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転機(2007年10月06日)

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ようやく、相場展開が「買い」に歩のある転換になりつつあります。上の日経平均株価(週足)と騰落レシオ(13週線)の変化を見ると分かると思います。基本的に下げ相場の時に買いで入ってもやられるケースが多く、上げ相場の時に売りで入っても同様です。個別株の業績推移は大切ですが、全体の動き(システマティック・リスク)に影響を受けます。このリスク許容度と言うか、この転機が分かれば大きな投資の成果をあげるが出来ます。その一例として騰落レシオの活用があります。上記のものは13週線ですが、日々線では25日移動平均線が一般的に用いられます。この数字の値より方向性に留意されることが重要でしょう。

更に市場の力強さを見るには、リードする銘柄が存在するか? また、その銘柄の市場への影響度なども問題になりますね。新興株ではソフトバンクやヤフー、楽天。BRICs株では新日鐵、三菱商事など…業界のリーダーの株価の行くえは、需要ですね。買いに力を入れるべきか? あるいは売りから入るべきか? まだ他にもこのようなバロメーターは沢山あります。新高値、新安値の更新銘柄数などもその一つですね。株価の行方はこのような総合的な判断から決定されます。

今回の下げ相場ではサブプライム問題が絡み、システマティック・リスクの度合いを大きくしたようです。市場動向を注目しチャンスを的確に捉えると良いですね。考えてみると大きなチャンスはたくさんありますね。新興株では今回の上昇により僅か2週間程度ですが、5割以上、上昇している銘柄が多く散見されます。2週間で5割ですから、すごい!驚異的な数字です。このようなビックチャンスをものに出来るかどうか? 最後は投資家個人の精神力によるのでしょう。