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決算と株価(2007年10月27日)

普通の神経の人は、株で儲からないように、市場は出来ていると思います。株は業績の推移で決まると思うのですが、大幅な増額修正をしても株価は逆に下がることがよくあります。最近ではヤフーです。あの数字は決して悪くないですね。ほぼ市場予測どおりでストップ安ほど、悪い決算ではありませんね。不思議ですね。よく市場で「好材料出尽くし」とか「悪材料出尽くし」と言い、業績と相反する動きを株価が示すことがあります。

今年の春、ソニーが大幅な増額修正(5月16日)をして、株価は5日ほど上がりましたが、その後、下降波動に株価は入りました。不思議ですね。何故でしょう? 確かにゲームやテレビは不振だったけれど、デジカメなどのエレクトロ部門で収益をあげていました。利益の質が違うのでしょうか? ゲームの利益とデジカメは同じようなイメージですよね。
やはり、僕にはここまでソニーの株価が下がるとは思えませんでした。理由は他にあるのでしょうね。考えてみるに、おそらく需給動向なのでしょうね。既にソニーを大量に買っているグループがあり絶好の利食い場面と5月16日以降に判断したのでしょう。

この決算発表時に余程のサプライズが生まれない限り、これまでの株価の動きが決算発表後の株価の動きを決めるのでしょう。…と言うことは、ヤフーは既に充分下がっている位置でこれからは有望に見えますね。さて今後、どうなるのでしょう?
