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調整波動の考え方(2013年06月01日)

基本的に、やはりアノマリーは存在していたという事なのでしょう。相場は昨年11月から上昇を続け、マツダのケースで説明したように過去最高利益を織り込み株価は上昇してきました。故にその動向の確認が取れる秋まで、基本的に全体相場は休みなのでしょうね。今回の上昇も何度か途中で「休み」を欲していましたが、例えば4月は予想外の日銀の金融緩和により相場の上昇波が延びましたね。

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基本は政策に株価は反応します。間もなく参議院選挙を意識して新成長戦略を安倍政権は発表すると言いますが、サプライズは生まれないと言うのが市場のコンセンサスです。4月に黒田さんが就任され、後の日銀の金融政策決定会合と同じ状況下にあります。黒田さんは市場の期待に見事に応えましたが、安倍政権の新成長路線は想定内の発表だと言うのが市場の読みですね。ここが非常に重要なのですが、市場が期待していないという事は、非常に良い現象です。仮に事前に期待感だけで株価が上がっているとすれば、例えかなり良い内容のものでも必ず市場は織り込み済みと言う反応を示します。今の状況下では、たとえ予想通りでもイベントが終了し株価は動きやすくなります。つまり材料出尽くし…との評価と同じような反応が生まれるのでしょう。逆にサプライズが出れば、当然、株価は反応します。つまり株価位置が重要であり、イベントの事前に株価が安いことは良い事なのです。ただ11月からの株価上昇は、まだかなり上方に乖離しています。グラフで見ると25日線ではマイナス乖離状態で過熱感はありませんが、200日線では4月の日銀の異次元緩和の時の反発は、23%乖離でしたが現在の200日乖離は27%で、4月の時よりまだかなり乖離が存在します。つまり利食いできる人が、まだ多く存在しているという事です。

カタルが本文で、よく26週線との乖離を話題にして100%乖離の銘柄数を述べています。現在26週線の乖離率が100%以上の銘柄は27銘柄存在します。代表事例はガンホーや東電、サニックス、J・TECなどです。007は既に乖離調整が進展しており55%ラインになっています。10月末からの値上がり率では上位62位ですね。ガンホーが1位ですが、2位はDWセラピテクス4576と言う会社でしたね。3位はPSS7707と言う、何れもIPSからの発想から生まれたバイオ関連でした。この辺りの株価は10月末から10倍以上になっています。株価が5倍以上と言うのは、現在29銘柄ありJ・TECを始めケネデックスなどのカタル銘柄も登場しています。約3550銘柄のなかで1%未満の株を選択するのは、至難の業なのです。カタルのホームページの最近のピーク時の購読者数は8500ほどだったようですが…昨日は6500人になっており、市場の反応が購読者数によっても分かります。努力をしなければ、なかなか成果は得られないものです。くだらない解説でも毎日読めば、何かを得る事が出来るでしょう。そう考えています。

かたるの考え方が正しいわけではありませんが…批判的な観点から、日々の解説を読んでも良いわけです。要するに自分で常に僕の考えを、自分なりに分析して考える事が重要なのです。一応、カタル君は証券界でも10本の指に入ったのでしょう。年収1億のレベルを歩合の世界で成し遂げるのは大変ですよ。外務員教会には5000万円以上になると税務署がうるさくなるので先生の特別監査の対象になります。この人数が10人もいなかったと思います。この人数の中にはディーラーマンも存在していましたからね。セールスだけの数字ではありません。だからマズマズのレベルまで、カタルは到達したのですね。テレビに出ている解説者のレベルは、所詮は素人のレベルですね。多くのスタッフに囲まれ地位があるので、それなりの解説は出来ますが…自分で相場を張ったことがない為に、所詮は駄目なのですね。読者の人が良くご存知でしょう。相場で儲ける難しさを…折角、買った株が利食いした瞬間から暴騰したり、もっと上がると思い売らずにいたら…あっという間に、株価が007のように下がったり…非常に儲ける難しさを実感されている筈です。プロの領域と素人の違いは歴然としています。カタルは心情を全て暴露してホームページを書いている訳ではありませんが、概ね心理が伝わるように…微妙なヒントをさりげなく盛り込んでいます。この文脈の影に隠れた真意を汲んでください。しかしカタルが完璧ならもっと自分の生活が良くなっている筈です。残念ながら、今のレベルは所詮、落伍者のレベルです。

さて今日は…チャート論からの転換点を探ると言うテーマでしたね。やはり007から解説せねばならないでしょうか…。チャート論から見ると未だに調整波動の最中で上昇気配を感じられるものではありません。しかしなかなかですね。チャート論から見るわけですが…業績の変化動向も非常に重要なのですね。現在の007に利益を期待しても無駄なことです。だから当初から決算発表時は下がることが予想されていました。しかしいくつかの場合は、その過程が覆ります。特定筋の介入があるケースですね。J・TECなどは一つの事例でしょう。背景を僕は知りませんが、絶対にアナリストが事前に調査しており、薬の売上額などから見た確信犯が存在しますね。だから現状の業績からは理屈の合わない株価でも、損をしないデータが存在するのでしょう。東電もそうなのですよ。特定の年金ファンドなどが、債券と同じ理屈で浮動株を吸い上げるわけです。どうせ損失は数兆円規模なのでしょう。金利水準を計算し超長期債の利回り計算をすると、失敗した場合でも年金ファンドに玉を割り当てれば、採算ベースに乗る見込みがあるのでしょう。途中で株価が下がっても、最後に帳尻が合うならやれますね。おそらく政治がらみの資金が介入しているのでしょう。電力株はある意味で債券のようなもので…東電株の額面は500円ですからね。実は…この話をするとまた長くなりますから、又にしましょうね。今日はチャート論が主眼ですから…。チャートは基本的に市場効率仮説から来ています。市場は全てを知っていると言う論理ですね。微妙な実態経営は必ず株価に現れると言うものですが…。


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先ず、基本構想が必要です。上場時の高値は514千円です。一見すると株価は3点天井を付け株価は下降波動に様にも見えますが、それならば今回の株価波動は…矢印の下降波動で止まるべきでしょう。相場全体の影響で期待感が増幅されたユーフォリアの現象だと言う見方もあるでしょう。しかし陶酔ならもっとバブル相場に発展するものです。たかが任天堂との取引で上場が実現した株(会社〉なら、2010年の時にあの株価は示現しません。QBは簡単な技術で一般化されており、評価に乏しいとの批判もあるようです。しかし僕はソフト技術者ではありませんが、融合性の問題がソフトにはあり、簡単に製品化できない筈ですね。故に007はカーナビのQB開発に3年も掛かったのでしょう。もともと開発要員が少ない弱小企業です。多くの案件をこなせません。村田の資本提携は非常に意義があります。村田の組織が利用でき、販売網が利用できるからですね。そう考えると大手レベルの開発は半年と言う評価に格上げする見込みが生まれますね。

日本の大手家電は急速に情報を取組んだユビキタス社会に突入します。何も4月に解禁されたスマフォの家電操作だけではありません。僕は日本が得意とするITSの構想の発展に、関与する可能性をも予感しています。スマフォとカーナビは結びつき、交通渋滞などのビッグデータの情報のやり取りをします。その際にSQLの活躍余地が広がると考えています。膨大な情報の検索などは出来ないのでしょうが、限られた情報量の中から選択する能力は優れている筈です。だから多くの家電メーカーのポケットカメラに組み込まれたのでしょう。村田からの第一弾にWiFi通信が選択されたのは、ソフトが軽いからでしょう。質が良ければ、いいと言う訳ではないのでしょう。費用対効果の考え方に似ています。組み込みソフトの情報量が少なければ良いはずです。シンプル・イズ・ベストの考え方は、何処の世界でも一緒でしょうね。僕が007に本当に期待するのは、これから訪れるスマート・コミュニティーには、情報がキーワードになり、その分野に経営資源を集中し、視野が大きく広がっている社会環境があります。任天堂で崩れた業績をデジタル家電で凌ぎ、激変環境の荒波に迅速に対応している能力ですね。何が飛び出すか分からないワクワク感があるのです。スマート・グリッドなどの効率化の考え方は、日本が目指す未来社会なのですね。そのトップと言うか…最先端に小判サメのように食い込んでいる逞しさに惚れているのでしょう。

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チャート解説の筈が…あらぬ方向に飛びそうですから、解説はここまでにして、要するに成長のステップと言う背景が存在するのです。今回の株価39万台示現の現実は、その為に布石だと考えているのです。人間は弱いものです。今度30万円台に株価が戻ったら、売りたいを思っている人が大勢いるのですね。その心理を創るための布石ですね。そう考えないと信用規制の動向や村田との提携の発表などのタイミングに整合性が取れないのです。この事を解説すると長くなるので、今日は止めます。さて目先の日々の動きを追ってみましょう。現在の株価は21万前後です。この水準は2回目のストップ安の水準で、21万で買った人の利食いを消化できないで状況にあります。目先20万割れで買って、噴いたら売る小判ザメの目先投資の玉は限られたものです。問題は26万の玉ですね。この玉の利食いが進むかどうか…で、需給バランスは変わるでしょう。

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先ずは25万ラインをクリアできるかどうか…。23日の比較的大きな陰線の高値を更新できるかどうかですね。ただ、まだ75日線とのかい離があり、スタート時期には早いかな…とも考えています。折角、休みに入ったので横ばいの時間が、一番望ましいのでしょう。人間は時間の経過には、なかなか耐えがたいのですね。コマツが大きくなる前に1年半程度、休んでいました。2003年8月に693円を付け、株価が走り出すのが2005年の4月の陰線が起点になっています。この月の安値が715円ですね。月末は740円です。あの時間空間は多くに人の考え方を変化させるに充分な時間なのです。それからコマツの株価は2007年の10月まで走り続けますね。およそ2年間、爆走します。コマツは非常に大きな会社なので、時間を要しましたが…。どの株も走る前の休みは充分とった方が良いのでしょう。

まぁ007はこれから徐々に下値を切り上げ、30万から35万程度で充分に休む動きが在れば…僕の理想とする相場イメージに近づきます。だから僕の感覚が正しいなら株価は下がりません。決して一気に新高値を取るものではありませんが…徐々に高値を更新し、非常にゆっくりとした上げ方を形成し、来年の2月を迎えるのでしょう。今のシナリオはこんなイメージですが…手替わりによる新規参入者が参加すると、また別のシナリオになります。僕は時々手替わりの話をするのも、そういう事ですね。ピカ一の素質を保有する銘柄は、他に僕には見えませんからね。やがて時間が経過すれば、誰かが見逃さない筈なのですね。宝物はそんなに市場にはないのです。このカタルの空想が市場から支持を受けるかどうか…それは相場に聞くしかないのです。このような文章を公開することを、株価操作する行為だと言う人が居るかもしれません。それならば自分でやってみればいいのです。市場と言うのは、そんなに簡単に相場をコントロールできるものではありません。日銀さえ、長期金利の動向に四苦八苦し試行錯誤を続けていますね。僕は常に自分が一番正しいと思い行動しているだけの話ですね。

まぁ、思い込みが激しいので失敗も多いのですが…反面、果敢にリスクも取り、東レや日立のような安全パイに逃げもしません。僕が年金担当者なら間違いなく、この2銘柄はコアにしますね。そうして売り買いを続けます。安くなれば買って高くなれば利食いをする。その操作を、毎日、繰り返せばいいのです。もう少し小さなまともな株を、最近、新聞からまた見つけました。何れ話題にするかもしれません。昨日はユニデンが下がりましたが、心配はないでしょうね。この時期にこのような動きをするのですね。仕掛け筋が存在するのでしょう。更にアドバルーンを掲げただけで、株価も反応しましたね。アークのような状況にはなりませんでしたがマズマズの動きですね。また買ってみたくもなってきました。でも僕は他にも選択肢があるのですね。おそらく6月は二番天井を探りに行き、大きく更新できずに横這いでしょうね。イメージは強いのですが…休みが必要だと言う感覚です。売りそびれた人も心配はないはずです。6月はまた利食いする機会があるでしょう。故に新興株は買い場を模索し、一般株も、もう直ぐ株価が落ち着きます。あと1週間程度でしょう。三菱UFJの579円の窓埋めなどが…指標の一つになるかもしれませんね。

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