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チャートは語る(2014年01月11日)

今日は冒頭からカタルがソニー批判をしている日本の家電業界の貧困さが、WSJの記事にも登場したのでご紹介しておきます。「テレビの未来?未来はない」と言うレポートですね。カタルはハードを売るのではなく、ソフトのデファクト・スタンダードを作ることを提唱しています。テレビはインターネットと融合し、情報のツールになりますが…そのソフト資産をどう活用するか? いい事例がNHKの「おしん」と言うドラマです。フジテレビの「東京ラブストリー」もありますね。過去つくられた日本の文化を核にアジアでソフトを販売するのです。この仕組みを世界に広げればいいわけです。ソニーには映画にゲームがあり、核企業としてのソフト配信機能が備えられています。更にテレビを製作し販売している訳で、簡単にユーザーを誘導できますね。当初は採算を度外視して、デファクト・スタンダードづくりをすれば良いのです。丁度、スマフォのアップル版ですね。つまりテレビでコンテンツを販売し、収益を上げることに専念すればいいのです。アップルは既に1兆円を超えたのです。この分野は付加価値が高いだけに、大きく伸びますね。BBCと組んだり、様々なアイディアが浮かびます。ゲームでは任天堂も参加させたり、映画も同じです。何故、この路線に舵を切らないのか…さっぱりカタルには分かりません。4Kなどと、3Dで失敗しているのに同じ過ちを繰り返す日本の家電業界の発想の貧困さが競争に敗退する理由でしょう。

たまたまニュースを見ていたら…ラスベガスの家電見本市の話で、このレポートが登場していたので紹介しました。今日の日経新聞には、以前、カタルは述べたダイフクの関連記事が、一面に踊っています。大和ハウスが通販向け物流に2000億円の投資と言う話ですね。海外ヘッジファンドなどが先行して物流拠点を大規模開発していたのですが…その後追いの投資です。設備投資関連が注目されており「ダイフク」の株が買われる背景が、この記事からも読み取れます。ただ株価的には既に第3ステージに入る所ですね。このように、一見、何気ない記事が株価を動かす原動力になっています。カタルはスペイン経済の立ち直りを見て、欧州の建設事情を予測し、更にグローバル展開の相場を見て、「板ガラス」を連想し登場させたのが、12月7日の株式教室のレポート「お年玉」ですね。日本板硝子は123円→157円でした。古河電工は233円→279円です。日経225の銘柄でも、この程度の上昇はするのですね。カタルのレポートを毎日よく読んでいれば、自ずと、自然に身に付くと思いますよ。さて自慢はこの程度にして…。

今日は、昨日は時間がなくチャートを書いて解説している暇がなかったので、その続編ですね。実は昨日は先輩からのお誘いで、昼食をしに東京駅に行ってきました。驚きましたね。なんと鰻重が4000円を超えるのです。二人で8200円程度の価格でした。もちろんお代は先輩の奢りですが…ごちそうさんでした。スーパーの鰻が1380円だったかな? だからやはり高くなっているのですね。中国産でも1000円ほどですからね。最近は主婦ならぬ主夫をやっていますから、野菜の価格高騰も身近に感じています。料理もなかなか面白いのですね。だしを煮干しからとったりして…面倒なのですが、はらわたを取ったりして丁寧に手を掛ければ、美味しい蕎麦のつゆが出来ますね。先日は3回目の挑戦でビーフシチューの肉が柔らかく仕上がり、何とかレストラン並みになったのです。

こんな話はどうでも良いですね。そうだ昨日は、ケネディクスのチャートの話しでしたね。先ずは基本概念ですね。実はメール相談で、同業の「いちごHD」の事を聞かれました。カタルは色んな理由があるので「ケネディクス」を選択していますが、基本的に同じことでしょう。発想が「信用創造機能の復活」ですからね。マネタリーベースの拡大から需給バランスの改善が進み、やがて株や土地の資産価格が上昇すると言うものですね。流動性の罠からの脱出です。何度も背景を話しているから、解説は省きますよ。今日はチャート論ですからね。基本的に綺麗な「三角フラッグ」と呼ばれる形をしています。この形は「買い手」と「売り手」の力関係が、拮抗しているときに生まれます。運動会の綱引きなのです。

先ずは全体的な動きを掴むために、時間軸を引き延ばします。見えなくなったら時間軸を引き延ばし、遠くから作品を眺めるのです。絵画でもそうですね。世の中の原理はたいがい同じものです。この時間軸の長い週足チャートをみると、この会社の全体像が把握できます。2008年からほぼ5年間、下値のボックスの範疇で動いています。そうして昨年4月に2009年の高値599円を抜き、このボックスの上限で、現在は揉み合いを続けています。この形は非常に綺麗ですね。過去5年間の利食いを消化している訳ですね。四季報の株主構成が大きく変わった理由も、このチャートを見ると読み取れますね。安値で買った人が利食いし…新たに流動性供給の思惑で買った新規の勢力が、その利食いを消化している様子なのですね。だから下値ボックスの高値で、株価が止まっているのです。

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さてカタルの予測では、間もなくなのですが…。次のステップの1022円、この壁はほとんど売り物がなく、一気に通過するかもしれませんね。次の目標は1890円前後なのでしょう。そこを消化すると2600円どころの次が、4090円の高値挑戦です。異次元緩和は続きますから、時代の応援は続きます。さて今度はもう少し現実的に、目先のチャートを見てみましょう。

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高値849円と最初の山である619円を結ぶAの線を、Cのポイント589円で、一旦、Aの下降線支持線を現実の株価は破っています。つまり下降トレンドは終了したのでしょう。…がしかし、Bの下値支持線もDの460円で破られていますね。カタルが金曜日に下値支持線に位置していると書いたのは、Bダッシュの311円と直近の安値480円を結ぶ線が現在の株価のラインだと言う意味ですね。このような三角保ち合いは間もなく力の均衡状態が崩れます。そうして上か下のどちらかに放れるのです。この力のバランスがきれいな三角を形成しているので三角フラッグと呼ばれ、みんなが注目しているのですね。

この揉み合いを離れる前に、「だまし」を形成することもあり、一度、下値に行くように見せかけた後に、上に行くケースもあります。つまり直近の安値480円を下回る場合もあるかもしれません。ただ400円を割る演出は難しいと考えています。まして311円を下回る確率はマネタリーベースの拡大や東京の容積率の拡大、オリンピックを控え、絶望的でしょう。つまりこの戦いは「勝ち」が決まっているのでしょう。週足もそう見えますね。だからカタルは、何度もこの日足ボックスの619円の橋頭保を破ってから、参戦しても良いよ。…と述べていますね。その方が時間的に早いのです。

ただ株の世界は、何が起こるか分からないのです。ある日突然、中国との戦争になるかもしれません。でもカタルは確実に勝利をものにできると、論理的な背景を、何度も解説しているのです。週足のチャートを見れば、大相場が確信されることだと考えています。今は日々の出来高が1000万株ほどですが、1億株を超える日が来るのでしょう。それが出発の合図と思っても良いのでしょう。「乗るは大相場」