考え始めデータを集めながら検証しています。ただこれも厄介で…グリーなどの事例は上がりだそうだと思っていても、明確な変化が分からない有様です。最近は信用買い残が大きく減り始め、明らかに空売りの玉はそのまま残っていますが、現物で渡し株の手当てをしているのでしょう。それとも別の形なのか…。まぁ、目先の動向はどうでも良いのです。グリーを諦めたのはガラケーとスマフォの形を、読み間違ったためですね。まさか、アップルが独自に囲い込みをしているとは思いませんでした。既に1兆円を超えているのです。

きっと悪しき慣習はソフトバンクが、アップルを獲得するために様々な条件を飲んだことにあるのでしょう。そのソフトバンクは、木曜日におかしな動きでした。えっ? 始まったかな…と考えたのが日経レバレッジファンドとの関連ですね。しかし今日の日経新聞を見れば明らかで…、カタルが述べていた「公共性の利益が優先され…」が分かるかと思います。むしろ下げた原因は、早耳筋の此方の影響が強いのでしょう。でも金曜日はファーストリテイリングも大きく下げていますから、カタルの発想も当たっているのでしょうね。きっと…。

この発想は白井さんの講演会が切っ掛けでした。先物から円安と組み合わせる仕組み債を、ヘッジファンドは利用しており、この講演を切っ掛けにして日本株は浮上し始めました。しかしこの背景の裏には、欧州筋の出遅れが原因で、彼らの実弾買いが押し上げていたのですね。この動きはダイフクを紹介した時に気付くべきだったのです。10月の初めに何度か登場させていました。先輩がダイフクのファンだったので、彼女の持ち株が上がっていたのですね。少し前は300円台の株が4ケタになっていたのです。彼女との電話でその動きを知ったのですが…きっと、もっと良く観ていればアルプスなども同様の動きで理解できていた筈なのです。カタルが証券マンを外れ、自らの資金が乏しい為に市場を見る視野が狭まっているためですね。やはり目先の努力をした方が良いかもしれません。

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5月のFRB発言からの回復の形を見れば…明らかですからね。カタルはダイフクやアルプスのような形を、ケネディクスにイメージしていました。あのサマーラリーの時に…ケネディクスの600円台を抜けない原因が、あとで公募増資だと判明しましたが、そればかりではありませんね。その事に今頃、気付く訳ですね。なんと3流か…実力の無さが分かりますね。まるでヤンキーズの黒田投手のようです。彼と比べちゃ失礼ですね。彼は一流の範疇ですが…。きっとマー君も苦労しますね。世界の壁はそんなに甘いものではないでしょう。日本と大きく違う筈です。ある意味で日本は組織に入れば、楽な世界です。松井はその事を、今頃、噛みしめているのでしょう。武藤さんなどは、再びオリンピック事務総長だそうですね。日銀総裁選に敗れても救われる構図ですね。きっと優秀なのでしょうね。何しろ財務事務次官だからね。日本村は実に面白い構図です。みんな仲良しクラブですからね。

この見えない流れ…市場に流れている様々な流れを、どうやって捉えるか? 投資家層の好みに合わせ、物色の動向を探る訳です。カタルは信用創造からの「流動性の罠」からの脱出に拘り過ぎたようです。でもカタルには、やはりアルプスやダイフクなどを買えたかどうか…同時期に光通信を紹介しましたね。ナスダック新高値の話です。過去最高利益の水準が低すぎる為に、オークマや森精機なども見逃しています。前から設備投資だと分かっているのに…です。カタルの好きな安川電機でも良かったのです。でも証券マンを離れた僕にとって広範囲の観察は無理でした。

そうです。今日は反省会をしています。つまり自己弁護ですね。カタルの狙いは正しい筈なのですが…時間のズレが存在します。やはり株は、素人が応援するような分かりやすい形でないと駄目なのでしょうね。あまり大化けを狙い過ぎても時間のズレが生じますからね。でも5割程度の上昇だと分かっている株を…取り上げるカタルの性格ではないですからね。そりゃ、上がらないより上がる方が良いのですが…この辺りの見込み違いは、カタルの性格の問題も、関係しているようです。決して、まともなファンドは3Dマトリックスなど買いませんね。日立は買うけれど、アドウェイズやコロプラなどは買いません。でもカタルは、最初からこれらの人気株を知っていても、買えなかったでしょう。ゲーム等は一過性の利益だと考えているし…アドウェイズなどは、何かいいのか…サッパリですからね。背景を探るのも苦労します。しかし実際は10倍だから…もっとよく背景を調べて知るべきだったのでしょう。まぁ、007に期待しますよ。3万円ぐらいの10倍相場を…。

年初からの動きは明らかに昨年末と違い、逃げる動きですね。もともと僕らは昨年後半の恩恵に与っていませんから、調整があろうとなかろうと、あまり関係はありません。何しろ、拘り過ぎてサッパリだったのです。昨年の成績が4倍にとどまったのも、昨年後半が損ばかりだったためです。中間保ち合いに移り、市場は理想が現実になるかどうか…確かめたいためですね。この綱引きが52週線を挟み行われる訳です。

さて皆さんは、こんな話より、目先のNY市場の下げなどが気になるのでしょう。一昨日が中国で、昨晩はアルゼンチンですか…。まぁ、FRBの金融縮小に絡む仕掛けですね。もともとドルに勝てる道理がない。経済規模が違いますね。米国債を楯に脅しをかけられるのは、中国と日本程度のものです。でもこの切り札は使わない方が効果的ですね。日本は馬鹿ですよね。日産がタイに生産設備を移管するときに…、日銀が円を売れば良かったのです。そうして米国債を買えばよかったのですね。意地を張るから経済がおかしくなります。この4年程のタイムラグは、大きなダメージですね。でも幸い、安倍さんは近年では、最もまともな政治家のようでオリンピック開催など運にも恵まれ…面白いですね。官が三菱商事の金属部門移転に怯え、追い込まれているから、安倍さんのダボスでの岩盤規制の突破の「ドリル発言」になるのです。

この1―3月が一番、見えない時なので…年初からの売りはある程度は仕方ないのでしょう。大儲けするチャンスが間もなく来ますね。ようやく狙い通りの展開になりそうです。どうやって資金を調達するか…の勝負ですよ。今年は4月からと言うより、おそらく2月の末から3月には前倒しでスタートするのでしょう。そうして5月頃はバラ色でしょうね。花粉症が終る季節です。そろそろ、また始まりますね。嫌な季節が…。官僚の自然バランスを崩す小手先政策の為に、カタル君は杉花粉に早くから苦しんでいます。一見、杉を植林した方が効率的に思えたのでしょうね。しかし秋田の材木屋は2軒だったか…1軒しか、残りませんでした。その内の一軒が、カタルのお客様だった実家で…長年、輸入木材に苦しんでいました。まるでコメ政策と同じです。目先の「レベニューニュートラル」(税収中立)などに拘らずに、王道を歩む政策を実行せねばなりません。投資も同じでしょう。

みずほのやくざ融資が発覚したのは、10月頃でしたかね。たかが2億です。でも隠ぺいを図ったことが逆鱗に触れたのでしょうが…。穏便に諭す大人の対応が出来ないものだったのでしょうか…。このような事例が、後々の行動に響く弊害の方が余程大きいと考え、懸念するのは僕だけの発想なのでしょうか? 確かに悪は罰せねばなりませんが、子会社の不正であり、しかも僅かな金額です。1件当たり100万にも満たないのでしょう。バブル期は平気で、やくざ屋さん同業の地上げ屋に、子会社に迂回して数十億円も貸し付けていましたね。場合によれば数百億円規模でしょう。事実、よちゃんは、アポロファイナンスから数十億円を引出し仕手戦に使っていたのです。でも日本航空の時に政治家から「JALをおもちゃにするとは…何事か…」と、おしかりを受け融資を止められましたね。これは実話ですよ。当事者の弁ですからね。

政策を発動するタイミングが、全然、ずれていますね。あの時に厳格な検査をやっていれば、こんな「ていたらく」な日本になっていません。今は逆で、ガンガン融資を促進させて信用創造を計り、流動性の罠から抜け出し、正しい裁定概念を定着させる時の筈です。麻生さんは、態度はでかいけれど、心は小者ですね。官を抑え諭すのは、政治家の役割でしょう。この辺りの問題は、本格的な日本復活に大きく影響します。アベノミクスになるか、アベマゲドンか…今年は正念場ですよ。ジンバブエは極端な事例ですが、アルゼンチンぐらいの混乱はありますね。ガラガラポンだけは絶対に避けねばなりません。まぁ、一介の証券マン崩れのカタルが、懸念する話ではありませんが、僕の失敗を見ると政策の影響が大きすぎて…呆れる人生ですからね。明日は、皆さんが正確な判断が出来るかどうかの資料を提供して、もう一度、背景を探ってみましょう。