« 2007年09月 | メイン | 2007年11月 »

2007年10月27日

決算と株価

r20071027a.gif

普通の神経の人は、株で儲からないように、市場は出来ていると思います。株は業績の推移で決まると思うのですが、大幅な増額修正をしても株価は逆に下がることがよくあります。最近ではヤフーです。あの数字は決して悪くないですね。ほぼ市場予測どおりでストップ安ほど、悪い決算ではありませんね。不思議ですね。よく市場で「好材料出尽くし」とか「悪材料出尽くし」と言い、業績と相反する動きを株価が示すことがあります。

r20071027b.gif

今年の春、ソニーが大幅な増額修正(5月16日)をして、株価は5日ほど上がりましたが、その後、下降波動に株価は入りました。不思議ですね。何故でしょう? 確かにゲームやテレビは不振だったけれど、デジカメなどのエレクトロ部門で収益をあげていました。利益の質が違うのでしょうか? ゲームの利益とデジカメは同じようなイメージですよね。
やはり、僕にはここまでソニーの株価が下がるとは思えませんでした。理由は他にあるのでしょうね。考えてみるに、おそらく需給動向なのでしょうね。既にソニーを大量に買っているグループがあり絶好の利食い場面と5月16日以降に判断したのでしょう。

r20071027c.gif

この決算発表時に余程のサプライズが生まれない限り、これまでの株価の動きが決算発表後の株価の動きを決めるのでしょう。…と言うことは、ヤフーは既に充分下がっている位置でこれからは有望に見えますね。さて今後、どうなるのでしょう?

r20071027d.gif

投稿者 kataru : 16:20 | コメント (0)

2007年10月20日

相場のデッサン1

今日は意欲的に相場の構築論を述べるつもりでしたが、残念ながら、昼寝をしてしまい時間がなくなりました。よって、さわりだけになりますが、簡単に述べたいと思います。
相場展開を考える場合、先ずは主体者別の売買動向などを中心に組み立てます。

主だった株式の購入者は、現在は外国人(欧州{中東も}、米国など…)です。
国内の機関投資家は株式運用に熱心ではありませんね。昔はそうでもなかったのです。1985年から1990年にかけてのバブル時代は、特別金銭信託(トッキン)などと言う個別のファンドがたくさん生まれ、自由な投資をしていた時期もあります。個人も最近は2000年、あるいは2005年までの動きは、かなり市場をリードしました。

今は残念ながら、一部の外国人が日本市場をリードしているようですが、どうも2006年から今年にかけ、日本に不信感を持っているようですね。やはりブルドック、村上ファンドなどの影響でしょうか? 兎も角、最近の売買主体をみると、外国人と国内法人の買いが主体のようです。後者は自社株買いと株式持合いによる買いですね。

r20071020a.gif

このように、先ずは需給を考えます。
価格帯別のチャートを見ると16000円前後と17500円前後に大きな壁があります。よって私は当面この間のボックス相場だと考えています。しかし下のロングチャート(月足)を見ると、このもたつきは買い場で何故か強気に見るならば上がるようにも見えますね。つまり日本株はここ数ヶ月の動きは重要なのですね。

r20071020b.gif


今日は時間がないので…さわりだけ。
先ずは全体のデッサン、テクニカル、景気動向など…徐々にテーマを絞っていきます。ごめんなさい、話しが触りだけで…何しろ、僕も色々都合がありまして…兎も角、アメリカ株は大きく下がり、市場の一部にある大幅な下落相場説(15000円)などと言う見方はロングチャートを見る限り、今のところ考えられませんね。むしろ逆に強気に買い場のチャートに見えますね。不思議ですね。時間軸を変えるいうことはやはり重要な事です。

昼寝をするつもりではなかったのですが…ごめんなさい。最近は疲れているのかな?

投稿者 kataru : 17:11 | コメント (0)

2007年10月13日

利益の質

r20071013a.gif
r20071013b.gif

上記の株価推移と業績の変化率を比べて下さい。ヤフーはインターネットと言う新しい市場が生まれその恩恵を受けている会社です。一方、商船三井は不定期船の比重の高い船会社です。ご承知のように「ベルリンの壁崩壊」以来、共産圏の国々が市場経済に参入して市場規模が膨らみ、BRICs諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)などの新興国が1989年からの市場参入によりGDPが増えたので購買力が上がり資源価格の高騰と共に品物を運搬する海運運賃の高騰が見られています。よって、その恩恵を受けているのが商船三井です。商船三井は郵船と比較し不定期船割合が多く、市況の上下に業績が影響されます。下にバルチック海運指数のチャートを載せました。

r20071013c.gif

ここではPERについて考えてみます。
ヤフーの一株利益はおよそ1157円で株価が51200円ですから、PER=株価/一株利益で44.2倍です。一方、商船三井は一株利益が129円で、株価は1978円ですからPERは15.3倍です。およそPERで3倍ヤフーの方が高く買われています。何故でしょうか?

ここで利益の質が問われるわけです。利益の中身で継続的に上がる利益が一番です。一度計上できれば、時間の変化に関係なく失われずに利益が計上し続けるものですね。安定的な利益の中には、公共料金、電力・ガス・水道・通信費などがありますね。次に食費や医療費は景気の波に関係なく一定の利益になりますね。ところが同じ利益でも優先順位の低いものは贅沢品などでしょうか? 衣料費(下着)は、ある程度、定期的に必要でしょうが、ブランドもののワイシャツやブラウスは生活の必需品ではありませんね。やはり景気の波に影響されるでしょう。

他には玩具の利益は一時的なブームが多いですね。今、流行が復活しているルービックキューブなどもそうですね。本来はゲームもそうなのですが…任天堂の場合は、若干、意味合いが違うかもしれませんが評価は分かれます。証券会社の収益も市況に影響されますし、不動産価格も景気の波に影響されます。本来はあまり好景気が続くわけがありません。

新しい市場の利益と言うのは黎明期があり成長期があり、成熟期を向かえやがて衰退していきます。ネット産業は黎明期から成長期に移行したのでしょう。既にウインドウズ95が生まれ、もう直ぐ10年ですからね。ゲームはどうかな? ドンキーコングが生まれたのは…20年以上経ちますね。ゲームの世界は限られた新しい市場を創りました。インターネットはもっと大きいですね。一方、海運はスペイン艦隊の頃からあるのでしょうか?新しい市場が誕生する時に、そのリーデング・カンパニーの株を買うと、ものすごく儲かるということは歴史が証明しています。

通常の利益は売上高に対し10%程度のものです。しかし効率化された会社の利益は違いますね。インテル、マイクロソフトなど製品で覇権を得た企業は高い利益率を挙げています。このように売上高営業利益率が高い会社の売り上げが20%も成長するということは、利益も大きく伸びるということになります。故にヤフーの方が高いPERで評価されています。

通常、市況もののPERは10倍以下が妥当な水準です。商船三井が15倍の評価を受けているのは、まだ伸びるかも知れないからですね。期待感が組み込まれているのでしょう。しかしバルチック海運指数などが下がると、途端にPER10倍以下に向かって動くことでしょう。何故なら採算効率が高いから、既に大量の船舶が発注されています。港湾設備も改善されています。市場と言うのは儲かる所に、資本と人材を集める所です。故に正しく富が分配されるのです。早めに見つけた人は多くの富を享受され、だんだん儲けが薄くなると人が離れていきます。自然の原理ですね。

私は市況ものの利益は一時的なものなので低く考えています。代わりに独創的な利益、誰にも真似できない技術で成り立った利益には高い評価を与えて良いと思っています。競争相手がなかなか生まれないために、一つの技術で長い利益を享受できます。一番良いのはその利益が蓄積され、増え続けるのが最高ですね。過去、日本にも多くの成長株が生まれています。トヨタもそうでしたし、松下もソニーも成長神話を作っています。最近ではセブンイレブンもそうでしたね。今ではスーパーのイトーヨーカ堂に吸収されセブンアイになりましたが…最近ではやはりヤフーでしょう。

単にPERを比較するのではなく時代背景を考え、利益の質を問うと良いでしょう。

投稿者 kataru : 16:42 | コメント (0)

2007年10月06日

転機

r20071006a.gif

ようやく、相場展開が「買い」に歩のある転換になりつつあります。上の日経平均株価(週足)と騰落レシオ(13週線)の変化を見ると分かると思います。基本的に下げ相場の時に買いで入ってもやられるケースが多く、上げ相場の時に売りで入っても同様です。個別株の業績推移は大切ですが、全体の動き(システマティック・リスク)に影響を受けます。このリスク許容度と言うか、この転機が分かれば大きな投資の成果をあげるが出来ます。その一例として騰落レシオの活用があります。上記のものは13週線ですが、日々線では25日移動平均線が一般的に用いられます。この数字の値より方向性に留意されることが重要でしょう。

更に市場の力強さを見るには、リードする銘柄が存在するか? また、その銘柄の市場への影響度なども問題になりますね。新興株ではソフトバンクやヤフー、楽天。BRICs株では新日鐵、三菱商事など…業界のリーダーの株価の行くえは、需要ですね。買いに力を入れるべきか? あるいは売りから入るべきか? まだ他にもこのようなバロメーターは沢山あります。新高値、新安値の更新銘柄数などもその一つですね。株価の行方はこのような総合的な判断から決定されます。

今回の下げ相場ではサブプライム問題が絡み、システマティック・リスクの度合いを大きくしたようです。市場動向を注目しチャンスを的確に捉えると良いですね。考えてみると大きなチャンスはたくさんありますね。新興株では今回の上昇により僅か2週間程度ですが、5割以上、上昇している銘柄が多く散見されます。2週間で5割ですから、すごい!驚異的な数字です。このようなビックチャンスをものに出来るかどうか? 最後は投資家個人の精神力によるのでしょう。

投稿者 kataru : 15:00 | コメント (0)