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株式教室

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底入れパターン1(2008年01月05日)

今晩は…IRNETの株式教室は如何でしょうね?
前回は年足の日経平均株価を検証し、初期波動の重要性を考えたかと思います。私はチャートの形をあまり信じなくなったのは、東京へ出てきてからです。それまではかなり熱心に色んな本を読んだり、自分で罫線を書いて調べていたのです。東京に来てから、ある仕手グループの人と親しくなり、こんな話を聞きました。専属のチャーチストがおり、チャートの形を造ると言うのです。今日の引けは高値引けにしようとか…、その為にグループの資金が「○○円まで10万株買い」とか、やるのですね。裏を知ったら馬鹿らしくなりましたね。でもチャートの形から将来を推測することはある程度可能でしょう。

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大発会は未曾有の大幅安で新年はスタートしましたが、それほど心配はしていません。あの形から見れば今年の春は高くなるように考えています。基本的に14000円から18000円のボックス相場なのでしょう。昨年2月に18300円の高値を付け、6月、7月と挑戦しましたがこの壁を抜けずに下げ波動に入りました。7月、8月と下げて9月、10月は持ち合い11月、12月と下げちゃったのですね。果たして1月、2月はどうなるのか? 短期的な山場を迎えていますが、かなり好業績なので、この2月までは春の相場に向けた買い場なのでしょう。基本的に2006年6月14日に付けた14045円を割らずに、反発波動に入ると考えています。昨日の株価が14691円ですから、あと600円ほど余裕がありますね。オレンジの部分は日経平均株価の日足です。大発会の大陰線は下値で現れており、最後の投げ相場の可能性もあります。まぁ、テクニカル見通しはもう少し観察しないと分かりませんが、現段階で悲観するほどじゃありません。

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さて、12月22日の問題のチャート(上のチャート)はソニーでした。あの後、ご存知のように何度か下値でのボックス相場を演じ人気株になるわけです。短期的な底入れのパターンとして幾つかの形がありますから、この下値ボックスの形も覚えておくと良いでしょう。既にビスタニュースの読者の人には解説済みですが…過去のトレンドを引き合いに出しチャートを解説するのは比較的、経験さえあれば簡単ですね。しかし現在進行形の形を説明するのは…あくまで推測ですからね。一つの考え方のわけで…こんな事は常識だと思うのですが、金融証券取引法などの法律の施行により、馬鹿みたいに、どの証券会社のレポートも大きな字で、いちいちリスク説明がなされています。馬鹿な法律ですね。一部の悪いことをする奴らの為にスポットが当てられ、真面目な連中まで制約されています。本当に日本と言う国は…兎も角、ソニーのチャートの形から底入れのパターンを学んで下さい。

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