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隠された狙い(2012年10月20日)

最近、迷惑メールの中で多くなったのがB-CASカードの販売かな? 
俗にいう海賊版か、違法ソフトなのでしょうが…これだけ多いという事は商売になっているのでしょうか?出会い系も相変わらず多いですね。所謂、H系のタイプですね。勿論、チャンとしたお見合いを成り合いにしている会社もあるのでしょうが…。不思議なことに女の子のあっせんではなく、女性が男の人を買うと言うケースも多く見られます。謝礼を払うからセックスをしてほしいというタイプですね。本当かな? やくざ屋さんのしのぎのケースも多いのではないかな?と推測しています。長くやっていると一日に100通を超える迷惑メールは、いい加減に呆れますね。IRNETは既に「おわコン」?(終わったコンテンツとも、主に一般ユーザーに飽きられてしまい、一時は栄えていたが現在では見捨てられてしまったことを指すネットスラングである)の部類なのでしょうか…。

「エアーイン」(その場の雰囲気に溶け込むこと)だとか、先ほどNHKで言葉をテーマに取り上げていましたね。このような文化の変化と言うか、現代言葉の移り変わりが激しく、若者に接する機会が少ないと変化が分かり辛いですね。株屋は時代を読むのが商売で常にアンテナを高く…と思っていますが、投資と言うのは心の変化をも要求され僕のような人間には難しいですね。

最近、空売りこそしませんが…相場に対する視点が現場を離れて変化しています。昨日、久しぶりに友達から電話をもらい話していたら気付いたことがありました。知り合いでお金持ちになった証券マンがいますが、彼の時間の観念がズレているという話ですね。しかし当たるのですよ。長期的には貴重なデッサン力なのですが…。現場では応用できないのですね。もう一人の大金持ちになった人もそうだったですね。結果論は大儲けできるが…多くの人と時間の概念が違うのです。お金持ちの特性は我慢できない時間を耐える事なのですね。

昨日の話しは、数年前にソニーが5000円台の時に「ソニーの株は必ず500円になる」とその金持ちの人は予言していたというのです。当時のソニーは1万円台から下がり、一旦上がり始める時期でした。たぶん2006年から2007年の話しなのですね。僅か5年から6年の移り変わりです。1000円を割れた今は真実味が増しているわけです。そのソニーはリストラを発表したようですね。彼の根拠はソニー生命など…本業を離れ食い始めたソニーを揶揄していたというのです。この説に立てば…トヨタも同じ運命を歩むことになります。最近のトヨタは自動車ローンの利益が増えているようですからね。詳しく調べてないが、そう言われているのを聴いたような…。僕の文章には「…」が多いですね。理由は明確でないからですね。自分で調べていれば、「…」を使って誤魔化しませんが、定かでない推測を語っているから「…」を用いるわけです。現代言葉の「私的には…」の「的」にあたりますね。

ある意味で「中外新報」と言う「ゆすり、たかり」の新聞屋の時代から、日経新聞が現在のように変貌を遂げたのは、時代をリードする感覚を持っていたからでしょう。「シニアが拓く」と言う特集は面白い視点です。「シニアがひらく」ひらくと読むのですね。開拓は分かるけれど、なるほど…、ひらくか。この産業はきっと育ちますね。だから関連企業を探し出てきたら買わねばなりませんね。僕は早くから携帯ソフトに目を付けていましたが…失敗続きだったですね。結局、グリーが出てきましたが、DENAだけに特化すれば良かったとも思っていますね。散々やられました。MBOにあったサイバード、更に切り替えたインデックスなど…、狙いは合っていましたが、相応しい企業選びに失敗しましたね。時代に合う企業を選択することは非常に大切ですね。最近の成功事例は介護の「ツクイ」ですね。

さて今日は、昨日の続きだったですね。「パーツ」の話です。様々な部品が世の中には溢れています。その中から相場に関係のある重要な部品、パーツを探し重要度の高いセクターを選びます。この「シニアが拓く」は重要度が高いですね。何故なら、団塊の世代はぞくぞくと退職し新しい文化が生まれます。先日、僕は山登りをしましたが…槍ヶ岳と富士山を選びました。それぞれツワーを利用したわけです。前者は毎日新聞、後者はツアーバス系でしたね。信頼感のある新聞社は中高年が多く70歳が一つの基準のようでした。時間とお金を持った豊かな年金族をターゲットにする商売は儲かるのでしょう。だからこの産業は重要なパーツになるのですね。キーワードは信頼と安全です。価格は重要ですが、それ以上に安全が重要視されますね。だから適正利益が確保できるわけです。安さを求めれば…当然な話しで安全性は損なわれます。

僕はスーパーで比較的に高い商品を選ぶことも多いですね。一般的な価値観は安さなのですが…野菜などは生産者が決まっていませんから、価格の高いものを選択します。でも大手メーカーのブランド商品は価格重視です。先日、北海道の小麦生産農家を応援しているパスコ社長をテレビで見てからは、なるべくパスコ(敷島製パン)を選択しています。まぁ、価格も山崎パンよりパスコの方が安いのですが…。今の野菜価格は安く、農家の方は大変ですね。これじゃ利益なんか出ませんね。トマトだけはずっと高いのですが、キャベツなどはトホホの世界ですね。昨日はミネストローネを、缶詰をベースに創りましたが不評でした。野菜の切り方が大きすぎると言うのです。何しろ失業者なので…かみさんが働き手ですから。

話しはそれましたが…パーツの話です。今日はこれをメインにしようと考えていたけれど…ドンドン変化してしまいます。世界の金融は米国やイギリスに主権があります。金融を握っているのはユダヤ系の白人たちですね。彼らは戦略的に犯罪ギリギリの世界で行動をしますね。モラルもありません。法律を守れば何をやっても許されると思っているのでしょう。市場原理主義が嫌われるのは此処ですね。僕が負けたのも此処です。ハッキリ言って「こんちくしょう」の世界ですよ。終身雇用や年功序列は良い仕組みでしたね。ただスイスのように価格の二重性が必要でしたね。極端な事例が「米」ですよ。TPPは新しい国際ルールで拒めませんね。だったら彼らのルールに乗り、そのルールを逆手にとって応用すれば良いのです。当然、構造改革には一時的な痛みは必要です。しかしJALと同じで一度、抜本的な傷みを乗り越えれば、なんとか豊かな安定した時代に入りますね。

先日、山本周五郎の「青べか物語」に登場する舞台の浦安に行ってきました。諸説が色々ありハッキリしませんが、郷土資料館では昭和6年となっていましたが…他の説では10年前後だったかな?小説の解説は少しずれていましたね。兎も角、その郷土資料館で見た映像は浦安の歴史で、公害や近代化で東京でも指折りの漁業の街が変化を遂げた街が浦安なのです。それも劇的な変化ですよ。漁業に従事する人々が、泣く泣く漁業権を清算するのですね。勿論、努力をしない人は落ちぶれるのですが…中には成功する人も居るのです。今では都心の住宅地になっており大きな変化を遂げましたね。時代の変化を恐れては、いけないという事なのでしょう。

僕の失敗はアイデンティティーへの拘りでしたね。日本株を売ることへの抵抗感です。株は買うものだと、ずっと先入観を抱いていました。今でも抜けませんね。その結果がこの有様です。「白河の清きに魚のすみかねて、もとの濁りの田沼こひしき」寛政の改革を実行した松平定信を揶揄する江戸時代の川柳ですね。バブルが文化を育てると言う考え方は今も変わりありません。仕組みが変化するのが時代の変化なのでしょう。「ため口」や「ぼかし言葉」などに違和感を抱いているようじゃ…変化に遅れますね。でも僕自身は別に時代の変化に遅れても、自分らしさと言うアイデンティティーを保つ方が良いと思っていますが…。ここに株屋としての価値観とのギャップが埋められなかったのですね。きっと多くの優秀な先輩が敗退していったのも、此処に壁があったのでしょう。僕のとなりにいた浜ちゃんは優秀でした。家の都合で高校しか出ていませんが、日興証券でも指折りだったのでしょう。みんな歩合セールスは優秀でしたね。でも優秀な奴ほどプライドが高く、分かっているが、時代に流される自分が許せなかったのでしょう。武士は食わねど高楊枝の世界を地で行きます。

今日はパーツの話しなのに反省会になりました。ごめんね。「米国の姿勢」が大切なのですね。何故、僕が「財政の崖」と言う減税と財政赤字削減に拘るかと言えば…一度は重要なパーツなので洗礼を受けると思っているのです。しかしバーナンキ議長は先手を打ち、落ち込む前にQE3を実施しました。日銀は景気が落ち込んで、落第点を取っても緩和しないのに…予防的なそれも過剰だと思われるQE3を実施したのですね。だから洗礼などはないかもしれません。まぁ、見方はどっちでも良いのですが、ここでは、このようなキーワードは非常に重要なのですね。欧州危機などは戦略だったのですね。ギリシャを戦略的に利用したもので、ハッキリ言って…既にダシと取った後の鰹節のような存在です。この使い古しの鰹節も、利用の仕方ではもう一度、再利用できますがね。

米国の雇用統計などの経済統計も重要なパーツですが…パーツの価値観はQE3や財政の崖から見れば明らかに劣りますね。それぞれのパーツには価値観が存在し価格があります。底流に流れる大きな流れ、金融機能だと…だから、ソフトバンクのM&A資金が邦銀からの借入だという事は、非常に大きな存在価値があるのです。この意味は何れ歴史が証明します。サブプライム問題が発生した時に、当初、僕はたいした事はないと思っていました。だからその手の解説を事例に掲げ反論していましたが…間違っていましたね。陰に隠れたCDSの存在を理解してなかったのですね。重要なパーツを見逃していたのです。…と言うか、現場の裏舞台は、主役で活躍している金融マンでないと分からなかったのですね。報道されたのは問題が表面化した後でした。重要なパーツは常に事象の影に隠れているわけです。

ソフトバンクのM&Aは重要なコンテンツなのですね。アップルもグーグルも、ウインドウズ8を発表したマイクロソフトも「おわコン」か、どうかの見極めは難しいですね。背景に流れている時代の流れを感じないと大きな相場の流れが見えないのですね。まぁ、長くなったので、今日はこのへんで終わりにします。本題は、少ししか書きませんでしたね。何れ、折に触れ取り上げましょう。皆さんも表面上の言葉より、裏に隠された相手の気持ちを理解するようにすれば、日々のコミュニケーションも円滑に運ぶのでしょう。