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株式教室

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見方が違うと…(2007年04月07日)

今日は株式の基本的な考え方を書きましょうかね。
投資の成果は、投下資本に対するリターンで成果が決まります。

r20070407a.gif例えば、Aと言う人は株で100万円を儲けました。しかしBと言う人は30万円しか、儲かりませんでした。この設問だけでは、どちらが効率よく儲けたのか?分かりませんね。一見すると、Aのほうが優れているように感じますが…

Aと言う人は1000万円の元手で100万円儲けました。Bと言う人は30万円の元手で30万円儲けました。と言うと…Aは10%で、Bは100%になりますね。
今度はAと言う人よりBの方がすごいね。…と、なりますね。

ところが…今度はAと言う人は1000万円で100万円を1日で儲けました。しかしBと言う人は30万円の元手で1年かけて30万円を儲けました。となると、どうですか?Aの方がすごいですね。

このように投下資本に対してのリターンが割合で示され、割合と時間軸の認識が投資の世界の評価には、必要だということがわかると思います。ここで投資資本にも金利が掛かることを、皆さんは考えたことがありますか? 今、投資するお金にはコストがかかっているのです。たとえ、自分のお金で借金をしなくても、お金には基本的なコストがあります。

仮に自分のお金で国債を買っていれば、1.7%ぐらいの金利を生んだことでしょう。株式投資の収益はキャピタルゲイン(値上がり利益)だけだと考えている人も結構多いと思います。しかし株式には配当がありますね。更に株主優待という制度もあります。日経新聞を見ますと右端にPERと言う項目と益利回りという項目があります。益利回りはPERの逆数です。つまり配当性向を上げれば、単純な利回り比較が出来るのですね。

金曜日の日経新聞には4.46%と載っています。予想基準では4.43%ですね。長期国債の利回りから益利回りを引いたものがイールドスプレッドです。何故、外国人が日本株を買い続けるのか? 下のグラフにその理由があります。

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