« 底入れを示唆する現象 | 最新の記事 | 鬱からの脱却 »
調整波動を考える(2013年08月31日)
調整パターンは色々ありますが、これまでの人気株の動向を見ると…、現在の相場状況がある程度は掴めます。11月より上がってきた人気株を見ると…新興株ではガンホーにナノキャリアなどの人気銘柄が、市場を引っ張ってきました。しかし…ナノキャリアは完全に人気が冷めてしまったようですね。逆にこの所、元気を出してきたのはサイバーエージェント、デジタルガレージと言う「仲良しクラブ」の銘柄です。東京には株式投資の好きな新興財閥とまで行きませんが…若い投資仲間が存在します。その人たちが関与しているので、これらの銘柄は全体が調整波動を続けていても、今まで人気圏外だった影響もあるのでしょうが、比較的、需給バランスがいいのでしょうね。休めば上がるボックス圏の繰り返しなのでしょうが、全体が休んでも人気株が生まれており、良い傾向ですね。カタルはあまり魅力を感じていませんが、市場に人気株が存在することは嬉しい限りです。

全体調整の進行度合いを、人気株の動向を探ることで…掴むわけですね。この所、ガンホーなどを連続して採り上げ…銘柄として魅力はないが、テクニカル面で5万円を割れてからならリバウンドを狙えるかもしれないと…注目していたガンホーは、一歩手前で、一旦は反発しました。同様の感覚を最近感じるのは、嘗ての人気株だったナノキャリアの存在です。テクニカル面の山を見ると、相場の出始めの最初の山を、現在の株価は下回ってきました。経験則から、ここから下は買い場の筈で、一回は、調整波動を抜け出る場面があるのでしょう。ナノキャリアは、ガンホーとは違い、企業業績が赤字で人気化しましたから…未来はあるのでしょう。一度、華が咲いた銘柄より、余程、安心できると思われます。赤字企業でも夢があるなら人気株になるのです。
ガンホーやナノキャリアに共通して言える現象は、転換期が近いと言う感覚です。ただTICK回数上位などには…、現状では魅力ある銘柄は、挙がって来ていませんね。自分が観察してない範疇から、新しい銘柄が生まれる事は良くあります。故に人気株には、常に関心を示しておかねばなりません。

ガンホーの値戻しが、もっと進むなら…、全体のボックス圏のステージが切り上がると考えていましたが、外部要因の不透明さからか…、今週は先週の小さな陰線のコマを包む形で陰線を形成しました。かなり下値に近づいているようですが、未だに二番底を演じるのかどうか…。オレンジ色のAの200日線に絡むパターンも、可能性としてはあります。当初のカタルのシナリオは、このAのパターンでしたが、最近はブルーのBのパターンを意識するようになっています。どっちを辿るにしても、次は5月の高値を抜けると考えていますが…なるべく株価が下がらない方が強い構図なのでしょう。
日足では分かりませんが、今の日経平均株価は26週線上に位置しており、強い相場ならこの辺りを下値として反発しても良いのでしょうが…。金曜日は月末という事もあり安くなったのでしょう。Bのパターンになると楽しみなのですが、なにぶん、11月からの急騰は比較的に強く、かなり大きくな波動を形成しました。故にある程度、調整期間を要するのは、仕方がない現象の一つでしょう。シリア問題は来週にも国連の結果が判明し、米国は短期的な制裁を実行するのでしょう。もう一つは9月のFOMCですね。カタルは12月に縮小を開始するのでは…と考えていますが、市場にインパクトを与えない程度、資金供給を減らす可能性もあります。日本では消費税のスケジュールが決められ、不確定要素がドンドン減りますね。
株式は奥歯に物が挟まった感覚を嫌います。ケネディクスがここ数日、動き辛いのは増資問題からでしたが…、増資が発表され9月11日からの値決めとのことで、このタガが外れます。正式な増資発表を受け、次のステップの目玉になりそうですね。昔は公募増資が発表されると、株価が高くなってきたものですが、そろそろ、そのような時代になっても不思議はないと思いますが…。月曜日からどんな反応を示すのでしょう。楽しみが増えてきました。これから…出かけるので…この原稿は昨日、書かれています。明日はアップが遅くなります。または…ひょっとすれば休むかもしれません。