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株式教室

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とほほ…(2012年10月06日)

今日は株式教室の日なので、なるべく株の話を…と考えていますが、昨日と言うか今日の早朝にNHKの番組でスティーブ・ジョブズの生涯を描いていました。たしか、この手の番組を見るのは二度目じゃないかと思うのですが…、彼はマッキントッシュの発売で挫折をしてアップルを離れ11年も放浪するのですね。この間、様々な挑戦をするのですが…。

人間と言うのは面白いもので、挫折を初めて経験し、そんな自分の境遇と合わせ、周りの世界を見るもので、何故か、このような人間の生き方とか…に惹かれている自分を観る思いですね。何故、今頃と言うか…山本周五郎の小説などを読みはじめ、「樅の木は残った」や「虚空遍歴」、「ながい坂」に惹かれるのか、昨日はテレビでイザベル1世の再放送をしていました。イスラム教徒のアルハンブラ宮殿を奪回するキリスト教徒の戦いですね。このイザベル1世が王位に就く過程が面白いのですね。

r20121006a.jpgイザベル1世は2番目の妻との子供で弟のアルフォンソが居ますが、異母兄エンリケ4世が王位につくと、イザベルと母と弟の3人は城を追われ不遇な人生を送っていました。王位を継いだエリンケ4世にはなかなか子供が生まれず…と言うのもエリンケ4世はゲイだったらしいのです。ようやく女子が誕生しますが、この子供の出生が疑問視されます。誰が父親かと言う不義の疑惑が生まれ、国内に勢力争いが起こり、最初は弟のアルフォンソが担ぎ出され戦うのですが、この弟が毒殺されます。故に反体制派はイザベルを担ぎ出しますが、イザベルは女であるために、頑なにエリンケ4世が生きている間は…と辞退します。しかし運命とは面白いもので、エリンケ4世が病死するわけで…その直後にイザベル1世は、結婚しているにも拘わらず立ち上がるのですね。そうして王国を支配し、父や兄が実現しなかったイスラム教徒のアルハンブル宮殿を奪回する戦いをするのですね。1474年から1504年の話です。

樅の木は残ったでは、仙台藩のお家騒動が描かれ原田甲斐が我慢する人生を描いています。虚空遍歴では中藤冲也が浄瑠璃の新作を模索するのですね。私が山本周五郎の中で絶賛するながい坂は、下級武士に生まれた小三郎が屈辱を跳ね返そうとする人生を描いています。人の世は挫折を跳ね返しながら育って行くわけですね。今朝の朝ドラでは主人公の純を上司の桐野富士子が諌めます。「犬は飼い主を選べないように、自分達は上司を選べないのだ」と言い、「自分が正しいと過信する人間が反省しないことは、成長を止めたことと同じだ」と言う名言を吐きます。反省がない人間は成長がないか…。

不思議なもので自分の境遇に感じるものをどんどん連想し、色んなことを考えるわけです。まぁ、僕の場合は呆れる政策運営に、いい加減に我慢の忍耐が切れたというか…逃げたというか…自分のあほらしさに気付いたのでしょうね。何故か、自分の姿をそれぞれに主人公に投射し、自分を見ているわけで、故に、あのスティーブ・ジョブズも11年も挫折していたんだ…と共感し自分を慰めているのでしょう。

ただ…相場も良く観察すると勢いはありませんが、それなりに上がっているわけで、ツクイなどは良い事例ですし、能力のない自分を後になって嘆いてもいるわけですね。アコムも実際に買っており、しかし残念ながら都合上、意に反し途中で利食いしているわけですね。ツクイもその範疇です。全て上がっている銘柄を、一度は関心を持ち、買ったりしているから、尚更、悔しさが滲むのかも知れません。何故、三菱UFJに拘るかと言えば、このような金融株が上がらなくては、本当の意味での本格反騰にならないからですね。部分的な上昇銘柄はあるのですよ。しかし僕の技量では、この部分波動で大儲けは出来ませんね。何故なら上昇速度が遅いのです。故に自分の性格上、待てないのですね。上がる銘柄など沢山あります。昨日、取り上げたホンダだって可能性は高いですね。しかし来年の話ですね。グリーは次の四半期決算が見ものなのですね。もし6月から7月の売り上げ推移の伸びが続くなら…次は大いに期待できますね。この見込みがあるからストック・オプションを発行したのでしょう。

会社にはそれぞれに見所があります。株価的な妙味ですね。その会社の何処に注目したらいいかという視点ですね。多くの会社が老人ビジネスに参入するように、これからの社会は団塊の世代が大量に退職を迎え、セカンドライフのビジネスが大きく伸びるのでしょうね。例えば、僕は携帯会社に提案をしたいですね。スマートフォンの使い方の簡単な初心者講座を提供すべきですね。そうすれば団塊の世代の需要も取り込めるでしょう。この年代はスマートフォンに多少の抵抗感があるからですね。電話はまだ話すだけのものだと思っている筈です。音声認識や翻訳機能などは、まだまだ大きく進化するでしょう。ソフト開発はさらに進歩するでしょうね。株価の視点とは、雇用統計や失業率がどうだとか…そのような単純な見方ではありませんね。もっと大きな大勢観が大切なのでしょう。

カタルが大きなテーマとして捉えているのはFRBの実験や日本の外交問題、所謂、歴史観で日本は市場原理の道を歩むのか?それとも日本村らしい北欧型の共存世界を歩むのかと言う時代の流れですね。日産はマーチに続き「ラティオ」を逆輸入すると言いますね。同様に三菱も低価格を逆輸入で成し遂げています。日銀の無策を待っている訳に行かないのですね。しかし、もし日銀が改心すればマツダに軍配は上がりますね。何しろマツダは国内生産割合が70%程度じゃないかな? しかし今の世情では倒産の可能性もあります。ただ貿易赤字は大きく膨らみはじめ、米国の回復が微妙に影響するかもしれませんね。

この辺りの感覚が分かる人は既に株の世界では一人前の部類でしょう。外れ続けるゴタクだけのカタルのページビューは意外にも大きく落ち込んでいません。そりゃ、一時は1万5千人もありましたが…今は4000人弱の方がご覧になっているようです。何故でしょうか?きっと長く読んでいただいている方は、それなりに納得され、何か吸収されているからでしょう。最近は歴史も大きく興味が湧いてきましたね。ただ生活もあるし現状で食えない以上、何か考えないとなりませんね。どうなるのかな?トホホ…トホホの人生は続きます。