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株式教室

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相場の検証(2012年12月15日)

明日は衆議院の選挙です。皆さん投票に行ってくださいね。
今日の東京は、どんよりした曇り空…少し晴れ間が見えますが、暗いどんよりした天候は新潟を思わせます。カタル君は新潟産ですからね。親父は江戸っ子ですが落ちぶれて都落ちの部類です。親戚の多くは負け組のようです。この親族のつながりと言うのは、核家族化が進み、毎年希薄になっているように感じます。お祭りはイベント化し、村社会の楽しみから脱線している様な気もしますね。長岡の花火は、今では県外の観光客の方が多いのではないかと思います。8月2日、3日の市内の宿泊施設は関係者が優先され、県外の観光客は少し離れた地域の温泉宿などに分散されます。平潟神社のお祭りなどは、子供の時分はずいぶん楽しみな行事でした。

画一化された教育制度のもので、人間性がいつしか失われ、社会にユトリがなくなっていますね。それとも、このユトリがなくなったと思うのは、僕だけなのでしょうか? どうも…個人情報保護法案などの弊害、副作用が社会に生まれ、歪んでいるようにも見えます。明らかに過剰な規制の運用です。金融から通信業と、名簿を扱うところは全てこの対象ですね。人間らしさとか…豊かさの原点とか…、少し考えた方が良いですね。日本は明治維新以来、追い続けた欧米文化への幻想を断ち切った方が良いと思うのですが…。米国では再び銃の乱射が小学校で起き、26人もの犠牲者が生まれたそうです。銃規制を、何故、考えないのでしょう。この規制の是非や運用の裁量は難しいですね。日本の村社会には嘗て「大岡裁き」と言う裁量が存在し、昔は上手く利用されていましたが、いつしか、ガチガチの規制ばかりが目立ちます。なぜか…懐かしい匂いがする「青べか」の世界ですね。

老人の漁師が、壊れそうな平船を先生(山本周五郎)に売りつけるのですね。青のペンキが塗ってある小さな平らな船を買う訳で、その船で周辺の沼地のような場所に釣りに行くのですが…その船を小説の題名に選んでいます。台風の被害や公害問題など…更に東西線の開通などにより浦安地区は激変していきます。しかしあの舞台となった。昭和一桁だと思われますが…。あの小説は、その古き良き時代の日本村社会の姿が、イキイキと描かれており、ホッとする場面がいろんなエピソードを通じ描写されています。夜祭などの村祭りに、必ず描写される「夜這い」など慣行は面白い描写です。

さて今日は株式教室、日経新聞によると日銀の新貸出制度の根幹が明らかにされており、株式市場の認識と違うようなので注意が必要ですね。米国の追加支援策は450億ドルを毎月長期債の購入に充てると言います。ツイスト・オペの短期債からの乗り換えが、種不足で切れますから、その分を補うのですね。注目されるのは、更に失業率を目標値に据えたことですね。政策の目的は経済活動を円滑にすることです。この趣旨を良くバーナンキは理解しているようですが、日銀には目標達成の努力不足が感じられます。だから批判を受けるのです。「包括的な金融政策」(国債だけでなく株やリートと言った危険資産まで踏み込んだ買い入れ処置)は、踏み込んだ良い政策です。今回の貸し出し支援案もそうでしたが総額を設けていますね。ここが間違いですね。円滑に資金が回転するまで無制限に…いくらでも貸し出しを行えばいいのですね。これじゃ…後退している印象を抱きます。実際は同じことなのでしょうが人間は心理で動きますね。15兆円と無制限では、アナウンスの響きが違います。選挙後の株価にも影響を与える可能性を考慮せねばなりません。年間で15兆円の日本と、44兆円ほどの米国の違いですが…。基本は資金量ではなく、経済指標の問題です。物価や失業率など…円滑な経済活動を目指す事が大切です。これからも数字を追うことになります。

銀行株が、なかなか上がらない理由は、この辺りに原因があるのでしょうか? 米国はある程度は理由が分かります。しかし邦銀の株価上昇の環境は、非常に恵まれていますね。金融危機の影響は皆無なのですね。僅かに中小企業金融円滑法の不良債権だけです。このグループ向けの債権は正常債権にも転じる非常に流動的な貸出先がほとんどでしょう。だから世界一のGDPを誇る米国が立ち上がり、空洞化の処理がほぼ終了した日本は円安に向かい、マイナス面のブレーキからプラス面が表面化してきますから、これら債権はおそらく正常債権に向かう段階で、この債権の買い取り先は美味しい獲物ですがから、円滑に処理が進みます。故に経済に与える影響は少ない筈ですね。来年は邦銀の株価は面白くなりますね。一部で自民党政権に移行すると国債の消化を危ぶむ声がありますが…日銀は買い取っていますから大丈夫でしょう。どう考えても条件は整っています。どの程度、アクセルを踏むかどうか…の匙加減の問題です。

数字が表面化するのは…来年の春です。野田さんが衆議院解散を打ち出したのが11月14日です。昨日で…1か月間経過したので、この間の上昇率を調べてみました。その結果が此方です。時価総額の基準も設けました。検索数はおよそ2300銘柄で上位50銘柄を掲げたのですが…キャプチャーに入る範囲の35銘柄を掲げます。11月14日、12月14日の終値で比較しており、当日、株価が付かなかった銘柄は削除してあります。平均すると上昇率は10.14%でした。ずいぶん株価が高騰したかと考えていましたが…実際は10%程度しか上がってないのです。IRNETで取り上げている銘柄が、上位に並んでおり改めて、なかなかカタル君、すごいじゃん…と感じた次第です。今回の株価波動は、10月の下旬から既に取り上げていましたからね。ただ「財政の崖」の懸念を同時に想像しており、この点が明らかにハズレです。これから時間差で表面化するかもしれませんが…FRBには敵いませんからね。

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みずほでも10.7%超えており、平均の数字をクリアしていますね。三菱UFJは12.5%で、野村は28.4%です。およそ110銘柄は30%の上昇率を超えています。出来不出来の基準は、やはり此処でしょうね。ただ気になるのは、やはり仕手系の銘柄が強く、最近になり大型株の動向が目立っていますが、テクニカル面で過熱感が生まれ始めていることですね。いくら素質はあっても、シャープを更に買い上がるほどの度量がある有力筋が存在するとは思えないし、一気に公募玉を拾うほどの大手銀行の上昇によるボリュームアップが謀れる相場を連想するべきなのかどうか…。しかし今回は本物とも考えており、故に2003年型ではなく、緩やかな上昇を念頭に於くべきかもしれません。だから仕手系の銘柄が、しばらくは中心になるのかもしれません。理由は参入セクターが非常に慎重だからでしょう。しかし緩やかな上昇は一番強い形とも見えます。大きな中華鍋の大底から離れる雄大な相場を念頭に考えています。家庭用の小さなものではありません。1000人前の中華鍋があるかどうか分かりませんが、非常に緩やかな角度を念頭にしています。あれほど優秀な小手川君も痛手を負っている筈です。そんな環境の筈ですからね。徐々に傷が癒えるのでしょう。

何故、非常に強いのか?
例を掲げ説明しましょう。先ずオリコを見て下さい。この間(11月14日から12月14日)の上昇率は僅か6.3%です。先駆したからですね。しかし株価は下げませんね。更に、倒産会社アイフルは、この間も上昇を続け32.1%ですね。マツダはどうでしょう。33.6%ですね。低位株は、やはり変化率が高いですね。危険だからですね。変化率が高いという事はリスクが高く、余程の注意を要します。ここで相関係数などを掲げようと考えましたが…今日は疲れたので止めます。今日の文章には迷いがあり、考えがまとまっていませんね。要するに循環物色の好環境と思われる理由を掲げようとしたのです。先駆した銘柄の株価が下がらない相場は、すそ野が広がっています。今日はこの辺でご勘弁を…。少し眠いし…これから昼寝ですね。